マチノワ · 2026年 春号
2026-06-11
UZUMAKI MAEJIMA

ラーメンうずまき、
前島の醤油と塩。

那覇の中心、国際通りから少し北へ抜けると、前島という街がある。国道58号と泊港にはさまれた一帯で、オフィスやマンションが立ち並びながら、路地に入れば古くからの食堂や個人店が点在する、生活の匂いの濃いエリアだ。ゆいレールの美栄橋駅から歩いて数分、その前島の一角に「ラーメンうずまき」はある。二〇二四年六月、与那原町から移ってきた醤油ラーメンの店だ。カウンターとテーブルを合わせて十四席ほどの小さな構えで、昼は近隣で働く人の食事どきに、夜は一杯を手繰りに立ち寄る人で席が埋まる。観光の喧騒から半歩離れた街で、地元の生活に溶け込みながら一杯を出し続ける――そんな店の輪郭を、ここから順に追っていきたい。

副題

那覇・前島の醤油ラーメン店。昼も夜も気軽に手繰れる一杯

編集

マチノワ編集部

那覇・前島の醤油ラーメン店。昼も夜も気軽に手繰れる一杯編集部厳選UZUMAKI MAEJIMA5 POINTS2026年 春号那覇・前島の醤油ラーメン店。昼も夜も気軽に手繰れる一杯編集部厳選UZUMAKI MAEJIMA5 POINTS2026年 春号
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POINT5

那覇・前島の醤油ラーメン店。昼も夜も気軽に手繰れる一杯

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。那覇の中心、国際通りから少し北へ抜けると、前島という街がある。国道58号と泊港にはさまれた一帯で、オフィスやマンションが立ち並びながら、路地に入れば古くからの食堂や個人店が点在する、生活の匂いの濃いエリアだ。ゆいレールの美栄橋駅から歩いて数分、その前島の一角に「ラーメンうずまき」はある。二〇二四年六月、与那原町から移ってきた醤油ラーメンの店だ。カウンターとテーブルを合わせて十四席ほどの小さな構えで、昼は近隣で働く人の食事どきに、夜は一杯を手繰りに立ち寄る人で席が埋まる。観光の喧騒から半歩離れた街で、地元の生活に溶け込みながら一杯を出し続ける――そんな店の輪郭を、ここから順に追っていきたい。

POINT01
ラーメン・醤油 · 那覇市前島

店の名を背負う、醤油ラーメンという一杯

店の看板はやはり醤油ラーメンだ。出汁に醤油のかえしを合わせた一杯で、口当たりはあっさりとしながら、飲み進めるほどに旨味がじわりと立ち上がってくる。最後の一滴までレンゲが止まらず、丼を空にして席を立つ人が多い。具は煮玉子やチャーシュー、メンマ、ねぎといった構成で、好みに応じてトッピングを足していける。こってりと背脂で押すよりも、出汁の輪郭で食べさせる方向の醤油で、一杯のあとに胃が重くならないバランスもいい。昼の休憩に手早くすませて午後の仕事に戻るにも、夜に軽く手繰って帰るにも収まりがいい。前島で醤油ラーメンと聞いて思い浮かべる一杯を、まずはそのまま味わってみてほしい。塩も置いているので、二度目以降の楽しみも残る一軒だ。

ジャンル醤油・塩ラーメン
オープン与那原町から前島へ移転(2024年6月)
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POINT02
通いやすさ · 那覇市前島

醤油と塩、そして昼から夜まで開く間口の広さ

うずまきの間口の広さは、醤油一本に絞らず塩ラーメンも置いているところに表れている。同じ出汁を土台にしながら、醤油のキレと塩のまろやかさで表情が変わり、その日の気分で選び分けられる。麺は店で仕込む自家製で、移転を機に自家製麺へ切り替えた経緯があり、スープに合わせて打たれた麺だからこそ、すすったときの一体感が出る。さらに、昼の十一時から夜までほぼ通しで営業しているのも通いやすさにつながっている。ランチの混雑を外した昼下がりにゆっくり一杯、あるいは仕事帰りの夜に立ち寄る、といった具合に、自分の時間に合わせて足を運べる。前島で暮らす人や働く人が、日常の一杯として通える間口を保っているのが、この店に何度も足が向く理由だ。営業時間や定休日は変わることがあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。

営業昼から夜まで通し営業
店仕込みの自家製麺
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POINT03
メニュー · 那覇市前島

トッピングで組み立てる、自分だけの一杯

うずまきの楽しみのひとつが、トッピングで一杯を組み立てられることだ。基本の醤油や塩に、煮玉子やチャーシューの増し、メンマ、海苔などを足していけば、同じ醤油でも満足度の異なる一杯になる。看板の具を一度に味わいたいなら、盛り合わせた全部のせを頼むのが手っ取り早い。チャーシューの脂、煮玉子のとろみ、メンマの食感が一杯の中で重なり、スープの輪郭がより立体的に感じられる。麺の量や味の濃さも無理なく食べきれる範囲に収まっているので、トッピングを足してもくどくならない。初回は基本の醤油でスープと麺の素性を確かめ、二度目から塩や全部のせへ広げていく――そんな通い方をすると、この店の幅が見えてくる。メニューや価格は時期で動くことがあるので、気になる一品は店頭の券売機で確かめてから選びたい。

頼み方トッピング各種・全部のせ
注文入口左手の券売機で食券を購入
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POINT04
店内・席 · 那覇市前島

十四席の小さな構えで、肩肘張らずに手繰る

店はカウンターとテーブルを合わせて十四席ほどの、こぢんまりとした構えだ。入って左手に券売機があり、食券を買ってから席に着く流れになっている。一人でふらりと入ってカウンターで黙々と手繰るのにちょうどよく、待つあいだも厨房の手元が見える距離感がいい。テーブル席もあるので、同僚との昼食や、二人での軽い夕食にも使える。全席禁煙で、ラーメンの湯気と出汁の香りに集中できるのもありがたい。席数が限られるぶん、昼の混み合う時間帯は待ちが出ることもあるが、回転は比較的早く、長く待たされる店ではない。予約は受けておらず、来た順に案内される。支払いは現金のみなので、立ち寄る前に手元の用意をしておくと会計でもたつかずに済む。一人でも、気の置けない相手とでも、肩肘張らずに一杯を囲める場所だ。

席数カウンター・テーブル計14席(全席禁煙)
支払い現金のみ・予約不可
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POINT05
アクセス・街歩き · 那覇市前島

美栄橋から数分、前島という街の素顔へ

場所は那覇市前島の二丁目、国道58号からほど近い一角にある。ゆいレールの美栄橋駅からは三百メートルほど、歩いて四、五分の距離で、駅を背に泊港方面へ向かう道すがらに店がある。前島は国際通りの賑わいから一本抜けた生活エリアで、周辺にはパン屋や食堂、商店が点在し、昼も夜も人の往来がある。観光で国際通りを歩いたあと、人混みを外して一杯を手繰りに足を延ばすにもちょうどいい立地だ。泊港から離島へ船に乗る前後の腹ごしらえにも使えるし、近隣のホテルに泊まる旅行者が地元の一杯を求めて立ち寄る動線にも乗る。車で向かう場合は、周辺の駐車事情を先に確かめておくと当日慌てずに済む。美栄橋駅からの数分の道のりそのものが、前島という街の素顔に触れる時間になる。

最寄りゆいレール美栄橋駅から約300m
住所那覇市前島2丁目(国道58号沿い)
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編集部のひとこと
ラーメンうずまきは、那覇・前島の路地で醤油と塩の一杯を出し続ける一軒。観光地の喧騒から半歩離れた街で、昼は働く人の食事を、夜は一杯を手繰る時間を支えている。美栄橋から歩いて数分、前島でラーメンと思ったら、思い出してほしいお店です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

この店を一日のどこに置くかで、うずまきの使い方は変わってくる。昼に訪ねるなら、混み合うランチの山を少し外した時間に向かうと、待たずにカウンターへ座れて、午後の仕事や街歩きの前に一杯をすませられる。夜に手繰るなら、仕事帰りに美栄橋で降りて、泊港方面へ歩きながら立ち寄る流れがちょうどいい。最初は基本の醤油でスープと自家製麺の素性を確かめ、気に入ったら次は塩や全部のせへ広げていくと、この店の幅が見えてくる。一人ならカウンターで黙々と、同僚や連れとならテーブルで軽く、と席の使い分けもしやすい。所要は食券を買って食べ終えるまで、待ち時間を含めても三、四十分ほどを見ておけば十分だ。予算は一杯にトッピングを足して千円台に収まる範囲が目安だが、支払いは現金のみなので手元の用意を忘れずに。予約は受けていないので、混み合う時間を避けるのが待たずに入るコツだ。店の営業や休みは時期で動くこともあるので、出かける前に最新の情報を当たっておくと確実だ。前島で気負わず一杯を手繰りたい日に、覚えておきたい一軒だ。

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