マチノワ · 2026年 春号
2026-06-17
KUSAWAKE 2ND NAHA

野菜の酒場。
クサワケセカンド、牧志の夜。

那覇の中心を貫く国際通りから一本入った牧志一丁目は、土産物店のにぎわいとすぐ隣り合いながら、地元の人が日常的に通う飲食店が静かに灯るエリアだ。野菜の酒場。クサワケセカンドは、栄町市場で野菜料理の居酒屋として知られた本店から派生し、この久茂地・牧志の界隈に根を下ろした一軒。店の軸にあるのは「野菜で飲める店」という発想で、無農薬の野菜を主役に据え、前菜から温菜まで野菜のうまさで杯を進められる構成になっている。観光客も地元客も分け隔てなく迎え、国際通りから徒歩5分という立地は、観光の合間にも仕事帰りにも寄りやすい。旅の夜に沖縄の野菜で軽く一杯、という使い方がよく似合う店だ。

副題

野菜が主役の居酒屋・那覇牧志/国際通りの夜の締めに

編集

マチノワ編集部

野菜が主役の居酒屋・那覇牧志/国際通りの夜の締めに編集部厳選KUSAWAKE 2ND NAHA5 POINTS2026年 春号野菜が主役の居酒屋・那覇牧志/国際通りの夜の締めに編集部厳選KUSAWAKE 2ND NAHA5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

野菜が主役の居酒屋・那覇牧志/国際通りの夜の締めに

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。那覇の中心を貫く国際通りから一本入った牧志一丁目は、土産物店のにぎわいとすぐ隣り合いながら、地元の人が日常的に通う飲食店が静かに灯るエリアだ。野菜の酒場。クサワケセカンドは、栄町市場で野菜料理の居酒屋として知られた本店から派生し、この久茂地・牧志の界隈に根を下ろした一軒。店の軸にあるのは「野菜で飲める店」という発想で、無農薬の野菜を主役に据え、前菜から温菜まで野菜のうまさで杯を進められる構成になっている。観光客も地元客も分け隔てなく迎え、国際通りから徒歩5分という立地は、観光の合間にも仕事帰りにも寄りやすい。旅の夜に沖縄の野菜で軽く一杯、という使い方がよく似合う店だ。

POINT01
野菜居酒屋 · 那覇市牧志

野菜で飲める、という発想を一皿にしたベジプレート

野菜の酒場。クサワケセカンドの土台にあるのは、野菜で飲める店という一貫した発想だ。居酒屋というと揚げ物や肉のつまみが主役になりがちだが、ここでは無農薬の野菜が献立の中心に据えられている。看板のひとつがベジプレートで、数種の野菜を一皿に盛り合わせ、それぞれの持ち味を引き出した前菜として供される。野菜のうまみを酒のあてに変えるという組み立ては、飲んだあとに重さを残しにくく、もう一杯、もう一品と杯を重ねやすい。アラカルトは440円ほどから用意され、少しずつ頼んで野菜の味を見比べていく楽しみがある。生のまま出すもの、火を通して甘みを引き出したものと調理を変えて出すので、同じ野菜でも表情が変わる。系列で使う野菜は、沖縄や千葉の契約農家から届く無農薬のものが軸になっていて、産地と作り手を見据えて仕入れている点も野菜居酒屋らしい。健康志向だから物足りない、ということはなく、酒の進む味付けと組み合わせの妙で満足感をつくっているのがこの店の腕どころだ。野菜を主役に据えて、ここまで飲ませる居酒屋はそう多くない。まずは数種を盛ったベジプレートから入って、その日の野菜の出来をうかがうのが、この店の楽しみ方の入口になる。

看板数種の野菜を盛るベジプレート
価格帯アラカルト440円ほどから
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POINT02
店の成り立ち · 那覇市牧志

栄町の本店から続く、セカンドという成り立ち

クサワケセカンドという名は、栄町市場で愛されてきた野菜の酒場。クサワケの二号店であることに由来する。栄町という、地元の飲み手が集う市場の一角で育った野菜居酒屋の発想を、観光と日常が交わる久茂地・牧志へ持ち込んだのがこの店だ。本店で磨かれた野菜で飲むという軸はそのままに、国際通りに近い立地で、より幅広い客を受け止められる構えになっている。系列で積み重ねた野菜の扱いがあるからこそ、無農薬野菜を主役に据えても、酒場としての満足を崩さない。二号店という気軽さもあって、観光の途中にふらりと寄る一杯にも、仕事帰りの常連の一杯にも応えてくれる。栄町の本店は、安里駅にほど近い昭和の面影を残す市場の一角にあり、はしご酒の締めに使われてきた一軒として知られる。そうした路地裏の濃い空気とは別に、こちらは国際通りに近いぶん、初めての人や旅行客でも入口の敷居が低い。栄町の本店まで足を延ばさずとも、国際通りの近くで同じ思想の野菜料理に出会えるのは、那覇の中心で飲む人にとってありがたい。一号店との違いを思い浮かべながら飲み比べてみるのも、この店ならではの通い方になる。

成り立ち栄町市場の本店の二号店
立地の利国際通り近くで野菜居酒屋に出会える
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POINT03
料理と酒 · 那覇市牧志

前菜から温菜、魚介まで。野菜に寄り添う酒の揃え

献立は野菜を軸にしながらも一本調子ではない。生野菜を生かした前菜、火を通して甘みやうまみを引き出した温菜と、調理法を変えて野菜の幅を見せていく。野菜だけでなく新鮮な魚介を使った料理も並ぶので、海に囲まれた沖縄らしい一皿を野菜と合わせて楽しめる。酒は日本酒・ワイン・焼酎と幅広く取り揃えられ、一杯500円ほどから。野菜の繊細な味に寄り添う酒を選べるのがうれしい。さっぱりした前菜には軽めのワインを、出汁の効いた温菜には日本酒を、と料理に合わせて杯を変えていける。アラカルト中心の構成だから、二人なら数品ずつ、人数が増えればベジプレートを囲んで取り分け、と人数に応じて頼み方を変えやすい。無農薬野菜を使ったメニューが揃うので、野菜をしっかり食べたい日や、飲んだあとの胃の重さを避けたい夜にも向く。料理や酒の内容は時期で動くので、目当てがあるなら来店前に電話や公式の案内で確かめておくと確実だ。

日本酒・ワイン・焼酎を500円ほどから
野菜無農薬野菜を前菜・温菜で
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POINT04
店内の空気 · 那覇市牧志

カウンターから貸切まで、人数を選ばない30席

店はビルの一階にあり、総席数は30席ほど。12席のカウンターと、6名掛けのテーブルが複数用意されているので、一人で来てカウンターに腰を据えるのも、数人で卓を囲むのも無理がない。カウンターなら、目の前で供される野菜の一皿を肴に、店の人と言葉を交わしながら静かに飲める。テーブル席は、仕事仲間や友人とゆっくり取り分けながら過ごすのに向く。25名以上であれば貸切にも対応するので、職場の集まりや旅の仲間との宴会にも使える幅がある。野菜中心という性格上、女性同士や、健康を気にかける人にとっても入りやすい空気がある。観光客と地元客が同じ空間で杯を傾けるので、那覇の夜の温度を肌で感じながら飲めるのもこの店らしい。カウンターは料理の手元が見える特等席で、何を頼むか迷ったらその場で相談しながら決められるのもいい。一人の晩酌から大人数の宴席まで、その日の人数と気分に合わせて居場所を選べる懐の深さがあるので、旅程や同行者が変わっても使い回しのきく一軒として覚えておきたい。

総30席ほど・カウンター12席+テーブル
貸切25名以上で貸切可
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POINT05
アクセス・立地 · 那覇市牧志

国際通りから徒歩5分、那覇の夜の締めに

店があるのは那覇市牧志一丁目、国際通りから歩いて5分ほどの場所だ。最寄りはゆいレールの県庁前駅と美栄橋駅で、どちらからも歩いて向かえる距離にある。国際通りの土産物店や市場をひと通り巡ったあと、にぎわいから一本入ってこの店で落ち着いて飲む、という流れが組みやすい。昼から第一牧志公設市場や周辺のアーケードを歩き、沖縄の食材や工芸に触れてから、日が暮れたころに野菜の酒場へ――そんな一日の締め方が似合う立地だ。観光の拠点になるホテルの多くが国際通り沿いにあるため、宿に帰る前の一杯にも寄りやすい。営業は夕方16時から。曜日によって閉店時間が変わり、金曜と土曜、祝前日は深夜まで開いているので、遅い時間からでも滑り込める。不定休のため、確実に訪ねたい日は営業日を事前に調べておくと安心だ。空港からモノレールで中心部へ入り、国際通りで遊んでから締めに寄る、という旅程にもはめ込みやすい一軒だ。

最寄り県庁前駅・美栄橋駅/国際通り徒歩5分
営業16:00〜/不定休・閉店は曜日で変動
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編集部のひとこと
国際通りのにぎわいから一歩入った牧志で、野菜を主役に飲ませてくれる一軒。栄町の本店ゆずりの発想を、観光と日常が交わる久茂地に下ろした店だ。沖縄まで来て、胃をいたわりながら飲みたくなった夜に思い出したい場所である。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

国際通りで遊んだ余韻を野菜とともに静かにほどきたいなら、夕方からの時間にこの店を据えるのが収まりがいい。昼のうちに公設市場や土産物店を巡り、日が傾いたころに牧志一丁目へ戻ってくる――そんな一日の終点にちょうどはまる立地だ。一人で訪れるなら、カウンターに腰を据えてベジプレートを一皿、酒を一杯から始め、野菜の味を確かめながらゆっくり杯を重ねるのがいい。二人や少人数なら、前菜と温菜、魚介を少しずつ頼んで、酒を料理に合わせて変えていくと、野菜だけで思いのほか飲める夜になる。旅の仲間とにぎやかにやるなら、人数しだいで貸切も視野に入る。所要は、軽く飲むなら一時間ほど、腰を据えるなら二時間ほどを見ておくと過不足ない。予算はアラカルトと酒の頼み方しだいで動くので、気になるなら席についたときに尋ねておくと安心だ。週末や祝前日は深夜まで開いているぶん混み合いやすいので、人数がまとまる日は電話を一本入れておきたい。不定休なので、目指す日が決まったら営業日を確かめてから向かうと無駄足にならない。那覇の夜を、肉でも揚げ物でもなく野菜で締めくくる――その選択肢を持っておくと、旅の一日がもう少し軽やかになる。

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