マチノワ · 2026年 春号
2026-05-28
HANAMI UDON RAMEN

花見うどん・ラーメン、
高岡町の34年。

宮崎市の中心部から国道10号、そして県道26号を西へ車で30分ほど走ると、街並みが緩やかに田園と山あいの集落へと変わっていく。高岡町花見は、かつての東諸県郡高岡町が2006年に宮崎市と合併したエリアにあたり、宮崎市内ではありながら、街道沿いに住宅と商店が点在する暮らしの色が濃い場所だ。そんな高岡町花見のバス停脇に「花見うどん・ラーメン」という看板を掲げる一軒がある。創業から34年を超えるうどん屋で、ご夫婦が長く守ってきた店を、お孫さんが2021年4月から修業に入り受け継ごうとしているという話を地元媒体が伝えている。

副題

宮崎市西部・高岡町花見で受け継がれる自家製麺の昼夜

編集

マチノワ編集部

宮崎市西部・高岡町花見で受け継がれる自家製麺の昼夜編集部厳選HANAMI UDON RAMEN5 POINTS2026年 春号宮崎市西部・高岡町花見で受け継がれる自家製麺の昼夜編集部厳選HANAMI UDON RAMEN5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

宮崎市西部・高岡町花見で受け継がれる自家製麺の昼夜

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。宮崎市の中心部から国道10号、そして県道26号を西へ車で30分ほど走ると、街並みが緩やかに田園と山あいの集落へと変わっていく。高岡町花見は、かつての東諸県郡高岡町が2006年に宮崎市と合併したエリアにあたり、宮崎市内ではありながら、街道沿いに住宅と商店が点在する暮らしの色が濃い場所だ。そんな高岡町花見のバス停脇に「花見うどん・ラーメン」という看板を掲げる一軒がある。創業から34年を超えるうどん屋で、ご夫婦が長く守ってきた店を、お孫さんが2021年4月から修業に入り受け継ごうとしているという話を地元媒体が伝えている。

POINT01
うどん・自家製麺 · 宮崎市高岡町

自家製麺で組み立てる、看板のカレーうどん

花見うどん・ラーメンの軸にあるのは、店内で打つ自家製麺だ。屋号にうどんを掲げる店として、ご夫婦の代から続く看板メニューが「カレーうどん」で、地元媒体のレポートによれば、うどんとそばの両方から取った出汁にカレーを合わせる構成になっており、辛さは1から10まで段階で選べるという。麺類専門店のカレーうどんは、洋食店やカレー専門店のカレーとはまったく性格が違う料理で、出汁の旨みと小麦の香り、そしてスパイスのバランスがそのまま店の人格になる。花見うどん・ラーメンの場合は、長年地元客の昼夜を支えてきた出汁の積み重ねが、そのままカレーうどんの厚みに繋がっている。辛さを段階で頼める仕立ても、家族連れから辛い物好きまで幅広い客に向けた工夫だと言える。高岡町花見という宮崎市西部の集落で、自家製麺のうどんを目当てに足を運ぶ価値が、まずこの一杯にある。

看板自家製麺のカレーうどん(辛さ1〜10段階)
業態うどん・そば・ラーメン・カレー・おでん
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POINT02
ラーメン・おでん · 宮崎市高岡町

店内人気1位のラーメンと、年間通して出るおでん

屋号にラーメンを併記しているとおり、花見うどん・ラーメンはラーメンが店内人気1位だと地元媒体に紹介されている。自家製麺と店仕込みのチャーシューを合わせた一杯で、味噌や煮干しといった派生メニューも用意されているという。うどん屋でラーメンを頼むのは違和感を覚える人もいるかもしれないが、地方の麺類店では珍しい構成ではなく、むしろ「その日の気分でうどんもラーメンも選べる」ことが、地元の暮らしに使われ続ける店の条件になっていることが多い。さらに、この店のもう一つの軸が一年中提供されるおでんだ。特製の出汁でじっくり煮込んでおり、別の取材記事によれば一品120円前後、牛すじや軟骨などの種類が並ぶと伝えられている。冬場の鍋物としてではなく、季節を問わず麺類と一緒につまむ酒肴・小皿として成立しているのが、この店のおでんの位置付けだと考えられる。

店内人気ラーメン(自家製麺・自家製チャーシュー)
通年特製出汁のおでん(一品120円前後の取材記録あり)
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POINT03
麺類・定食 · 宮崎市高岡町

うどん屋でありながら、一軒で昼夜の選択肢を持つ品揃え

花見うどん・ラーメンの面白さは、看板にうどんとラーメンを並べた屋号通り、一軒で複数の麺類とご飯ものが揃う構成にある。地元媒体の取材記事を読むと、うどんやラーメンに加えて、カレーライスやカツカレー、定食類まで揃っていることが伝えられている。これは、観光客に最適化された専門特化型の店ではなく、地元の住民が日々の昼夜の食事に使う店として育ってきた品揃えだ。麺類専門店のように一品だけで完結する店もよいが、家族連れや同僚との立ち寄りで「子どもはうどん、自分はラーメン、もう一人はカレー」という頼み方ができる店は、地方の街道沿いでこそ重宝される。高岡町花見というエリアで34年営業を続けてこられた背景には、そうした「一軒で複数の食シーンを引き受ける」店としての安定感がある。観光ガイドにはあまり載らない宮崎市西部の集落で、地元客に長く選ばれてきた理由が、この品揃えの作り方にも表れている。

メニュー幅うどん・そば・ラーメン・カレー・おでん・定食
使い分け家族連れ・地元客の昼夜利用
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POINT04
個人店・後継ぎ · 宮崎市高岡町

34年続いた店を、お孫さんが引き継ぐという物語

花見うどん・ラーメンを語る上で外せないのが、店の継承の物語だ。地元媒体の取材記事によれば、もともとは現店主のおじいさん・おばあさんが34年にわたって守ってきた個人店で、温かく親しみのある接客と常連客に支えられてきた。そのお店を、お孫さんが「長年地元に愛されてきた店を絶やしたくない」という思いから引き継ぐことを決め、2021年4月から本格的に修業に入ったと紹介されている。地方の個人店では、後継者不足から閉店していく事例が珍しくない中で、家族の中から自然な形で次の世代が手を挙げて引き継ぐという展開は、地域の食文化にとって貴重な動きだと言える。客との会話を大切にする店づくりも、長く続いてきた個人店ならではの距離感を保とうとする姿勢だ。観光客向けに磨き込まれた一軒ではなく、地元の暮らしと地続きで営まれてきた店を、これから家族の中で守り続けていこうとしている――その物語と、目の前の一杯がきちんと結びついている店だと思う。

創業ご夫婦の代から34年(地元媒体取材時点)
次世代お孫さんが2021年4月より修業入り
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POINT05
街道沿い・ドライブ · 宮崎市高岡町

宮崎市西部・高岡町花見の街道筋でどう使うか

花見うどん・ラーメンの所在地は、宮崎県宮崎市高岡町花見381-14。宮崎交通バスの「花見」バス停から徒歩1分の街道沿いに店を構えており、最寄りの鉄道駅はない。高岡町は宮崎市の西部、宮崎市街地から国道10号と県道を西へ30分ほど走った先のエリアで、さらに西へ進めば綾町や小林方面へと続いていく。鉄道アクセスではなく車での来店が前提になる立地だが、その分、宮崎市内から綾町・小林・霧島連山方面へドライブで向かう途中の食事処として、立ち寄りの一軒に組み込みやすい。観光ガイドの中心線からは少し外れたエリアで、地元客が日常的に通っている店に腰を下ろし、自家製麺のカレーうどんやラーメン、おでんで一息つく――そんな使い方は、宮崎の暮らしの輪郭に触れたい人にとって心地よい時間になる。営業時間は10時から20時、定休日は火曜日・第1第3水曜日と地元媒体に紹介されているが、変更の可能性があるため、訪問前には公式情報や直接の問い合わせで確認しておくと安心だ。

所在地宮崎県宮崎市高岡町花見381-14
アクセス宮崎交通バス「花見」バス停 徒歩1分/鉄道駅なし・車推奨
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編集部のひとこと
花見うどん・ラーメンは、宮崎市西部・高岡町花見の街道筋に34年灯り続けてきた一軒。ご夫婦が守ってきた自家製麺のカレーうどんとラーメン、そして通年のおでんを、お孫さんが引き継ごうとしているという物語が、目の前の一杯と地続きで伝わってくる店です。宮崎の暮らしの輪郭に触れたい日、編集部としても引き出しに入れておきたい店です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

花見うどん・ラーメンに初めて立ち寄るなら、昼に車で向かうのが収まりがいい。最初はお昼の時間帯に車で立ち寄り、看板のカレーうどんを辛さ控えめから試してみるのが筋がいい。出汁の構成を体験できるし、辛さの段階を頼めるので、二回目以降の好みを掴みやすくなる。カレーうどんを頼みつつ、サイドに通年のおでんを一品か二品添えれば、この店の輪郭が一回でだいたい掴める。少人数で訪れるなら、うどんとラーメンを一杯ずつ頼んでシェアし、家族連れであればカレーライスや定食を組み合わせる使い方が向く。宮崎市内から綾町や小林方面へドライブする日の昼食処、あるいは霧島方面からの帰路の遅めのランチとしても組み込みやすい立地だ。所要時間は40分から1時間程度、予算は一人あたり1,000円前後を見込んでおくと判断しやすい。営業時間・定休日・メニュー・料金は時期や状況で変わる可能性があるため、訪問前に必ず公式情報や店舗への問い合わせで確認してほしい。観光ガイドの中心線からは少し外れた高岡町花見で、地元の暮らしの中に静かに育ってきた一軒に腰を下ろす時間は、宮崎の旅と暮らしの両方にゆっくり馴染んでいく。

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