マチノワ · 2026年 春号
2026-08-07
NANOHANA KIKUGAWA

菊川の自家産野菜と出汁のうどん。
朝7時から始まるnanohanaの食卓

下関市の中心部から内陸へ向かうと、山と田畑に囲まれた菊川町が広がる。観光でにぎわう唐戸や長府とは距離があり、どちらかといえば地元の人が日常を送るエリアだ。そこに2024年10月、黄色い外観が目を引く一軒が開いた。nanohana(なのはな)は、こだわり出汁のうどんと定食を柱に据え、土日祝の朝7時からはモーニングも提供するうどん・食堂だ。店主の実家で育てた野菜とお米を食材に取り入れ、自家産の素材をいかした献立が並ぶ。セルフ式で気取りのない雰囲気ながら、出汁のひと手間や地元食材へのこだわりが、菊川の地元客を昼どきに引き寄せている。駐車場は店の表裏あわせて約18台あり、車で来る近隣客にも対応できる。菊川温泉バス停から徒歩1分という場所にありながら、店の空気は観光よりも暮らしに寄り添っている。

副題

うどん・定食・モーニング / 下関市菊川町 / 自家産野菜と出汁が作る日常の一杯

編集

マチノワ編集部

うどん・定食・モーニング / 下関市菊川町 / 自家産野菜と出汁が作る日常の一杯編集部厳選NANOHANA KIKUGAWA5 POINTS2026年 春号うどん・定食・モーニング / 下関市菊川町 / 自家産野菜と出汁が作る日常の一杯編集部厳選NANOHANA KIKUGAWA5 POINTS2026年 春号
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POINT5

うどん・定食・モーニング

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。下関市の中心部から内陸へ向かうと、山と田畑に囲まれた菊川町が広がる。観光でにぎわう唐戸や長府とは距離があり、どちらかといえば地元の人が日常を送るエリアだ。そこに2024年10月、黄色い外観が目を引く一軒が開いた。nanohana(なのはな)は、こだわり出汁のうどんと定食を柱に据え、土日祝の朝7時からはモーニングも提供するうどん・食堂だ。店主の実家で育てた野菜とお米を食材に取り入れ、自家産の素材をいかした献立が並ぶ。セルフ式で気取りのない雰囲気ながら、出汁のひと手間や地元食材へのこだわりが、菊川の地元客を昼どきに引き寄せている。駐車場は店の表裏あわせて約18台あり、車で来る近隣客にも対応できる。菊川温泉バス停から徒歩1分という場所にありながら、店の空気は観光よりも暮らしに寄り添っている。

POINT01
うどん・出汁 · 下関市菊川町

自家産の野菜とこだわり出汁——nanohanaのうどんが立つ理由

nanohanaが「こだわり出汁」と打ち出すうどんは、この店の核にある。菊川の自然の中で育った自家産野菜を素材に取り入れ、出汁との組み合わせを一から考えたメニューが献立の軸になっている。代表的な一杯が「菜の花うどん」(750円)で、店の名前そのものと重なる一品として中心に置かれている。セルフ式の食堂形態でありながら、出汁と食材への姿勢が、チェーン系のうどんとは異なる理由を作っている。モーニングセットAは、かけうどん・おにぎり・小鉢で600円。小うどんと温玉ご飯のセットは500円と、軽い一食を手頃に済ませたい人にも対応できる価格帯だ。ランチ帯の単品には日替わり定食(1,000円)や、カツ丼・天丼(各880円)、カツカレー(950円)も並び、うどんだけにとどまらない定食屋としての顔も持つ。だし巻たまごサンド(400円)というテイクアウトに向いた軽食もあり、麺・ご飯は100円追加で大盛りに変えられる。支払いは現金のみのため、財布の中を事前に確認しておきたい。

代表メニュー菜の花うどん 750円、モーニングセットA 600円
支払い現金のみ(クレジットカード・電子マネー・QRコード不可)
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POINT02
地元食材・自家産 · 下関市菊川町

店主の実家が農家という土台——菊川の食材が食堂を作る

nanohanaの食材の土台は、店主の実家が農家だという事実にある。野菜とお米を自家で作り、それを食堂のメニューへと繋げていく——外食産業でこの選択をできる店は、都市部ではまず成立しない。菊川町という農村に近いエリアだからこそ、実現できる調達経路だ。宣伝的な「自家産野菜使用」の打ち出しではなく、そもそも実家が農家なのでという実態がベースにある。この実態が、日替わり定食やうどんに使う素材の新鮮さを支えている。2024年10月の開業から地元客の利用を得ているのは、自家産食材の実直さが食事を通じて伝わることによる。日常的に食べて飽きない、何度来ても同じ顔で迎えてくれる食堂を目指していることが、自家産食材という選択から読み取れる。テイクアウト対応もしているため、家で食べたい場合にも使い勝手がいい。農地と食卓の距離が近い食事を菊川で手頃な価格で得られるのは、この店の立地と成り立ちが一体になっているからだ。

食材店主実家の自家産野菜・米を使用
テイクアウト対応あり
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POINT03
メニュー全体 · 下関市菊川町

朝7時のモーニングから日替わり定食まで——献立の幅

メニューの構成は、曜日と時間帯によって変わる。土日祝の朝7時から10時はモーニングタイムで、モーニングセットA(かけうどん・おにぎり・小鉢)が600円という設定になっている。早朝から食事が取れる選択肢が菊川エリアで成立しているのは、この店の大きな特徴の一つだ。ランチ帯(11:00〜14:30)に入ると、日替わり定食(1,000円)・カツ丼(880円)・天丼(880円)・カツカレー(950円)がラインナップに加わる。うどん系では菜の花うどん(750円)・小うどん+温玉ご飯セット(500円)があり、ご飯ものも充実しているため、同行者がうどんを好まない場合でも選べる幅がある。だし巻たまごサンド(400円)はテイクアウトに向いた軽食で、帰りがけに買って行く地元客もいる。麺・ご飯の大盛りは100円追加で対応する。価格帯は全体として500円〜1,000円の範囲に収まっており、毎日通っても負担のない設計になっている。メニューや価格は時期や仕入れで変わることがあるため、来店前に電話か公式SNSで確認しておきたい。

価格帯500円〜1,000円(モーニング600円〜、ランチ定食880円〜)
定休日毎週火曜・第4月曜
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POINT04
店内空間・席 · 下関市菊川町

座敷と日当たりのいい店内——家族から一人客まで受け入れる空気

nanohanaの店内は、座敷(たたみ席)を備えた日当たりの良い設計で、地元の家庭が昼食に立ち寄るような雰囲気を持っている。セルフ式の食堂形態のため、入店してから自分で注文・受け取りをする流れになっている(最新の運用は来店前に確認を)。洗練されたレストランの空気ではなく、食事に集中できる実用的な設計だ。座敷があるため、家族連れや年配のグループがくつろいで過ごせる。小さい子どもを連れた家族も、座敷なら動きやすい。一人で昼食を取りたい場合も、セルフ式の気取りのない空間は入りやすい雰囲気だ。外観の黄色が目印で、初訪問でも迷わず見つけられる。店内から菊川の自然が望めるロケーションで、窓の景色が食事の時間に加わっている。開業は2024年10月と新しく、内外装の清潔感が保たれている。家族連れ、近所のグループ、一人のランチ客など、多様な来客スタイルを受け入れられる空気が、菊川エリアで行きやすい食堂として認知される土台になっている。グループで訪れる際は席数の詳細を事前に電話で確認しておくと確実だ。

席種座敷(たたみ席)あり
営業形態セルフ式
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POINT05
アクセスと周辺 · 下関市菊川町

菊川温泉バス停から1分——18台の駐車場と下関郊外の立地

住所は山口県下関市菊川町大字下岡枝484-1。菊川温泉バス停(サンデン交通)から徒歩約1分という立地にある。最寄りの鉄道駅は遠く、バスか車でのアクセスが現実的だ。駐車場は店の表と裏に合わせて約18台分を確保していて、車で来る近隣客が多い菊川エリアのニーズに応えている。菊川エリアは下関市内の中でも山と田畑に囲まれたエリアで、周辺には菊川温泉の施設がある。入浴のついでに食事をする地元客にとっては、温泉と食堂の組み合わせが自然にはまる動線だ。下関市中心部から車で向かう場合は国道491号などを経由して菊川町方面に向かうと店が見えてくる。電話番号は083-242-1915。営業時間は平日(月・水・木・金)が11:00〜14:30、土日祝が7:00〜14:30(モーニングは7:00〜10:00)で、定休日は毎週火曜と第4月曜だ。来店前に電話か公式Instagram(@nanohana_1023)で最新の営業情報を確かめてから向かうのが確実だ。

住所山口県下関市菊川町大字下岡枝484-1
電話・SNS083-242-1915 / Instagram: @nanohana_1023
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編集部のひとこと
菊川町の農地に近い場所で、実家の野菜を使ったうどんを出す——nanohanaのこういうシンプルな経路が、この食堂を日常使いできる理由になっている。朝7時から開いている土日の選択肢として、菊川に来るたびに思い出したい一軒だ。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

菊川温泉バス停の目の前にある黄色い外観を目印に、nanohanaを訪れるなら時間帯の選択が最初の判断になる。土日祝の朝に来るなら7時から10時のモーニングタイムが使えて、かけうどんとおにぎりと小鉢が600円で揃うモーニングセットAが起点になる。菊川温泉に早めに来た日や、この地域で朝食の場所を探している場合にも、選択肢として機能する。平日ランチは11時から14時30分のみのため、時間にゆとりを持って訪れたい。地元客が増えやすい12時前後を避けて11時台か14時前後に来ると落ち着いて食べられる可能性がある。日替わり定食(1,000円)は仕入れ状況で変わるため、その日のメニューを電話(083-242-1915)で確かめてから向かうのも手だ。支払いは現金のみのため、あらかじめ用意しておくこと。駐車場は約18台あるため、車で来る場合は余裕をもって停められる。一人で来る場合もセルフ式の空気が気兼ねのない環境を作っていて、少人数なら座敷でゆっくりした昼食の時間が過ごせる。グループで来る場合は事前に電話で席の状況を確認しておくとよい。定休日は毎週火曜と第4月曜のため、曜日を確認してから向かうこと。営業時間・メニュー・価格は変更されることがあるため、来店前に電話か公式Instagram(@nanohana_1023)で確認してほしい。

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