小樽運河
全長約1,140mの小樽運河は、大正期に港の荷役のため海を埋め立てて造られた運河で、対岸に石造倉庫群が並ぶ景観がそのまま残る。なかでも浅草橋街園からの眺めは、緩くカーブする水面と倉庫が一枚に収まる定番の構図で、記念撮影はここから始めたい。散策路には63基のガス灯が並び、夕暮れから夜にかけて灯がともると、昼の港町とはまた違う表情になる。冬季には運河沿いをブルーに照らす「青の運河」のライトアップが行われ、点灯期間や時間は年により変わるため、訪問前に小樽観光協会の公式情報で確認を。
小樽は、石造倉庫と運河、ガス灯が半径1km圏内に残る、歩いて回りやすい港町だ。明治から大正の建物がそのまま店や美術館に転用され、街並み自体が見どころになっている。対象は、JR小樽駅から南小樽駅にかけて昼から夕暮れまでをゆっくりつなげたいカップル。標準は13:00に小樽駅側へ集合し、運河から堺町通りへ南下、18:00ごろ解散の約5時間コース、予算は拝観料や食べ歩きを含めて1人3,000〜6,000円が目安となる。ただし料金や営業時間は変動するため、最新は各施設の公式サイトで確認しておきたい。ここでは、運河側から堺町通りの奥へと自然に下っていく順番で、5スポットを歩く順に紹介する。
小樽運河・小樽芸術村・北一硝子三号館・小樽オルゴール堂本館・堺町通り商店街。石造倉庫とガス灯が続く港町を歩く。
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ5スポットを順にご紹介します。小樽は、石造倉庫と運河、ガス灯が半径1km圏内に残る、歩いて回りやすい港町だ。明治から大正の建物がそのまま店や美術館に転用され、街並み自体が見どころになっている。対象は、JR小樽駅から南小樽駅にかけて昼から夕暮れまでをゆっくりつなげたいカップル。標準は13:00に小樽駅側へ集合し、運河から堺町通りへ南下、18:00ごろ解散の約5時間コース、予算は拝観料や食べ歩きを含めて1人3,000〜6,000円が目安となる。ただし料金や営業時間は変動するため、最新は各施設の公式サイトで確認しておきたい。ここでは、運河側から堺町通りの奥へと自然に下っていく順番で、5スポットを歩く順に紹介する。
全長約1,140mの小樽運河は、大正期に港の荷役のため海を埋め立てて造られた運河で、対岸に石造倉庫群が並ぶ景観がそのまま残る。なかでも浅草橋街園からの眺めは、緩くカーブする水面と倉庫が一枚に収まる定番の構図で、記念撮影はここから始めたい。散策路には63基のガス灯が並び、夕暮れから夜にかけて灯がともると、昼の港町とはまた違う表情になる。冬季には運河沿いをブルーに照らす「青の運河」のライトアップが行われ、点灯期間や時間は年により変わるため、訪問前に小樽観光協会の公式情報で確認を。
小樽芸術村は、色内1丁目に残る歴史的建造物を活用した5館からなる美術館群で、運河と堺町通りの中間に位置し、運河沿いそのものではなく色内大通り側に建つ。ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店・似鳥美術館・西洋美術館・浮世絵美術館で構成される。ステンドグラス美術館は旧高橋倉庫などを転用し、19世紀末から20世紀初頭にイギリスの教会を飾っていたステンドグラスを展示しており、薄暗い倉庫空間に色硝子が浮かぶ。隣接する旧三井銀行小樽支店では、当時の金庫室や格天井を残した銀行建築そのものを見学できる。単館券と5館共通券があり、目的に合わせて選べる。営業時間は季節で変わる(おおむね5〜10月は9:30〜17:00、11〜4月は10:00〜17:00)ため、料金や休館日とあわせて公式サイトでの確認を。
堺町通り商店街は、運河側からメルヘン交差点へ向かって約900m続くメインストリートで、明治から昭和初期の石造りの商家や倉庫を生かした店が軒を連ねる。硝子細工やオルゴール、菓子の店が並び、ソフトクリームや海鮮など食べ歩きの選択肢も多いため、2人で店をのぞきながら歩くだけで時間が過ぎる。歴史的建造物をそのまま使った外観が連続するので、通り全体が小樽らしい撮影スポットになる。通りは南北に長く、南端のメルヘン交差点側はJR南小樽駅、北端の運河寄りはJR小樽駅が近い。各店の営業はおおむね日中が中心で、夕方には閉まり始める店もある。土産や食べ歩きは明るい時間に済ませておくと、後半の動線に余裕が出る。営業時間は店ごとに異なるため、目当ての店は公式情報で確認しておきたい。
北一硝子三号館は、1891年築の石造倉庫を生かした硝子店で、館内の「北一ホール」が休憩スポットになる。ホールでは毎朝手作業で火を入れる167個の石油ランプだけが空間を照らし、薄暗い倉庫の中にランプの灯が揺れる独特の雰囲気の中でお茶や軽食がとれる。硝子製品の販売エリアも併設され、買い物と休憩を一か所でまとめられるのがデート向きだ。堺町通りを歩いてきた後半、ちょうど足が疲れてくる時間帯に立ち寄ると、暗がりのランプに切り替わって気分も変わる。営業時間やラストオーダーは変わることがあるため、公式サイトで確認を。
小樽オルゴール堂本館は、堺町通りの南端・メルヘン交差点に建つオルゴール専門店で、建物は1912年に米穀商の本社屋として建てられた木骨レンガ造を転用した小樽市指定の歴史的建造物だ。総ケヤキ造りの高い吹き抜けのホールに、数多くのオルゴールが並び、購入もできる。店頭には高さ約5.5mの蒸気時計が据えられ、一定時間ごとに蒸気を噴いてメロディを奏でるため、写真スポットとしても多くの人が足を止める。運河から堺町通りを下ってきたコースの終点にあたり、メルヘン交差点まで来れば一本道の街歩きがちょうど完結する。蒸気時計の前で記念撮影をして解散にしたい。
運河から堺町通りへ。石造倉庫とガス灯、硝子とオルゴールが続く小樽を、昼から夕暮れまで一本道で歩くデートコース。マチノワ編集部
標準動線: 13:00にJR小樽駅で集合して運河へ下り、小樽運河の浅草橋街園で石造倉庫を背に写真を撮ってから(13:00〜13:40)、小樽芸術村でステンドグラスや旧三井銀行小樽支店の建築を見て(13:50〜15:00)、堺町通り商店街へ南下して食べ歩きと土産を楽しみ(15:00〜16:00)、北一硝子三号館の北一ホールで167個のランプに囲まれて一息つき(16:10〜16:50)、最後にメルヘン交差点の小樽オルゴール堂本館と蒸気時計を見て解散(17:00〜18:00)。所要約5時間、予算は拝観料と食べ歩きを含めて1人3,000〜6,000円が目安だ。運河側からメルヘン交差点へ一本道で下っていくため迷いにくく、港の倉庫街、硝子とランプ、オルゴールと、表情の違う見どころが短い距離に連続するのがこのルートの魅力である。注意したいのは、堺町通りの多くの店が夕方には閉まり始めること。土産や食べ歩きは早い時間に済ませ、夜は運河のガス灯側に戻すと無理がない。冬は日没が早く路面が凍るので、滑りにくい靴と防寒を。雨や雪の日は、芸術村の各館・オルゴール堂・北一ホールといった屋内中心に組み替え、運河の散策を短めにすると快適だ。料金・営業時間・ライトアップ期間は変更されることがあるため、訪問前に各施設の公式サイトで確認しておきたい。小樽で港町の建築とガス灯を、昼から夕暮れまで途切れず歩きたい2人に向くコースだ。