米油でていねいに揚げる天ぷらと四季の会席料理
大和の天ぷらはカウンター席に座った客の目の前で、一枚ずつ油から引き上げられる。使うのは米油と案内されており、車えびやれんこん、なす、きすなど季節の食材を、素材ごとに温度と時間を変えながら揚げていく。出汁、塩、梅肉といった複数の薬味が用意され、店主から「まずはこれで」と勧めがあるのも、揚げたてをどう食べてほしいかを考え抜いた店ならではの気配りだ。天ぷらだけでなく、四季の食材を取り入れた会席仕立てのコースも用意され、昼と夜で内容や価格帯を変えて提供している。素材の産地や仕入れ状況によって献立が入れ替わるため、同じ季節に何度訪れても顔ぶれが変わって見えるのも、この店の天ぷらが単調にならない理由のひとつだ。値段や献立は時期によって変わるため、訪問前に電話で確認しておくと安心だ。