マチノワ · 2026年 春号
2026-07-21
BENIYA SHOKUDO ODAWARA SHINYA

紅谷食堂、
新屋の食堂。

伊豆箱根鉄道大雄山線で小田原駅から十二分ほど揺られると、相模沼田駅に着く。駅は南足柄市沼田にまたがるが、このあたりは小田原市新屋との市境が入り組み、香料工場を囲むように低層の住宅が広がる、いわゆる観光の中心からは離れた生活圏だ。紅谷食堂は、その駅から歩いて八分ほどの住宅街に構える。新屋は低層住宅専用地域に指定された静かな一帯で、飲食店の看板は多くない。ラーメンや定食を昼に、酒とつまみを夜に出す、地域の暮らしに沿った食堂である。観光の合間に立ち寄る店ではなく、この街で働き、暮らす人がふらりと腹を満たしに来る場所として捉えたい。

副題

小田原市新屋、昼夜で顔を変えるラーメンと定食の食堂

編集

マチノワ編集部

小田原市新屋、昼夜で顔を変えるラーメンと定食の食堂✦編集部厳選✦BENIYA SHOKUDO ODAWARA SHINYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦小田原市新屋、昼夜で顔を変えるラーメンと定食の食堂✦編集部厳選✦BENIYA SHOKUDO ODAWARA SHINYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

小田原市新屋、昼夜で顔を変えるラーメンと定食の食堂。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。伊豆箱根鉄道大雄山線で小田原駅から十二分ほど揺られると、相模沼田駅に着く。駅は南足柄市沼田にまたがるが、このあたりは小田原市新屋との市境が入り組み、香料工場を囲むように低層の住宅が広がる、いわゆる観光の中心からは離れた生活圏だ。紅谷食堂は、その駅から歩いて八分ほどの住宅街に構える。新屋は低層住宅専用地域に指定された静かな一帯で、飲食店の看板は多くない。ラーメンや定食を昼に、酒とつまみを夜に出す、地域の暮らしに沿った食堂である。観光の合間に立ち寄る店ではなく、この街で働き、暮らす人がふらりと腹を満たしに来る場所として捉えたい。

POINT01
ラーメン×定食×一品料理 · 小田原市新屋

町の食堂らしい、ラーメンと定食が並ぶ品書き

品書きの軸になっているのは、担々麺や五目ラーメンといった数種のラーメンと、餃子、餃子とラーメンを組み合わせたセット、中華丼といった、いわゆる町の食堂に根づいてきた顔ぶれだ。昼どきには汁物が付く日替わり定食も用意され、実際に足を運んだ客の記録では、ある日はカキフライを主役にした定食が黒板に書き出されていたという。魚や肉を使った一品料理もそろい、酒のあてとして楽しむ使い方もできる。ホッピーなど酒類も用意され、昼の食堂と夜の一杯飲める場、両方の顔を一つの品書きが支えている。値段は一皿・一杯とも手が届きやすい水準にとどめられているとみられ、観光地の食事処のような構えではなく、近所の人が日々の食事を託す場所としての品書きだと捉えるのが近い。メニューは変わることがあるため、その日出せる料理は訪問時に確認したい。

看板の顔ぶれ担々麺・五目ラーメン・餃子・中華丼など
備考日替わり定食・一品料理あり(内容は訪問時に確認)
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POINT02
食堂×晩酌 · 小田原市新屋

昼は食堂、夜は一杯。ふたつの顔を持つ通いやすさ

紅谷食堂の特徴は、時間帯によって役割を変える点にある。昼は定食やラーメンを出す食堂として近所の人の腹を満たし、夜になると酒とつまみを出す一杯飲める場に変わる。実際に訪れた客の記録によれば、昼どきから酒を楽しむ姿も見られたといい、時間の区切りに縛られない、地域に根づいた使われ方をしていることがうかがえる。観光地の飲食店のように一見客を意識した演出はなく、ホワイトボードに書かれた品書きを見ながら、その日ある料理を選ぶという、昔ながらの食堂の流儀が残る。一度で終わらず、仕事帰りに軽く一杯、休日の昼に一杯のラーメンというように、目的を変えて何度も足を運べる懐の広さが、この店を選ぶ理由になる。営業の詳細は変わることもあるため、訪れる前に電話などで確認しておくと安心だ。

利用シーン昼の食事/夜の一杯、どちらにも対応
確認事項営業実態は訪問前に電話確認を推奨
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POINT03
定食×晩酌×価格帯 · 小田原市新屋

価格は手頃、営業は二部制。訪れる前に要確認

価格帯は、ラーメンや定食が中心のこうした食堂らしく、一皿・一杯が千円に満たない範囲にとどまるとみられる。営業は昼と夜の二部に分かれているようで、日中は定食を中心とした食事どき、夜は酒とつまみを添えた一杯飲める時間帯という構成が複数の案内から読み取れる。ただし開店・閉店の時刻や定休日については、参照する情報源によって記載に幅があり、水曜前後を定休とする案内もあれば、営業日をより広く伝える案内もある。個人経営の食堂ではこうした表記のずれが起こりやすく、断定は避けたい。実際に訪れる際は、電話で当日の営業状況を確認してから向かうのが確実だ。予算に余裕を持たせず、気軽に立ち寄れる価格帯であることは、複数の情報から共通して見えてくる、地域密着の食堂らしい値ごろ感だ。

営業時間昼・夜の二部制とみられる(訪問前に電話確認を)
予算目安一皿・一杯とも手頃な価格帯(確定額は要確認)
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POINT04
カウンター×座敷 · 小田原市新屋

カウンター席と座敷、18席のこぢんまりとした構え

店内の座席は、案内によればカウンター席と座敷を合わせて18席ほどとされ、大きな宴会場を備えた店ではなく、一人でも、連れとでも入りやすい規模の食堂とうかがえる。カウンターは一人で立ち寄って手早く一杯やラーメンを済ませたいときに、座敷は家族連れや数人のグループが落ち着いて定食を囲みたいときに向く構成といえる。住宅街に立つ食堂という性格上、派手な内装や演出は求められておらず、地域の人がふだん着で入れる気安さが空間づくりの軸になっているとみられる。子どもを連れての利用ができるとする案内もあり、家族での昼食にも使いやすい面がある一方、夜は酒を楽しむ客も交じるため、時間帯によって店内の空気は変わる。席数に限りがある以上、繁忙が予想される時間帯に大人数で向かう場合は、事前に電話で相談しておくと安心だろう。

席構成カウンター席・座敷(合計18席ほど、案内による)
子ども連れ利用可とする案内あり
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POINT05
駅徒歩×車利用 · 小田原市新屋

相模沼田駅から徒歩8分、車にも対応する立地

最寄りは伊豆箱根鉄道大雄山線の相模沼田駅で、店までは徒歩8分ほどとされる。小田原駅からこの駅まではおよそ12分、市の中心部からはひと駅、ひと区切り離れた生活圏に店はある。相模沼田駅自体は南足柄市沼田に位置するが、このあたりは小田原市新屋との市境が入り組み、香料工場を囲むように低層の住宅が広がる、いわゆる観光動線からは外れた一帯だ。新屋の一部は低層住宅専用地域に指定されており、看板の少ない静かな通りが続く。店の脇には4台分程度の駐車場が用意されているとの案内もあり、電車だけでなく車での来店にも対応できる構成といえる。小田原城やお堀端の商店街をめぐったあとに、もう一駅足を延ばして地元の食堂に寄る、という使い方も考えられるが、あくまで観光の付け足しではなく、暮らしの延長として店がある点を踏まえておきたい。

最寄り駅相模沼田駅(伊豆箱根鉄道大雄山線)徒歩8分ほど
駐車場あり(4台程度、案内による)
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編集部のひとこと
小田原市新屋の住宅街に構える紅谷食堂は、昼はラーメンや日替わり定食、夜は酒とつまみを出す、時間帯で顔を変える食堂です。相模沼田駅から徒歩8分、小田原駅からもひと駅ぶん離れた生活圏にあり、カウンター席と座敷を備え、一皿・一杯とも手頃な価格帯で、地域の人が日々の食事や仕事帰りの一杯を託してきた食堂です。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

紅谷食堂を訪ねるなら、観光の目的地としてではなく、小田原の暮らしの一片に触れる寄り道として考えたい。相模沼田駅から徒歩8分、車なら店脇の駐車場を頼れるため、電車・車のどちらでも訪ねやすい。昼は定食やラーメンで手早く腹を満たし、夜は酒とつまみで一杯やる、という時間帯ごとの使い分けができる食堂で、所要時間は昼なら30分ほど、夜に一杯付き合うなら1時間前後を見ておくとよい。予算はラーメンや定食一皿が千円に満たない水準とみられ、気負わず立ち寄れる。席数に限りがある小さな食堂のため、数人以上でまとまって訪れる場合や、開店・閉店の時刻、定休日を正確に把握したい場合は、事前に電話で確認しておくと確実だ。案内によって営業時間の記載に幅があるため、断定はできない。小田原駅からひと駅、ひと区切り離れた新屋の住宅街で、地元の時間の流れに合わせて食事をとる、という過ごし方に向いている。

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