マチノワ · 2026年 春号
2026-06-19
BLISS BURGER HAWAII

苦楽園口のBliss Burger Hawaii
ハワイをまるごと持ち込んだ一軒。

阪急甲陽線の苦楽園口から、北夙川通りを歩く。夙川や苦楽園のあたりは、西宮でも落ち着いた住宅地で、街路樹と低層の住まいが続く静かな一帯だ。その通り沿いに、緑とアロハの装飾をまとった一軒がある。Bliss Burger Hawaiiは、ハワイアンバーガーとアサイボウルを看板に掲げる店で、生地にタロイモを練り込んだバーガーが、ほんのりむらさき色をしているのが目を引く。観光地のような賑わいとは無縁の住宅地で、扉を開けるとハワイの空気が広がる——その落差が、この店の入口になっている。料理から空間、使い方まで、編集部の視点で見ていきたい。

副題

北夙川通り沿い、苦楽園口のハワイアンバーガーとアサイボウル

編集

マチノワ編集部

北夙川通り沿い、苦楽園口のハワイアンバーガーとアサイボウル編集部厳選BLISS BURGER HAWAII5 POINTS2026年 春号北夙川通り沿い、苦楽園口のハワイアンバーガーとアサイボウル編集部厳選BLISS BURGER HAWAII5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

北夙川通り沿い、苦楽園口のハワイアンバーガーとアサイボウル

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。阪急甲陽線の苦楽園口から、北夙川通りを歩く。夙川や苦楽園のあたりは、西宮でも落ち着いた住宅地で、街路樹と低層の住まいが続く静かな一帯だ。その通り沿いに、緑とアロハの装飾をまとった一軒がある。Bliss Burger Hawaiiは、ハワイアンバーガーとアサイボウルを看板に掲げる店で、生地にタロイモを練り込んだバーガーが、ほんのりむらさき色をしているのが目を引く。観光地のような賑わいとは無縁の住宅地で、扉を開けるとハワイの空気が広がる——その落差が、この店の入口になっている。料理から空間、使い方まで、編集部の視点で見ていきたい。

POINT01
ハンバーガー · 西宮市北名次町

むらさき色のバンズ、タロイモ生地のハワイアンバーガー

Bliss Burger Hawaiiの顔は、なんといってもバンズにある。一般的なバーガーの黄金色とは違い、ここのバンズはタロイモを生地に練り込んでいて、割るとほんのりむらさきがかった色味が現れる。タロイモはハワイで主食として親しまれてきた芋で、その生地がハワイアンバーガーという看板に説得力を与えている。見た目の珍しさだけでなく、ハワイの食文化を一口で持ち込もうという発想が、この一軒の核だ。具材も土地柄を映していて、アボカドを合わせたバーガーや、ベーシックなチーズバーガーが用意されている。ジューシーなパティを主役に据えながら、バンズで個性を立てる——その組み立てが、よくあるバーガー店との距離を生んでいる。むらさきのバンズは写真に撮りたくなる華やかさもある。最初の一個で、このタロイモ生地を確かめてみたい。

看板タロイモ生地のハワイアンバーガー
特徴ほんのりむらさき色のバンズ
Google マップで開く ↗
POINT02
ハワイアン・カフェ · 西宮市北名次町

バーガーとアサイボウル、ハワイで通した二本柱

バーガーと並ぶもう一本の柱が、アサイボウルだ。ハンバーガー店でありながら、本場志向のアサイボウルを主力に据えているのが、この店の二面性をよく表している。がっつり食べたい昼にはバーガーを、軽くフルーツで済ませたい時にはアサイボウルを——同じ店で気分に合わせて選べるのは、使い勝手として地味に効く。ハワイをテーマに通した一軒だから、料理だけでなくドリンクもトロピカルで、パッションフルーツやグアバ、オレンジを合わせたジュースなどが揃う。さらにカフェとしての利用もできる構えで、食事を目的にしなくても、ドリンク一杯で腰を下ろせる。バーガー専門でも、カフェ専業でもない。ハワイという一つの世界観で食事とカフェをつなぐ——その欲張りな立ち位置が、近隣で代えのきかない理由になっている。

二本柱バーガーとアサイボウル
利用カフェ利用も可
Google マップで開く ↗
POINT03
サイド・ドリンク · 西宮市北名次町

モチコチキンにチーズフライ、ハワイの食卓をなぞるサイド

主役の脇を固めるサイドメニューにも、この店らしさがにじむ。定番のフライドポテトに加え、カマンベールチーズを使ったチーズフライや、ハワイで親しまれるモチコチキンが並ぶ。モチコチキンは、もち粉の衣をまとわせて揚げる甘辛い鶏で、ハワイのプレートランチでおなじみの一品だ。こうしたサイドが揃っていると、バーガー一個では物足りない時や、何人かでシェアしたい時に選択肢が広がる。ドリンクもトロピカル路線で、パッションフルーツ・オレンジ・グアバを合わせたジュースや、プランテーションアイスティーといった、現地気分を後押しする顔ぶれだ。バーガーを軸にしつつ、サイドとドリンクでハワイの食卓を一通りなぞれる構成になっている。メニューや価格は時期で動くことがあるので、狙いの一品があるなら訪れる前に確かめておくと確実だ。

サイドカマンベールフライ・モチコチキン
ドリンクトロピカルジュース・アイスティー
Google マップで開く ↗
POINT04
店内・席 · 西宮市北名次町

貝殻と流木、住宅地に広がるハワイの一室

店内は、ハワイをまるごと持ち込んだような設えだ。ヒトデや貝殻をあしらった装飾、マクラメ編みのタペストリー、流木の看板が壁を彩り、扉や差し色には海を思わせるターコイズが効いている。物販コーナーも設けられていて、料理を待つあいだに眺めるだけでも気分が上がる。住宅地の一角という立地からは想像しにくい非日常感が、ドアを一枚隔てて広がっているのがこの店の面白さだ。席はゆったりくつろげる構えで、カフェとして長居しても居心地がいい。一人でアサイボウルとドリンクを前に過ごすのも、友人とサイドを分け合いながらおしゃべりするのも似合う。ハワイ好きには心が躍る世界観で、写真を撮りたくなる場面も多いはずだ。気取らず、それでいて非日常——その塩梅が、近所使いにも遠出の目的地にも応えてくれる。

内装ハワイアンテイスト・物販あり
ゆったりくつろげる構え
Google マップで開く ↗
POINT05
アクセス・街歩き · 西宮市北名次町

苦楽園口から徒歩約9分、北夙川通り沿いという目印

場所は西宮市北名次町、北夙川通り沿いにある。最寄りは阪急甲陽線の苦楽園口駅で、歩いておよそ九分ほど。夙川から苦楽園にかけては、桜並木と閑静な住まいで知られる西宮らしいエリアで、散歩がてら訪れるのに向いている。営業はおおむね昼の十一時から十五時、夕方の十七時から二十二時までの二部制で、木曜が定休だ。昼はランチに、夜はディナーにと幅広く使えるが、中休みがある点は頭に入れておきたい。春なら夙川沿いの桜を眺めてから立ち寄る、そんな季節の楽しみ方もできる立地だ。駅から店までは住宅地を抜ける道のりで、ハワイの世界へ向かう助走のようにも感じられる。営業時間や定休日は変わることもあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。

最寄り阪急甲陽線 苦楽園口駅 徒歩約9分
営業11時〜15時/17時〜22時・木曜定休
Google マップで開く ↗
編集部のひとこと
Bliss Burger Hawaiiは、苦楽園口の住宅地に、ハワイの一角をそのまま置いたような店だ。タロイモ生地のむらさきバーガーとアサイボウルを軸に、食事もカフェも一つの世界観でつなぐ。扉を開けた瞬間の非日常が、わざわざ通いたくなる理由になっている。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

扉を一枚開けるだけで住宅地からハワイへ切り替わる——この落差をどう味わうかで、Bliss Burger Hawaiiの過ごし方は決まってくる。苦楽園口から北夙川通りを歩いて向かうなら、駅からの九分そのものを助走と考えて、ゆっくり街並みを眺めながら近づくといい。席に着いたら、まず確かめたいのはタロイモ生地のバーガー。むらさきがかったバンズを写真に収めてから頬張れば、この店を選んだ意味がすぐに腑に落ちる。軽く済ませたい日や、食後にもう一品ほしい時はアサイボウルを足すと、バーガーとは違うハワイの顔に出会える。一人なら、アサイボウルとトロピカルなドリンクでカフェ使いに。友人や家族となら、モチコチキンやチーズフライをシェアしながら、ハワイアンな内装を肴に長居するのが似合う。所要は、軽く食べるだけなら一時間弱、ゆっくりくつろぐなら一時間半ほど見ておけば足りる。昼と夜のあいだに中休みがあり、木曜は休みなので、その二点だけは出かける前に押さえておきたい。春は夙川の桜と合わせれば、半日の散歩の目的地としても申し分ない。

関連記事

次に読む、街ガイド