「MAKO FARM」と唐戸市場——二つの食材ソースが作る夜の献立
MAKO CHANNELの料理の中心にあるのは、二つの食材ソースだ。ひとつは、店主MAKOさんが自ら運営する「MAKO FARM」。農薬や化学肥料を使わない方針で育てた季節野菜が、そのまま店のメニューに届く。有機にんじん、キャベツ、季節の野菜——それらは仕入れた食材ではなく、自分たちで土を耕した作物だ。もうひとつは、下関を代表する水産市場である唐戸市場。関門海峡で揚がった鮮魚や関門タコが、その日の献立に変わる。遠方から届く見知らぬ食材ではなく、この街の土地と海から来るものを使う——その方針が、料理の下地になっている。土鍋ごはんに使うのは、化学肥料も除草剤も使わない下関産のオーガニック米だ。米の炊き方ひとつから食材への向き合い方が伝わる。日替わりで変わるお造り盛合わせには、その日の市場の状態が反映される。素材が変わるたびに、献立が変わる。MAKO CHANNELが「季節料理」を名乗れるのは、食材を固定せず、農場と市場の状況に合わせて料理を組み立ててきた積み重ねがあるからだ。