伊香保温泉 石段街
御関所跡の入口から伊香保神社まで、約300mを365段で駆けあがる坂。段数が365なのは「1年365日にぎわうように」という願いを込めて、2010年の改修で従来の315段に北側へ約50段を足して揃えた数字で、縁起担ぎがそのまま石に刻まれている。坂さんぽの主役はじつは足の下にあって、石段の真下を茶褐色の黄金の湯が流れ、両脇の小間口から各宿へ分かれていく。途中には湯の流れを覗ける小窓もあり、のぼりながら『今この坂の中を温泉が走っている』と意識すると、ただの階段が一気に湯の街の動脈に見えてくる。