マチノワ · 2026年 春号
2026-06-04
NAKAZAKI MIYAZAKI

牛かつ なかざき、
橘通東のレアかつ。

宮崎市の中心は、橘通りを軸に飲食店と商店が連なる繁華エリアだ。アーケードと並木が続く通りを宮崎駅の西口から南へ歩くと、十分ほどで橘通東三丁目あたりに着く。この一角に、宮崎で初めての牛かつ専門店として開いたのが牛かつ なかざきだ。宮崎は牛肉どころとして知られるが、その肉を専門店の一皿でじっくり味わえる場所はそう多くない。揚げたての衣の中に赤身がレアに残る一切れを、各席に置かれた石板で自分の好みまで焼きながら食べる——そんな食べ方を軸にした店で、昼の早い時間から夜まで開いている。出張帰りの一人客から、宮崎牛を目当てに訪れる家族連れまで、使い方の幅が広い。橘通りで肉を、と考えたときに覚えておきたい一軒について、編集部の視点で見ていきたい。

副題

石板で焼き上げる宮崎牛の専門店/橘通東で味わう昼と夜

編集

マチノワ編集部

石板で焼き上げる宮崎牛の専門店/橘通東で味わう昼と夜編集部厳選NAKAZAKI MIYAZAKI5 POINTS2026年 春号石板で焼き上げる宮崎牛の専門店/橘通東で味わう昼と夜編集部厳選NAKAZAKI MIYAZAKI5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

石板で焼き上げる宮崎牛の専門店/橘通東で味わう昼と夜

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。宮崎市の中心は、橘通りを軸に飲食店と商店が連なる繁華エリアだ。アーケードと並木が続く通りを宮崎駅の西口から南へ歩くと、十分ほどで橘通東三丁目あたりに着く。この一角に、宮崎で初めての牛かつ専門店として開いたのが牛かつ なかざきだ。宮崎は牛肉どころとして知られるが、その肉を専門店の一皿でじっくり味わえる場所はそう多くない。揚げたての衣の中に赤身がレアに残る一切れを、各席に置かれた石板で自分の好みまで焼きながら食べる——そんな食べ方を軸にした店で、昼の早い時間から夜まで開いている。出張帰りの一人客から、宮崎牛を目当てに訪れる家族連れまで、使い方の幅が広い。橘通りで肉を、と考えたときに覚えておきたい一軒について、編集部の視点で見ていきたい。

POINT01
牛かつ · 宮崎市橘通東

揚げて六十秒、石板で仕上げる一切れ

なかざきの牛かつは、およそ六十秒だけ揚げて中心を赤いまま残す仕立てだ。運ばれてきた時点ではレアで、衣の下から赤身がのぞく。各席には熱した石板が用意されていて、切り分けた断面を自分でじっくり焼きながら、好みの火の通りまで持っていける。レアのまま肉の味を楽しむ人もいれば、表面をしっかり焼いて香ばしさを足す人もいて、一皿の中で焼き加減を変えながら食べ進められるのがこの店の食べ方だ。揚げ物でありながら脂に頼らず、赤身そのものの旨みを主役に置いているので、最後まで重くなりにくい。出てきたものをただ食べるのではなく、自分の手で仕上げるという一手間が入るぶん、食事に参加している感覚が残る。これ、地味に満足度が高い。火の通し方は好みで決められるので、肉の状態を見ながら焼くのが楽しい。最初の一切れは何もつけずに肉そのものの味を確かめ、そこから焼き加減や薬味を足していくと、味の変化が分かりやすい。衣は薄めで、肉と衣のバランスが赤身寄りに振れているのも専門店らしい組み立てだ。

仕立て約60秒揚げのレア
焼き方各席の石板で好みの加減に
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POINT02
専門店・味変 · 宮崎市橘通東

宮崎で初めての牛かつ専門店という立ち位置

なかざきが掲げているのは、宮崎で初めて牛かつ一本に絞った専門店という看板だ。肉を揚げる、その一品を主役に据えているからこそ、食べ方の作り込みに店の個性が出る。卓上には三種の薬味が並ぶ。粒の立った岩塩、つんと抜けるわさび醤油、そして玉ねぎを土台にした秘伝のソースだ。同じ一切れでも、塩で赤身の甘みを引き出すか、わさび醤油で後味を締めるか、ソースでこってり寄せるかで、口に運ぶたびに表情が変わる。一枚の定食を端から薬味を替えて食べていくと、途中で飽きが来ない。揚げ加減を石板で調整できることと合わせて、自分で味を組み立てる余地が大きいのが、専門店ならではの面白さだ。順番に迷ったら、まずは岩塩で素材を確かめ、次にわさび醤油、最後に秘伝ソースへと濃さを上げていくと、味の輪郭をたどりやすい。薬味の構成やメニューは変わることがあるので、気になる品があれば来店時に確かめておくといい。

薬味岩塩・わさび醤油・玉ねぎベースの秘伝ソース
特徴宮崎で初の牛かつ専門店
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POINT03
素材・メニュー · 宮崎市橘通東

宮崎牛の赤身と、定食という組み立て

使われているのは宮崎牛の内もも肉だ。和牛の品評会で評価を重ねてきた産地の牛で、脂が控えめで赤身がしっかりしているぶん、揚げてもくどさが残りにくい。メニューは定食が中心で、標準の牛かつ定食から、宮崎牛を使った定食、肉量を増やした特選の宮崎牛かつ定食まで、肉の種類とグラム数で段階が分かれている。価格はおおむね、標準の定食が二千円前後から、特選になると四千円台までと幅があり、その日の腹具合や予算に合わせて選び分けられる。卓上を補う一品としてポテトサラダなどの副菜もあり、定食に添えれば食事としての満足感が増す。赤身を主役に据えた構成なので、揚げ物が重く感じやすい人でも食べ進めやすい。グラム数で段階が選べるので、軽く済ませたい昼は標準の定食を、しっかり食べたい日は宮崎牛や特選を、と気分や予算で振り分けられるのもありがたい。価格や品揃えは時期で動くことがあるため、訪れる前に公式の情報で確かめておきたい。

宮崎牛の内もも肉
メニュー牛かつ定食・宮崎牛かつ定食・特選など
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POINT04
空間・席 · 宮崎市橘通東

十二席の小さな店で、一人でも家族でも

店はこぢんまりとした造りで、席数は全部で十二席ほど。カウンターとテーブルが用意されていて、一人で立ち寄る客も、家族や少人数の連れも受け止める間口がある。カウンターに座れば、石板で肉を焼く手元に集中でき、一人の食事でも手持ち無沙汰にならない。向かいに人がいるテーブルなら、それぞれが自分の石板で焼き加減を試しながら、味の好みを言い合うのも楽しい。席数が少ないぶん、昼の混み合う時間や夜のピークは満席になりやすく、待つこともある。ゆっくり腰を据えたいなら、ピークを少し外した時間を狙うか、夜なら予約を入れておくと安心だ。肉と向き合うための空間で、にぎやかな宴会よりは、一切れずつ味わう時間に向いている。席数が限られるぶん、満席に当たると外で待つこともあるので、時間に余裕を持って向かうと気持ちにゆとりが出る。混雑の具合は日によって変わるので、人数がまとまるときは事前に連絡しておくと確実だ。

席数カウンター・テーブル 計12席ほど
向く人数一人・家族・少人数
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POINT05
アクセス・周辺 · 宮崎市橘通東

宮崎駅西口から十分、橘通りの歩き方

店があるのは宮崎市橘通東三丁目、住所でいえば橘通東3-7-11。最寄りはJR日豊本線の宮崎駅で、西口から南へ歩いて十分ほどの距離だ。アーケードの続く橘通り周辺は宮崎市きっての繁華エリアで、買い物や食事の店が集まっている。昼に駅前や橘通りを歩いた流れで昼食に寄るのもいいし、夜は街で一杯やる前の腹ごしらえにも、しっかり肉を食べる目的の一軒にも使える。営業は平日と土曜、祝前日が昼の11時から15時、夕方17時から夜20時まで。日曜と祝日は11時から20時まで通しで開く。予約は夕方17時以降の受け付けで、ネットからの予約にも対応している。電車なら宮崎駅から橘通りを下る道のりそのものが、街の様子を眺めるちょっとした時間になる。車で向かうなら、橘通り周辺の時間貸し駐車場を利用することになるので、立地を頭に入れて動くと迷いにくい。営業時間や定休は変わることがあるので、来店前に0985-64-8833へ一度確かめておくと行き違いがない。

住所宮崎市橘通東3-7-11
アクセスJR宮崎駅西口より徒歩約10分
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編集部のひとこと
牛かつ なかざきは、宮崎の橘通東に開いた牛かつ専門店。およそ六十秒だけ揚げたレアな一切れを、各席の石板で好みの加減まで焼きながら、岩塩・わさび醤油・秘伝ソースで味を変えて食べる——その手を動かす食べ方が、この店の輪郭をつくっている。宮崎駅から歩いて向かえる街なかで、宮崎牛の赤身を主役に据えた昼と夜を覚えておきたい一軒です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

石板で焼き加減を選べる一切れを目当てに橘通東まで足を運ぶなら、時間帯で店の顔が変わることを覚えておくと動きやすい。昼は11時から15時まで開く日が多く、出張や買い物のあいだに腹ごしらえするなら、混み合う正午を少し外した時間が落ち着いて座りやすい。一人で来るなら、カウンターに腰かけて牛かつ定食を頼み、岩塩から始めてわさび醤油、秘伝ソースへと薬味を移しながら、石板で焼き加減を変えて食べ進めるのがこの店の楽しみ方だ。家族や気の合う相手とゆっくり味わうなら、夜の時間が向く。17時からの夜営業は予約も受け付けているので、席数の少ない店だけに、人数が決まっているなら先に一本電話を入れておくと行き違いがない。宮崎牛をしっかり食べたい日には特選の定食、まずは店の食べ方を試したい日には標準の定食と、目的で選び分けられる。所要は、定食一品なら四十分から一時間ほど見ておけば足りる。価格や営業時間は時期で動くことがあるため、出かける前に0985-64-8833で確かめておくと確実だ。宮崎駅から歩いて向かえる橘通りの一角で、肉を主役に据えた昼か夜を、石板の上で自分の手で仕上げてみてほしい。専門店の一皿を、好みの加減で味わう時間になるはずだ。

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