マチノワ · 2026年 春号
2026-06-01
SUSHI FUMI FUKUSHIMA

大阪福島 鮨ふみ、
福島の江戸前。

大阪駅・梅田から環状線でひと駅。福島は、オフィス街の便利さと、夜になると路地裏に灯がともる飲食店街の顔をあわせ持つ街だ。昼間は淡々とした通りが、夕方を過ぎると一軒一軒の暖簾に人が吸い込まれていく。そんな福島七丁目、JR福島駅から歩いて3分ほどの場所に、鮨ふみはある。スリーエスビルの1階、檜のカウンターをメインの舞台にした江戸前鮨の店だ。大将は福喜鮨の本店や高級ホテル、北新地で20年の研鑽を積んだ職人で、その日その時の良質なネタをおまかせで握る。梅田で飲む前のひと皿ではなく、ここを目的に福島まで足を運びたくなる――そんな一軒だと思う。

副題

福島区の檜カウンターで味わう、おまかせの江戸前鮨

編集

マチノワ編集部

福島区の檜カウンターで味わう、おまかせの江戸前鮨編集部厳選SUSHI FUMI FUKUSHIMA5 POINTS2026年 春号福島区の檜カウンターで味わう、おまかせの江戸前鮨編集部厳選SUSHI FUMI FUKUSHIMA5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

福島区の檜カウンターで味わう、おまかせの江戸前鮨

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。大阪駅・梅田から環状線でひと駅。福島は、オフィス街の便利さと、夜になると路地裏に灯がともる飲食店街の顔をあわせ持つ街だ。昼間は淡々とした通りが、夕方を過ぎると一軒一軒の暖簾に人が吸い込まれていく。そんな福島七丁目、JR福島駅から歩いて3分ほどの場所に、鮨ふみはある。スリーエスビルの1階、檜のカウンターをメインの舞台にした江戸前鮨の店だ。大将は福喜鮨の本店や高級ホテル、北新地で20年の研鑽を積んだ職人で、その日その時の良質なネタをおまかせで握る。梅田で飲む前のひと皿ではなく、ここを目的に福島まで足を運びたくなる――そんな一軒だと思う。

POINT01
江戸前鮨・おまかせ · 大阪市福島区福島

その日のネタを握る、おまかせの江戸前鮨

鮨ふみの中心にあるのは、おまかせで供される江戸前鮨だ。メニューから選ぶのではなく、その日その時の良質なネタを、大将が握りに仕立てて順に出していく。何が出るかを完全に決めきらず、仕入れと季節に委ねるスタイルなので、訪れるたびに皿の表情が変わる。大将は福喜鮨の本店をはじめ、高級ホテルや北新地で20年にわたって腕を磨いてきた職人で、江戸前の仕事を一貫して積み重ねてきた背景を持つ。鮨は流行の演出に寄せるよりも、ネタとシャリ、握りの基本を丁寧に重ねることに重きを置いているのが伝わってくる。だからこそ、特別な日の一度きりではなく、季節が変わるたびに通って確かめたくなる。江戸前鮨をきちんと味わいたい人の気持ちに応えてくれるのが、この店の核だ。おまかせを軸にしつつ、相談すれば一品料理にも応じてもらえるので、その日の気分にあわせて組み立てられるのも心強い。

スタイルおまかせ中心の江戸前鮨
大将福喜鮨本店・高級ホテル・北新地で20年の修業
Google マップで開く ↗
POINT02
店づくり・カウンター · 大阪市福島区福島

檜のカウンターを舞台にした、考え抜かれた空間

鮨ふみが他の鮨店と一線を画すのは、メインの舞台となる檜のカウンターのつくり込みにある。照明の落とし方から席の高さまで緻密に計算されていて、握りを目の前で受け取る所作が美しく見えるように設えられている。カウンターには四季の花木が活けられ、著名な作家の酒器が使われるなど、料理だけでなく目で楽しむ要素も丁寧に整えられているのが特徴だ。鮨をつまむという行為そのものを、ひとつの時間として味わってほしいという意図が空間の隅々に感じられる。福島という飲食店の多い街にあって、賑やかに飲む店とは違う、落ち着いて握りと向き合える場所を求める人にとって、この設えは通いたくなる理由になる。大将との距離が近いカウンターだからこそ、その日のネタについて尋ねたり、好みを伝えたりしながら食事を進められる。空間と料理と会話が一体になった時間を過ごせるのが、鮨ふみならではの個性だと思う。

カウンター檜製・照明や席の高さまで設計された空間
しつらえ四季の花木・作家の酒器
Google マップで開く ↗
POINT03
コース・メニュー · 大阪市福島区福島

おまかせコースを軸に、その日の良質なネタを順に

鮨ふみの食事は、おまかせコースを軸に進んでいく。その日その時の良質なネタを大将が見極めて、握りを中心に順を追って供してくれる構成だ。季節ごとに仕入れが変わるため、同じ時期に通っても旬の移ろいを皿の上で感じられるのが楽しみになる。あらかじめ品書きが固定されているわけではないので、苦手な食材やその日の気分があれば、相談しながら進められるのもありがたい。一品料理にも相談で応じてもらえるため、握りの前に少しつまみたい、酒に合わせて一皿欲しい、といった希望も伝えやすい。価格帯はおまかせの内容によって幅があり、コースの構成や料金は時期や仕入れによって変わる可能性があるため、予約のときに確認しておくと当日が安心だ。夜は料理のラストオーダーが21時30分なので、ゆっくりおまかせを通したい場合は、早めの時間に入って腰を据えるのがおすすめだ。何が出るかを職人に委ね、その日の鮨を味わう――そんな食事の楽しみ方ができる一軒だと思う。

コースおまかせ中心/相談で一品料理も可
料金・内容時期や仕入れで変わるため予約時に確認
Google マップで開く ↗
POINT04
店内・利用シーン · 大阪市福島区福島

カウンター10席と個室。誰と訪れても過ごしやすい

鮨ふみの席は、檜のカウンター10席と、4名まで使える個室1室の計14席。落ち着いた設えのカウンターは、大将の手元を眺めながら握りを受け取れるので、ひとりや少人数でじっくり鮨と向き合いたい食事に向く。大切な人との記念日や、会話を聞かれたくない接待・会食には、個室を相談しておくと心強い。福島という梅田の隣の立地は、仕事帰りに少し贅沢をしたい夜にも、遠方から訪れる相手をもてなす席にも使いやすく、その日の目的にあわせて表情を変えてくれる。賑やかに飲む店とは違い、料理に集中できる静かな時間が流れるので、鮨そのものを主役にしたいときにちょうどいい。席数が限られているぶん、希望の席や個室の利用、人数の対応については、予約の際に伝えておくと当日の段取りが整う。ひとりの自分へのご褒美にも、二人の特別な夜にも、少人数の大事な食事にも応えてくれる懐の深さが、この店の居心地を支えている。

席数計14席(檜カウンター10席+個室1室4名まで)
向くシーンひとりの食事・記念日・接待や会食
Google マップで開く ↗
POINT05
アクセス・周辺 · 大阪市福島区福島

JR福島駅から徒歩3分。梅田の隣で、夜の街歩きと

鮨ふみがあるのは、大阪市福島区福島七丁目7-24、スリーエスビルの1階。JR大阪環状線の福島駅から徒歩3分ほど、JR東西線の新福島駅からは徒歩5分ほどで、大阪駅・梅田からも環状線でひと駅という便利な立地だ。福島は飲食店が密集する街で、駅周辺の路地には個性のある店が並ぶ。鮨ふみで握りを味わったあと、近くのバーで一杯重ねる、あるいは梅田まで戻って夜を続ける――そんなふうに、大阪の夜の流れに自然と組み込めるのがこの場所の強みだ。アクセスがよいぶん、遠方から新大阪経由で訪れる相手との待ち合わせにも使いやすい。夜の営業は17時から23時、料理のラストオーダーは21時30分で、当日予約は17時30分からの受付。昼は日祝限定の事前予約のみ、11時30分から12時の入店という設定なので、ランチで使いたい場合は早めの予約が要る。定休は水曜だが、祝日や祝前日は営業する。営業時間や料金は変わる可能性があるため、訪問前に電話06-6345-4423または公式情報で確認しておきたい。

アクセスJR福島駅から徒歩約3分/JR新福島駅から徒歩約5分
住所・電話大阪市福島区福島7-7-24 スリーエスビル1F/06-6345-4423
Google マップで開く ↗
編集部のひとこと
鮨ふみは、梅田の隣・福島の路地で、檜のカウンターを舞台に江戸前鮨をおまかせで味わえる一軒。20年の修業を積んだ大将が、その日の良質なネタを順に握ってくれる。仕事帰りの特別な夜にも、大切な人との記念日にも――福島で鮨と聞いたら、思い出したいお店です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

福島で鮨ふみをどう味わうか。最初はおまかせを軸に、その日のネタを大将に委ねて順に味わうのが分かりやすい。何が出るかを決めきらないぶん、季節の移ろいがそのまま握りに映るのを楽しめる。記念日やデートで訪れるなら、檜のカウンターで手元を眺めながら過ごす時間が特別な夜によく合う。会話を大切にしたい席や接待には、4名までの個室を予約のときに相談しておくと安心だ。ひとりや少人数なら、静かに鮨と向き合えるカウンターを生かして、自分へのご褒美の食事として使うのもいい。所要時間は、おまかせを通すなら1時間半から2時間ほどを見ておくと落ち着く。料理のラストオーダーが21時30分なので、ゆっくり味わいたい日は早めの時間に入りたい。立地はJR福島駅から徒歩3分ほどで、梅田からも環状線でひと駅。食事の前後に福島の路地や梅田の夜とつなげやすい。席数が限られているため予約をして訪れるのが確実で、昼は日祝限定の事前予約のみという点にも注意したい。営業時間や料金、定休は変わる可能性があるため、訪れる前に電話06-6345-4423または公式情報での確認を勧めたい。大阪で、鮨そのものを主役にした夜を過ごしたいなら、鮨ふみは福島で頼れる一軒になる。

関連記事

次に読む、街ガイド