マチノワ · 2026年 春号
2026-06-19
UOSACHIDOKORO NISHIKAWA

門戸厄神の魚幸処にしかわ
その日の魚で組む定食の店。

阪急今津線の門戸厄神駅を降りて、ほんの一分。旧西国街道にほど近い門戸荘の一角に、魚幸処にしかわはある。二〇二四年の夏、かつて銀座鮨があった場所に開いた魚の定食屋で、阪神間で魚のうまい店として知られる宝塚のまるさん松本の系列にあたる。看板に掲げるのは、その日の魚を主役にした造りや天ぷら、海鮮丼。駅前という通いやすさと、系列ゆずりの目利きが重なって、昼はしっかり魚の定食、夜は造りや一品で軽く一杯と、一日のうち何度でも立ち寄りたくなる構えになっている。門戸荘という住宅地に魚の店が一軒あるだけで、街の食卓の選択肢はぐっと豊かになる。門戸厄神というこの街で、にしかわが日々の食事をどう支えているのか、駅からの道のりや料理、使い方まで、編集部の視点でたどっていきたい。

副題

門戸厄神駅徒歩1分、造り・天ぷら・海鮮丼が揃う魚の定食屋

編集

マチノワ編集部

門戸厄神駅徒歩1分、造り・天ぷら・海鮮丼が揃う魚の定食屋編集部厳選UOSACHIDOKORO NISHIKAWA5 POINTS2026年 春号門戸厄神駅徒歩1分、造り・天ぷら・海鮮丼が揃う魚の定食屋編集部厳選UOSACHIDOKORO NISHIKAWA5 POINTS2026年 春号
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POINT5

門戸厄神駅徒歩1分、造り・天ぷら・海鮮丼が揃う魚の定食屋

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。阪急今津線の門戸厄神駅を降りて、ほんの一分。旧西国街道にほど近い門戸荘の一角に、魚幸処にしかわはある。二〇二四年の夏、かつて銀座鮨があった場所に開いた魚の定食屋で、阪神間で魚のうまい店として知られる宝塚のまるさん松本の系列にあたる。看板に掲げるのは、その日の魚を主役にした造りや天ぷら、海鮮丼。駅前という通いやすさと、系列ゆずりの目利きが重なって、昼はしっかり魚の定食、夜は造りや一品で軽く一杯と、一日のうち何度でも立ち寄りたくなる構えになっている。門戸荘という住宅地に魚の店が一軒あるだけで、街の食卓の選択肢はぐっと豊かになる。門戸厄神というこの街で、にしかわが日々の食事をどう支えているのか、駅からの道のりや料理、使い方まで、編集部の視点でたどっていきたい。

POINT01
海鮮・定食 · 西宮市門戸荘

その日の魚を主役にした、造り定食という軸

魚幸処にしかわの核は、その日に仕入れた魚を主役に据えた造り定食にある。店名に魚の幸を掲げる通り、品書きの真ん中には刺身が居座り、盛りを豪華にした造り定食が看板格として案内されている。魚の定食屋でありながら、その日の入荷で内容が動くのが面白いところで、季節ごとに膳の顔ぶれが変わっていく。淡路島の魚を組んだ定食が用意されることもあり、瀬戸内に近い土地の利が、そのまま皿の上に表れている。系列の宝塚まるさん松本は、魚のうまい店として阪神間で名の通った一軒で、その目利きの延長線上に、この駅前の定食がある。だから昼にしっかり魚を食べたい時、まず頼みたいのがこの造り定食だ。何を選べばいいか迷ったら、その日のおすすめを店の人に尋ねてみるのが、一番の近道になる。仕入れ次第で内容は日々変わるので、狙いの魚があるなら来店前に電話で聞いておくと確実だ。良い魚を素直に味わう、その一点でこの店は組み立てられている。

看板その日の魚の造り定食
系列宝塚 まるさん松本
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POINT02
海鮮定食 · 西宮市門戸荘

魚の名店の系列が、駅前の定食で味わえるという立ち位置

にしかわを近隣で代えのきかない一軒にしているのは、その出自だ。阪神間で魚のうまさを知られる宝塚のまるさん松本の系列という背景は、毎日の魚選びにそのまま効いてくる。名のある魚の店の流儀を、駅前の通いやすい定食屋という形で受け取れる——そこにこの店の値打ちがある。気構えのいる鮨割烹ではなく、昼は定食、夜は造りや一品で軽く一杯、という日常の距離感で系列の魚に触れられるのは、地味に効く強みだ。かつてこの場所にあった銀座鮨の跡を受け継ぐように、二〇二四年から魚の店としての営みが続いている。門戸厄神の駅を出てすぐという立地も後押しして、買い物帰りやちょっとした夜の一杯にも寄りやすい。かしこまらずに良い魚を食べたい、そんな日の選択肢として頼りになる。系列で培われた目利きを構えず味わえる、その手の届きやすさが、わざわざこの店を選ぶ理由になっている。宝塚の本店で魚に親しんだ人にとっても、門戸厄神でその系譜に出会えるのは、ちょっとした発見になるはずだ。鮨屋ほど身構えず、それでいて魚にはきちんとこだわる——その中間の心地よさが、この店の居場所になっている。

強み名店系列の魚を駅前の定食で
使い方昼の定食・夜の一杯どちらも
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POINT03
海鮮・一品 · 西宮市門戸荘

造りに天ぷら、海鮮丼まで。魚を多面的に楽しむ品書き

品書きは造りだけにとどまらない。揚げたての天ぷらを組んだ定食、魚をのせた海鮮丼、淡路島の魚を主役にした定食と、魚を多面的に楽しめる構成になっている。定食のほかに一品もので、魚のあら汁や焼き魚、たこわさといった酒に合う皿も用意されていて、夜は造りをつまみに軽く飲む使い方もできる。あら汁は魚のうまみを汁にそのまま落とし込んだ一杯で、定食に添えれば食卓の満足感がぐっと増す。さらに刺身や海鮮丼、天ぷらを詰めたテイクアウトの弁当も扱っていて、家で魚を食べたい日や、持ち帰って家族と分けたい時に重宝する。一つの店で、刺身も揚げ物も丼も、そして持ち帰りまで魚をひと通りまわせるのが、使い勝手のいいところだ。値段は定食でおおむね千円台から二千円前後が中心だが、内容や価格は時期で動くことがあるので、訪れる前に電話や公式サイトで確かめておくと安心だ。テイクアウトを使えば、店の魚をそのまま自宅の食卓に持ち込めるのも、近所に住む人には心強い選択肢になる。

定食造り・天ぷら・海鮮丼・淡路島定食
その他あら汁・たこわさ・テイクアウト弁当
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POINT04
店内・席 · 西宮市門戸荘

カウンター8席とテーブル、一人もグループも収まる構え

店内は、カウンター八席に四人掛けのテーブルが二卓という、こぢんまりとした構えだ。大箱ではないぶん、一人でふらりと寄って定食を手早く食べるのにちょうどよく、カウンターなら気兼ねなく目の前の一皿と向き合える。四人掛けのテーブルが二卓あるので、家族連れや友人との小さな集まりにも応える。昼は定食でさっと済ませる人、夜は造りをつまみに一杯やる人と、時間帯で使われ方が変わるのも、この規模の店ならではの光景だ。駅前の定食屋という気取らない空気で、はじめての人でも入りやすい。席数が限られるぶん、人数のまとまったグループや混み合う時間に行くなら、前もって電話を一本入れておくと落ち着いて座れる。予約や問い合わせは電話のほか、店のインスタグラムからも受け付けている。一人の昼にも、数人での夜にも収まる——その間口の広さが、日常使いの一軒として頼もしい。魚の店らしく、カウンター越しに仕込みの気配を感じながら食べられるのも、この距離感ならではの楽しみだ。

カウンター8席・4人掛けテーブル2卓
予約電話またはInstagramから
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POINT05
アクセス・街歩き · 西宮市門戸荘

門戸厄神駅から徒歩1分、厄神さん参りの帰り道にも

場所は西宮市門戸荘、旧西国街道に近い一帯にある。最寄りは阪急今津線の門戸厄神駅で、歩いておよそ一分という近さだ。門戸厄神という駅名は、すぐ近くにある厄除けの寺、門戸厄神東光寺に由来する。厄神さんへの参りの行き帰りに、魚の定食で一息つく——そんな組み立てができる立地でもある。営業はおおむね昼の十時半から十五時、夕方の十七時から二十一時の二部制で、木曜が定休だ。昼と夜のあいだに中休みがあるので、その時間帯だけは頭に入れておきたい。駐車場は店舗に備えがないため、車で向かうなら近隣のコインパーキングを使うことになる。電車なら駅からほぼ一直線で、傘いらずの近さが雨の日にもありがたい。予約や問い合わせは電話で受けていて、受付はおおむね営業時間に合わせている。門戸厄神の門前にあたる落ち着いた界隈なので、参道のあたりを歩いてから店に向かえば、ちょっとした小旅行のような気分も味わえる。営業時間や定休日は変わることがあるため、出かける前に最新の情報を確かめておきたい。

最寄り阪急今津線 門戸厄神駅 徒歩約1分
営業10時半〜15時/17時〜21時・木曜定休
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編集部のひとこと
魚幸処にしかわは、門戸厄神の駅前で、まるさん松本系列ゆずりの魚を気取らず出してくれる定食屋だ。その日の造りから天ぷら、海鮮丼まで、昼の一食にも夜の一杯にも応えてくれる。良い魚を構えずに食べたい——西宮でそんな気分になった日に、まず思い出したい一軒だ。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

門戸厄神の駅を出て一分という近さは、この店の使い方をそのまま決めてくれる。電車で向かうなら、改札からほぼ一直線で着くので、買い物や用足しのついでにも立ち寄りやすい。最初の一食に迷ったら、その日の造り定食を選んでおけば、この店が魚で勝負している意味がすぐに伝わる。物足りなければ、あら汁や天ぷらを一品足すと魚の楽しみ方が広がる。一人なら、カウンターで定食をさっと、あるいは造りをつまみに軽く一杯。家族や友人とならテーブルを囲んで、刺身や天ぷらを分け合うのが似合う。所要は、昼の定食だけなら一時間ほど、夜にゆっくり飲むなら一時間半ほど見ておけば足りる。昼と夜のあいだに中休みがあり、木曜は休みなので、その二点だけは出かける前に押さえておきたい。すぐ近くの門戸厄神東光寺に参ってから魚で一息、という半日の組み立ても、この立地ならよく収まる。気負わず良い魚に会いに行く、その駅前ならではの距離感こそが、この一軒のいちばんの心地よさだ。

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