マチノワ · 2026年 春号
2026-05-27
MARUHIRA SAPPORO

ラーメンまるひら、
北24条の澄んだ一杯。

札幌市営地下鉄南北線・北24条駅周辺は、北海道大学の北側に広がる商業エリアであり、生活と外食が同じ温度で並ぶ街並みだ。スーパー・居酒屋・カフェ・ラーメン店が密集し、観光客向けに作り込まれた中心部とは違う、札幌に住む人が日々往復するエリアになっている。そんな北24条に、釧路で60年以上の歴史を持つ老舗ラーメン店「ラーメンまるひら」が、2025年3月、札幌店として腰を下ろした。釧路ラーメンの透き通ったスープと細ちぢれ麺、そして本店では裏メニュー扱いだった「ミックス」をレギュラー化した一杯が、札幌の街に新しい選択肢として加わっている。北海道のラーメンというと味噌や濃厚醤油を思い浮かべる人が多いが、ここはあえてあっさり系の道東スタイルで札幌に挑む店だ。

副題

釧路60年超の系譜を札幌に運んだ、あっさり系ラーメン

編集

マチノワ編集部

釧路60年超の系譜を札幌に運んだ、あっさり系ラーメン編集部厳選MARUHIRA SAPPORO5 POINTS2026年 春号釧路60年超の系譜を札幌に運んだ、あっさり系ラーメン編集部厳選MARUHIRA SAPPORO5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

釧路60年超の系譜を札幌に運んだ、あっさり系ラーメン

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。札幌市営地下鉄南北線・北24条駅周辺は、北海道大学の北側に広がる商業エリアであり、生活と外食が同じ温度で並ぶ街並みだ。スーパー・居酒屋・カフェ・ラーメン店が密集し、観光客向けに作り込まれた中心部とは違う、札幌に住む人が日々往復するエリアになっている。そんな北24条に、釧路で60年以上の歴史を持つ老舗ラーメン店「ラーメンまるひら」が、2025年3月、札幌店として腰を下ろした。釧路ラーメンの透き通ったスープと細ちぢれ麺、そして本店では裏メニュー扱いだった「ミックス」をレギュラー化した一杯が、札幌の街に新しい選択肢として加わっている。北海道のラーメンというと味噌や濃厚醤油を思い浮かべる人が多いが、ここはあえてあっさり系の道東スタイルで札幌に挑む店だ。

POINT01
釧路系ラーメン · 札幌市北区北23条西

釧路ラーメンの系譜を継ぐ、澄んだスープの一杯

ラーメンまるひらの軸は、釧路で60年以上続く老舗の流れを汲んだ、あっさり系の一杯にある。スープはカツオ節を主軸に取った清湯系で、見た目は透き通り、口に運ぶと魚介の出汁感が穏やかに広がる構造。札幌で「ラーメン」と聞いて多くの人が思い浮かべるこってり濃厚な味噌や、脂をしっかり乗せた一杯とは別系統の、釧路らしい澄んだ味わいが軸になっている。メニューは醤油・塩・ミックスの3種類で展開。なかでもミックスは、本店では裏メニュー扱いだった一杯で、塩のキレと醤油の香りを同時に楽しめるのが特徴だ。札幌の濃い味のラーメンが続いた後の口直しとして、あるいは胃に重さを残したくない昼食として、引き出しに入れておきたい一杯になる。スープの濃度や提供形態は時期によって調整される可能性があるため、現地での一杯はぜひ自分の舌で確かめてほしい。

スープカツオ節主体・釧路系の清湯
メニュー醤油・塩・ミックスの3種類
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POINT02
麺・素材 · 札幌市北区北23条西

西山製麺と組んで再構築した、細ちぢれ麺

ラーメンまるひら札幌店のもう一つの軸は、麺へのこだわりにある。札幌の老舗製麺所として知られる西山製麺と組み、9回の試作を経て仕上げた特注の細ちぢれ麺がそれだ。釧路ラーメンの伝統である細麺の食感を、札幌の麺事情のなかで再現するためのプロセスで、スープとの絡みや喉越しを細かく調整したと伝えられている。釧路本店の味の記憶を札幌の街で再構築するうえで、麺を地元の製麺所と作り直したという事実は大きい。観光客向けに釧路の名を借りた一軒ではなく、札幌で食べる釧路ラーメンを真面目に作り直そうとした店、という位置づけが見えてくる。澄んだスープと、細く縮れた麺。その組み合わせが一杯の核を成しており、道東の伝統と札幌の製麺技術が交わる、ここでしか味わえない一杯と言える。

西山製麺との特注・細ちぢれ麺
出自釧路ラーメンを札幌で再構築
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POINT03
メニュー・価格 · 札幌市北区北23条西

醤油・塩・ミックス。シンプルに整理されたメニュー構成

メニューはシンプルで、迷う要素が少ないのも、まるひらの良さだ。基本のラーメンは醤油・塩・ミックスの3種類で、いずれも850円。量を増やしたい場合は大盛りで各1,000円、さらに食べたい人向けに特大の各1,200円が用意されている。札幌のラーメンとしては抑えめの価格設定で、ランチ利用のしやすさにつながっている。最初の一杯に選びたいのは、看板の「ミックス」だ。塩7〜8割・醤油2〜3割の比率で配合された一杯で、塩と醤油、どちらの味の方向性も同時に確かめられる構造になっている。連れと一緒に訪れて、醤油と塩を一杯ずつ頼んでシェアする使い方も成立する。トッピングやサイドメニューの詳細、提供価格は時期によって変わる可能性があるため、訪問前に公式情報をご確認ください。

価格ラーメン各850円・大盛1,000円・特大1,200円
初訪問の一杯ミックス(塩7〜8割+醤油2〜3割)
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POINT04
店内空間・利用シーン · 札幌市北区北23条西

カウンター中心の小箱、一人でも家族連れでも

店内の構成は、カウンター11席と4人がけのテーブル席2つというサイズ感。決して大箱ではなく、厨房の様子をカウンターから眺められる距離感の店だ。木目を活かした落ち着いた内装で、ラーメン店らしい潔さとともに、短時間で食べきれる業態に合った設計になっている。一人での食事はカウンターが使いやすく、注文から提供までの流れを目の前で見られるのは、初訪問の人にとっての楽しみ方にもなる。家族や友人と訪れる場合はテーブル席を狙いたいが、席数自体が限られるため、グループでの訪問は混雑時間帯を外した方が動きやすい。メディアの報道では、釧路など道東出身の客が札幌に出てきてから故郷の味を確かめに訪れる構図も伝えられており、観光客向けというよりは、札幌に縁のある人の生活の中に組み込まれていく一軒という印象を受ける店だ。

席数カウンター11席・4名テーブル×2
向くシーン一人ランチ・少人数・親子
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POINT05
アクセス・街歩き · 札幌市北区北23条西

北24条駅から徒歩約3分、樽川通り沿いのビル1階

ラーメンまるひら札幌店が立つのは、札幌市北区北23条西4丁目2-20 木村ビル1階。札幌市営地下鉄南北線・北24条駅から徒歩約3分の距離にあり、駅前の樽川通り沿いから少し入ったエリアになる。北24条は北海道大学の北側に広がる商業エリアで、ラーメン店・居酒屋・カフェ・スーパーが密集している街として知られる。近年では他の釧路系・道東系ラーメン店の出店も相次いでおり、札幌で「あっさり系の北海道ラーメン」を食べたい人にとって、回遊しやすい街になりつつある。提携駐車場があるため車での訪問にも対応するが、台数や利用方法は変わる可能性があるため、訪問前に公式情報をご確認ください。営業は10時30分から15時までと昼帯に絞られているため、出張やドライブの途中、あるいは札幌駅から南北線で数駅という近さを活かして、休日のブランチ的に組み込む使い方も成立する。

住所北海道札幌市北区北23条西4丁目2-20 木村ビル1F
最寄駅札幌市営地下鉄南北線 北24条駅 徒歩約3分
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編集部のひとこと
ラーメンまるひら札幌店は、北24条の通りに灯る、釧路ラーメンを札幌で食べさせる一軒。カツオ出汁の澄んだスープと西山製麺の細ちぢれ麺は、札幌の味噌ラーメン文化とは別の角度から街の食卓に静かに加わる。札幌であっさり系のラーメンと聞いたら、編集部としても引き出しに入れておきたい一杯です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

北24条でこの一杯に向き合うなら、頼み方に少しコツがある。店の看板である「ミックス」を選ぶのが最も筋がいい。塩のキレと醤油の香り、両方向の輪郭を一杯で確かめられるため、二度目以降の選択がしやすくなる。連れと一緒に訪れて、もう一人が醤油や塩を頼んでシェアすれば、3種類のスープを一度の訪問で味わうこともできる。デート利用としては、北24条駅周辺の散歩や買い物と合わせて、休日のブランチ的に立ち寄る組み立てが軽くて良い。一人・少人数であれば、カウンター席を狙って厨房と向き合いながら一杯と向き合う使い方が落ち着く。所要時間は注文から食事までで30〜45分程度を見込んでおきたい。ランチ営業のみの時間帯設計のため、平日の昼に立ち寄るか、休日の午前から早めの行動が現実的だ。札幌駅から南北線で数駅と近く、北海道大学方面の散歩や、北24条商店街での買い物と組み合わせる使い方とも相性がいい。1名あたりの予算は、基本のラーメンであれば850円前後、大盛・特大やトッピングを加えると1,000〜1,300円程度を見込んでおきたい。オープン以来、開店直後から行列ができる人気店として伝えられているため、訪問のタイミングは早めに合わせるか、平日の遅めの時間帯を狙うと動きやすい。営業時間・定休日・メニュー内容・料金は時期や状況で変わる可能性があるため、訪問前に電話 070-5288-0141 または公式情報での確認を。札幌で「あっさり系の北海道ラーメンを食べたい」と思った日、この一軒は北24条という街の角度から、新しい選択肢になってくれる。

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