自家製麺で組み立てる、看板のカレーうどん
花見うどん・ラーメンの軸にあるのは、店内で打つ自家製麺だ。屋号にうどんを掲げる店として、ご夫婦の代から続く看板メニューが「カレーうどん」で、地元媒体のレポートによれば、うどんとそばの両方から取った出汁にカレーを合わせる構成になっており、辛さは1から10まで段階で選べるという。麺類専門店のカレーうどんは、洋食店やカレー専門店のカレーとはまったく性格が違う料理で、出汁の旨みと小麦の香り、そしてスパイスのバランスがそのまま店の人格になる。花見うどん・ラーメンの場合は、長年地元客の昼夜を支えてきた出汁の積み重ねが、そのままカレーうどんの厚みに繋がっている。辛さを段階で頼める仕立ても、家族連れから辛い物好きまで幅広い客に向けた工夫だと言える。高岡町花見という宮崎市西部の集落で、自家製麺のうどんを目当てに足を運ぶ価値が、まずこの一杯にある。