マチノワ · 2026年 春号
2026-05-30
SUSUKINO NANIWATEI

すすきの浪花亭、
札幌の夜に灯る和食。

札幌の夜が最も濃く灯るのは、やはりすすきのだ。地下鉄南北線すすきの駅を出て、ネオンの交差点から少し横道へ入ると、賑わいの熱量が一段やわらぎ、落ち着いた店構えが増えてくる。南4条西4丁目、松岡ビルの1階にある「すすきの浪花亭」は、その一角で1962年から暖簾を守り続ける和食の店だ。半世紀以上にわたって札幌の食通を迎えてきた老舗で、北海道の旬の食材を会席仕立てで味わわせてくれる。すすきのというと飲み歩きの街の印象が強いが、ここはむしろ、腰を据えて食事と向き合う時間のための場所。記念日や接待、あらたまった会食まで受け止める懐の深さがある。

副題

会席・和食/中央区すすきの/記念日や接待の夜に

編集

マチノワ編集部

会席・和食/中央区すすきの/記念日や接待の夜に編集部厳選SUSUKINO NANIWATEI5 POINTS2026年 春号会席・和食/中央区すすきの/記念日や接待の夜に編集部厳選SUSUKINO NANIWATEI5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

会席・和食/中央区すすきの/記念日や接待の夜に

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。札幌の夜が最も濃く灯るのは、やはりすすきのだ。地下鉄南北線すすきの駅を出て、ネオンの交差点から少し横道へ入ると、賑わいの熱量が一段やわらぎ、落ち着いた店構えが増えてくる。南4条西4丁目、松岡ビルの1階にある「すすきの浪花亭」は、その一角で1962年から暖簾を守り続ける和食の店だ。半世紀以上にわたって札幌の食通を迎えてきた老舗で、北海道の旬の食材を会席仕立てで味わわせてくれる。すすきのというと飲み歩きの街の印象が強いが、ここはむしろ、腰を据えて食事と向き合う時間のための場所。記念日や接待、あらたまった会食まで受け止める懐の深さがある。

POINT01
会席・和食 · 札幌市中央区

1962年から続く、北海道の旬を映す会席料理

すすきの浪花亭の核にあるのは、1962年の創業以来受け継がれてきた会席料理だ。半世紀を超える歴史の中で磨かれてきたのは、北海道という土地の恵みを、いかにおいしく食卓へ届けるかという仕事である。海に囲まれ、山や畑の幸にも恵まれた北海道は、四季ごとに表情を変える食材の宝庫だ。浪花亭はその旬を見極め、先付から椀物、造り、焼き物、揚げ物と、一品ずつ流れるように仕立てた会席で味わわせてくれる。会席という形式の良さは、料理が運ばれる順番そのものに緩急があり、食事の時間に物語が生まれることにある。札幌の夜にあって、ただ腹を満たすのではなく、季節を一皿ずつたどっていく食事ができる。慌ただしい日常から少し背筋を伸ばして食卓に向かいたい夜に、こうした一軒があるのは心強い。料理の内容は季節や仕入れで変わるため、その日の献立は予約のときに尋ねておくと、当日の楽しみがふくらむ。何度訪れても、その季節ごとの一皿に出会えるのが、長く続く会席の店ならではの良さだ。

所在地札幌市中央区南4条西4丁目7 松岡ビル1F
創業1962年・すすきので半世紀以上続く和食店
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POINT02
コース・名物 · 札幌市中央区

天然ふぐにすっぽん、札幌では出会いにくい食材のコース

通いたくなる理由を挙げるなら、まずこの店が扱う食材の幅だ。浪花亭では、天然ふぐを使ったコースやすっぽんのコースが用意されており、はもやおこぜといった、札幌の食卓では出会いにくい魚介も並ぶ。海産が豊かな北海道にあっても、こうした食材を専門の手仕事で味わえる場は限られる。だからこそ、季節の節目やここぞという日に選びたくなる。もう一つ、この店を語るうえで欠かせないのが名物の「飲むトマト酢」だ。これは航空会社JALの国内線ファーストクラスにも採用された一品で、食事の合間に口をすっきりと整えてくれる。会席のコースの流れの中で、こうした名物が一つ挟まることで、食事全体の記憶がぐっと立体的になる。同じ和食でも、浪花亭でしか味わえないものがある――その手応えが、また足を運びたいという気持ちにつながる。コースの内容や提供時期は変わる可能性があるため、目当ての食材がある場合は予約のときに確認しておきたい。これ、特別な日の店選びに地味に効いてくる。

名物コース天然ふぐコース・すっぽんコース(はも・おこぜなども)
看板の一品飲むトマト酢(JAL国内線ファーストクラス採用)
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POINT03
メニュー · 札幌市中央区

天ぷら専門の成、新たに加わったうなぎ料理

浪花亭の楽しみは会席だけにとどまらない。店には天ぷら専門の「成(なり)」があり、揚げたての天ぷらを味わう趣向も用意されている。会席の流れの中で揚げ物を楽しむのとはまた違い、天ぷらそのものに焦点を当てた時間は、食材の持ち味と職人の手際を間近で感じられる。さらに2026年5月からは、新たにうなぎ料理が加わった。北海道の店でうなぎをじっくり味わえる機会は貴重で、和食の引き出しがまた一つ増えたかたちだ。会席で季節を通して味わう日もあれば、天ぷらやうなぎに狙いを定めて訪ねる日もある――その時の気分で選び方を変えられるのが、この店の懐の深さだと思う。何を中心に据えるかで、同じ一軒が違う表情を見せてくれる。会席で土地の旬をたどる夜と、揚げたての天ぷらに向き合う夜では、過ごし方も自然と変わってくる。提供内容や席の種類は時期によって変わる可能性があるため、天ぷらやうなぎを目当てに行くなら、事前に電話で空席と内容を確かめておくと安心だ。

専門の趣向天ぷら専門「成(なり)」を備える
新メニュー2026年5月からうなぎ料理が加わった
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POINT04
店内・利用情報 · 札幌市中央区

個室を備え、記念日や法要にも応える設え

すすきの浪花亭は、すすきのの喧騒の中にありながら、落ち着いて食事に集中できる和食の設えでまとめられている。個室が用意されており、まわりを気にせず会話を楽しみたい接待や会食、家族の集まりに向く。店では慶事や法要といった、あらたまった席にも応じてくれるため、人生の節目を和食でしつらえたいときに頼りになる。記念日のサプライズに対応してくれる点も、特別な日の食事処として心強い。すすきので少人数の静かな会食をしたいとき、賑わいを避けて個室でゆっくり過ごせる和食の店という選択肢は、意外と貴重だ。大切な人との時間を、料理だけでなく空間ごと丁寧に扱ってもらえる――そういう安心感がある。会社の会食でも、家族の祝いの席でも、まわりを気にせず腰を落ち着けられるのはありがたい。席数や個室の広さ、対応できる人数は状況によって変わるため、用途や人数が決まっている場合は、予約の段階で相談しておくと当日の段取りが整う。

個室あり・少人数の会食や家族の集まりに向く
対応慶事・法要などあらたまった席にも応じる
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POINT05
アクセス・周辺 · 札幌市中央区

すすきの駅から徒歩約1分、中央区南4条西4の好立地

すすきの浪花亭があるのは、札幌市中央区南4条西4丁目7の松岡ビル1階。地下鉄南北線のすすきの駅から徒歩約1分という、すすきのの中心に近い立地だ。駅からこれだけ近いと、雪や寒さの厳しい札幌の冬でも訪ねやすく、待ち合わせの段取りもつけやすい。すすきのは飲食店が密集する街だから、会食の前後に一杯立ち寄ったり、食後にカフェやバーへ流れたりと、夜の時間を組み立てやすいのもこの立地の強みだ。中央区のこのあたりは、地下鉄やタクシーでのアクセスもよく、市内のホテルからも動きやすい。出張や旅行で札幌を訪れた夜、土地の旬を和食で味わう一軒として動線に乗せやすい。会食を浪花亭で締めとして据え、その前後にすすきのの街歩きを足す――そんな夜の計画が立てやすいのは、この立地ならではだ。営業時間は18時から22時ごろまでで、日曜・祝日は休みとなる。時期によって変わる可能性があるため、訪問前に電話または公式情報で確認しておきたい。

アクセス地下鉄南北線すすきの駅から徒歩約1分
営業18:00〜22:00ごろ・日曜祝日定休(変わる可能性あり)
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編集部のひとこと
すすきの浪花亭は、1962年から札幌の夜を見守ってきた和食の老舗。北海道の旬を会席で味わわせ、天然ふぐやすっぽん、天ぷら、うなぎまで引き出しは広い。すすきので記念日や接待、土地の食を腰を据えて楽しみたいと思ったとき、思い出したいお店です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

すすきので浪花亭を訪ねるなら、まず季節の会席から入りたい。最初は北海道の旬を映した会席のコースから入るのが分かりやすい。先付から揚げ物まで、季節を一皿ずつたどる流れは、土地の食材をひととおり味わうのに向く。記念日や接待など特別な日なら、個室を予約し、天然ふぐやすっぽんといったコースを軸に据えるとよい。名物の飲むトマト酢を挟んだ会席は、その日の記憶に残りやすい。家族の集まりや法要といったあらたまった席にも応じてくれるので、人数や用途が決まっているなら予約のときに相談しておくと段取りが整う。少人数でじっくり味わいたい夜には、天ぷら専門の成や、新たに加わったうなぎ料理に狙いを定める手もある。所要時間は会席なら2時間ほど、ゆっくり過ごすならもう少し見ておくと落ち着く。立地は地下鉄すすきの駅から徒歩約1分で、夜の街歩きと組み合わせやすい。営業時間は18時から22時ごろ、日曜・祝日は定休で、内容や料金は時期で変わる可能性があるため、訪れる前に電話 011-231-7280 もしくは公式情報での確認を勧めたい。札幌で旬の和食を腰を据えて楽しみたいなら、すすきの浪花亭は中央区すすきので頼れる一軒になる。

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