びわ湖バレイ ロープウェイ
標高差およそ780m、全長1,783mの区間を結ぶこのロープウェイは、121人乗りのゴンドラが最高で秒速12mまで上がり、同型としては国内でも最速級の運行速度で知られる。乗り込んで数分のうちに、窓の外で琵琶湖の見え方がどんどん変わっていくのがこの乗り物の醍醐味で、麓では平面に見えていた湖が、高度を増すごとに奥行きを持った水景へと立ち上がっていく。山上の眺めは、まずこの数分の上昇から始まる。
琵琶湖は、湖畔に立っているうちは「対岸まで広い湖」でしかない。ところが比良山地の稜線まで一気に高度を上げると、見えるものが反転する。水面が足元へ沈み、湖が空とつながる弧を描き、晴れた日には対岸の山並みや京都・大阪方向の市街までが一枚の絵におさまる。びわ湖バレイのロープウェイは、その「上から眺める湖」へ短時間で運んでくれる入口だ。今回は山麓駅からゴンドラで打見山へ上がり、蓬莱山の頂までリフトを乗り継ぎ、稜線上を風を切って滑り降りるアクティビティまで、高度を上げるごとに変わる琵琶湖の表情を追ってたどる。グリーンシーズン(おおむね4月下旬〜11月下旬)に開く施設なので、訪れる時期と運行状況は出発前に確かめておきたい。
湖西の稜線へ、ロープウェイで一気に標高1,100mの水景を見上げる
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ3スポットを順にご紹介します。琵琶湖は、湖畔に立っているうちは「対岸まで広い湖」でしかない。ところが比良山地の稜線まで一気に高度を上げると、見えるものが反転する。水面が足元へ沈み、湖が空とつながる弧を描き、晴れた日には対岸の山並みや京都・大阪方向の市街までが一枚の絵におさまる。びわ湖バレイのロープウェイは、その「上から眺める湖」へ短時間で運んでくれる入口だ。今回は山麓駅からゴンドラで打見山へ上がり、蓬莱山の頂までリフトを乗り継ぎ、稜線上を風を切って滑り降りるアクティビティまで、高度を上げるごとに変わる琵琶湖の表情を追ってたどる。グリーンシーズン(おおむね4月下旬〜11月下旬)に開く施設なので、訪れる時期と運行状況は出発前に確かめておきたい。
標高差およそ780m、全長1,783mの区間を結ぶこのロープウェイは、121人乗りのゴンドラが最高で秒速12mまで上がり、同型としては国内でも最速級の運行速度で知られる。乗り込んで数分のうちに、窓の外で琵琶湖の見え方がどんどん変わっていくのがこの乗り物の醍醐味で、麓では平面に見えていた湖が、高度を増すごとに奥行きを持った水景へと立ち上がっていく。山上の眺めは、まずこの数分の上昇から始まる。
蓬莱山は比良山地のなかでも高い部類に入る1,174mの頂で、打見山のテラスからリフトを乗り継いで到達できる。打見山が「湖そのもの」と向き合う場所なら、こちらは南東に琵琶湖、南西に比良の稜線という二方向の風景を一度に背負える点が違う。なだらかな草地の山頂部を歩きながら、足を運ぶ角度ごとに湖と山のバランスが入れ替わっていくので、稜線散歩そのものが眺望の一部になる。
山上の森にワイヤーを渡し、滑車にぶら下がって滑空する全6コースのアトラクション。最長区間は169mに及び、眼下に琵琶湖を望みながら飛べるのが立地ならではで、テラスの「見る絶景」とは別の角度から山の高さを体に刻める。風や運行の都合で稼働状況は日々変わり、同じ山上エリアの空中アスレチック施設は時期によって休止・整備が入ることもあるため、挑戦するなら当日の運行案内を先に確認しておきたい。
湖を見下ろした瞬間、その大きさが初めて腑に落ちる。マチノワ編集部
同じ琵琶湖でも、湖岸から眺めるのと、稜線から見下ろすのとでは別の湖に見える。ロープウェイで一気に高度を稼ぎ、リフトを乗り継いで蓬莱山の頂まで上がれば、視界は文字どおり一回りする。最後にジップラインで稜線を滑り降りれば、湖を真正面に置いたまま体ごと景色へ飛び込む感覚が待っている。山上の天気と湖面のコンディションは時間ごとに移ろうので、午前と午後で表情の違いを楽しむのもいい。営業期間・運行時間・料金やアクティビティの稼働状況はシーズンや天候で動くため、計画前にびわ湖バレイの公式案内で現況を押さえておくと、当日の動きがぐっと楽になる。