やきもの散歩道(出発点・陶磁器会館)
駅から坂をひとつ越えたところに陶磁器会館があり、ここで一枚の散歩道マップを受け取るところから歩きははじまる。地図には番号の振られた道筋が引かれていて、それを目で追うというより、足で確かめていく感覚に近い。会館を背にして見上げると、丘の斜面に煉瓦の煙突が何本も立っているのが見える。常滑がほかの焼きものの町と違うのは、窯場が観光のために集められたのではなく、坂のある地形にそって自然に積み上がってきたことだ。だから道は気まぐれに折れ、平らな一本道にはならない。歩くたびに視界の高さが変わり、煙突の見え方も変わっていく。