金峯山寺 蔵王堂
高さ約34メートル、木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを持つ本堂で、世界遺産に登録されている。中に立つのは青黒い忿怒相の蔵王権現三体——役行者が感得したと伝わる、この山だけの本尊だ。桜はもともと蔵王権現の神木として供えられ、信者が一本また一本と植え継いだことが吉野三万本の始まりとされる。つまりこの山の桜は鑑賞用ではなく祈りの跡で、堂の前に立つとその出発点に居ることになる。通常拝観と特別ご開帳で扱いが分かれるため、参拝可否や拝観の最新案内は金峯山寺の公式で確かめてから向かいたい。