店内で打つ、自家製の生パスタという軸
paspa!の中心にあるのは、店内で打つ自家製の生パスタだ。ガラス張りの製麺スペースがあり、麺を作る工程を客席や通りから見られるようになっている。乾麺を茹でるのではなく、その日の麺を自分たちの手で仕上げているという事実が、一皿への期待を素直に高めてくれる。生パスタはもちもちとした食感とソースの絡みが持ち味で、同じメニュー名でも乾麺の店とは食べ心地が変わる。麺づくりを店の真ん中に置いているからこそ、季節や仕入れに合わせて麺の表情を変える余地が生まれる。パスタを名物にする店は那覇にも少なくないが、製麺から自分たちで担う店はそう多くない。何を目当てに行く店かと問われれば、まずはこの一本の麺だと言い切れる。食べに来た人が製麺の様子を眺められること自体が、この店の楽しみの入口になっている。