多摩都市モノレール 立川北駅
立川は中央線とモノレールが交差する多摩のターミナルで、立川北駅はJR立川駅北口と歩行者デッキでつながっている。地上に降りずデッキを進めば、そのまま公園のあけぼの口方面へ歩いて出られるのが子連れには大きい。多摩都市モノレールは高架を走るため車窓からの見晴らしがよく、移動そのものが小さな子の「乗り物アトラクション」になる。立川北・立川南の二駅は約400mしか離れておらず運賃計算上は同一駅扱いだが、公園へはJR北口に近い立川北側から向かうのがわかりやすい。
東京ドーム約39個分という園内は、半日では到底回りきれない。けれど「全部見よう」と気負う公園ではない。芝生に寝転んでお弁当を広げ、子どもが原っぱを駆け、花畑のあいだをのんびり歩く——昭和記念公園の正しい遊び方は、むしろ予定を詰め込まないことにある。広いからこそ、行く先を二つか三つに絞って、あいだの移動そのものを散歩として楽しみたい。レンタサイクルやパークトレインを足にすれば、小さな子連れでも奥のエリアまで無理なく届く。春のチューリップから秋のコスモスまで、訪れる季節で表情がまるごと入れ替わるのも、一日を過ごす場所としての底力だ。
東京・立川|広い芝生と季節の花で、子どもと丸一日
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ5スポットを順にご紹介します。東京ドーム約39個分という園内は、半日では到底回りきれない。けれど「全部見よう」と気負う公園ではない。芝生に寝転んでお弁当を広げ、子どもが原っぱを駆け、花畑のあいだをのんびり歩く——昭和記念公園の正しい遊び方は、むしろ予定を詰め込まないことにある。広いからこそ、行く先を二つか三つに絞って、あいだの移動そのものを散歩として楽しみたい。レンタサイクルやパークトレインを足にすれば、小さな子連れでも奥のエリアまで無理なく届く。春のチューリップから秋のコスモスまで、訪れる季節で表情がまるごと入れ替わるのも、一日を過ごす場所としての底力だ。
立川は中央線とモノレールが交差する多摩のターミナルで、立川北駅はJR立川駅北口と歩行者デッキでつながっている。地上に降りずデッキを進めば、そのまま公園のあけぼの口方面へ歩いて出られるのが子連れには大きい。多摩都市モノレールは高架を走るため車窓からの見晴らしがよく、移動そのものが小さな子の「乗り物アトラクション」になる。立川北・立川南の二駅は約400mしか離れておらず運賃計算上は同一駅扱いだが、公園へはJR北口に近い立川北側から向かうのがわかりやすい。
南北約400m・東西約300m、約11ヘクタールという園内中央の芝生広場で、ここが一日の母港になる。レジャーシートを広げてお弁当を食べ、ボール遊びをし、また寝転ぶ——この往復だけで午後が溶けていく。広場の真ん中に枝を広げる高さ20mを超える大ケヤキは、遠くからでもよく目立つ目印で、「あの木のあたり」と言えば家族のあいだで場所が通じる。なお大ケヤキは樹勢回復のため周囲が立ち入り制限となる時期があるので、近づく前に現地の案内を確認したい。原っぱの西側は季節になると花畑に姿を変え、秋にはコスモスが一面を染める。とにかく広いので、子どもが走り出しても視界から消えにくいのが親には安心材料だ。
公園の奥、森のゾーンに広がる子ども向けの遊び場の一角。白いドーム状の「雲の海(ふわふわドーム)」は飛び跳ねると全身が弾むトランポリンのような遊具で中学生以下専用、寝そべっても跳ねても自由な大きなネット遊具「虹のハンモック」は小学生以下専用と、年齢で遊び場が分かれているのが特徴だ。ほかに森のとりで、地底の泉、月の丘などが点在し、起伏のある地形そのものが遊具になっている。原っぱからは距離があるので、ここを目指すなら行きか帰りにレンタサイクルやパークトレインを使うと、子どもの足でも体力を残して遊べる。
ゆるやかな流れに沿って約700mにわたって花壇が続く、園内でも花の密度が高い一帯。春はオランダのキューケンホフ公園に倣ってデザインされたという200種以上・約25万球のチューリップが帯のように咲き、ムスカリの青がそのあいだを縫う。流れは浅く、夏には足を浸して涼む子どもの姿も見られる。花の種類と見頃は年や季節で入れ替わるため、いつ何が咲いているかは公園の花だより(公式サイト)で事前に確かめておくと、訪問日を選びやすい。原っぱでの昼食のあと、消化がてら花を見ながら歩く流れがちょうどいい。
走り回る原っぱや遊具とは空気が一変する、池を中心に園路をめぐる池泉回遊式の庭園。戦後の東京につくられた日本庭園としては大きな規模で、池に張り出すように建てられた休憩舎「清池軒」は、対岸から見ると水面に浮かんでいるように映る。大きく開いた窓辺に腰かければ、子どもを膝にのせて池を眺めるだけの時間が持てる。園内には盆栽を集めた盆栽苑も併設され、小さな鉢の中に景色を見立てる文化にふれられる。一日遊んで疲れた家族が、帰り際に靴を脱いで一息つく場所として向いている。
広さを攻略する公園ではなく、広さに身をあずける公園。マチノワ編集部
園内は無料区域と有料区域に分かれ、中学生以下は入園無料。小さな子を連れた家族にはありがたい設計だ。入園料や開園時間、花の見頃やパークトレインの運行は季節と年によって変わるので、出かける前に公園の公式サイトで最新の状況を一度のぞいておくと、当日の段取りがぐっと楽になる。なお昭島側の旧プール一帯は再整備が進行中で姿を変えつつある。広い公園を一日で攻略しようとせず、原っぱと花畑を軸に、子どもの足取りに合わせて流れていく——それくらいの心づもりが、この場所にはちょうどいい。