マチノワ · 2026年 春号
2026-06-03
OBANZAI SHIN MAEDA

おばんざいと酒の店 信~shin~
手稲前田の夜の小鉢。

札幌市手稲区の前田10条あたりは、地下鉄からは少し離れた、暮らしの落ち着きがそのまま街並みになったような一帯だ。マンションや戸建てが静かに並び、夜になるとあかりの数だけ穏やかな時間が流れている。そんな住宅地の一角、新川ビルの地下に「おばんざいと酒の店 信~shin~」はある。2025年6月にオープンした、おばんざいと酒を主役にした小さな一軒で、毎日8品から10品ほど用意されるおばんざいを肴に、ゆっくりと一杯を傾けられる店だ。店主が一人で切り盛りしているぶん、客と料理の距離が近く、住宅地の夜にちょうどいい大きさをしている。

副題

手稲区前田10条の住宅地で味わう、日替わりおばんざいと酒

編集

マチノワ編集部

手稲区前田10条の住宅地で味わう、日替わりおばんざいと酒編集部厳選OBANZAI SHIN MAEDA5 POINTS2026年 春号手稲区前田10条の住宅地で味わう、日替わりおばんざいと酒編集部厳選OBANZAI SHIN MAEDA5 POINTS2026年 春号
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…
POINT5

手稲区前田10条の住宅地で味わう、日替わりおばんざいと酒

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。札幌市手稲区の前田10条あたりは、地下鉄からは少し離れた、暮らしの落ち着きがそのまま街並みになったような一帯だ。マンションや戸建てが静かに並び、夜になるとあかりの数だけ穏やかな時間が流れている。そんな住宅地の一角、新川ビルの地下に「おばんざいと酒の店 信~shin~」はある。2025年6月にオープンした、おばんざいと酒を主役にした小さな一軒で、毎日8品から10品ほど用意されるおばんざいを肴に、ゆっくりと一杯を傾けられる店だ。店主が一人で切り盛りしているぶん、客と料理の距離が近く、住宅地の夜にちょうどいい大きさをしている。

POINT01
おばんざい · 手稲区前田

毎日8〜10品。日替わりのおばんざいが、この店の主役

おばんざいと酒の店 信~shin~の軸は、店名がそのまま示すとおり、おばんざいにある。おばんざいとは、家庭の総菜のように季節の野菜や乾物、魚などを炊いたり和えたりした小鉢の料理のことで、この店では毎日8品から10品ほどが用意される。日によって並ぶ顔ぶれが替わるので、訪れるたびに違う取り合わせに出会えるのがおばんざいの楽しいところだ。カウンターに小鉢が並ぶ様子を眺めて、その日の気分で選ぶ――そんな、お惣菜屋さんの店先のようなやり取りが、そのまま夜の一杯につながっていく。一品ずつは控えめな量だから、いくつか頼んで少しずつ味わうことができ、一人でも数種類を試しやすい。家庭料理の延長にあるあたたかみのある皿を、店でていねいに仕立てて出してくれる。きょうは何があるだろうと考えながら暖簾をくぐる、その小さな期待が通う理由になる店だと思う。

料理日替わりおばんざい(毎日8〜10品ほど)
向く人少しずつ色々つまみたい人・一人飲み
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POINT02
店のスタイル · 手稲区前田

店主が一人で切り盛り。急がず過ごす夜の店

信~shin~は、店主が一人で料理から接客までを担っている店だ。一人で切り盛りしているぶん、混み合う時間帯には料理や飲み物が出てくるまで少し時間がかかることもある。けれど、それはこの店の性格そのものでもある。慌ただしく回転させる店ではなく、一杯と一品をゆっくり味わいながら、夜の時間そのものを楽しむための場所だ。注文した小鉢が手元に届くまでの間も、カウンター越しの距離の近さが、待つ時間を居心地のいいものにしてくれる。せかせかせず、自分のペースで飲み食いしたい人にとっては、この間合いがむしろちょうどいい。チェーンの居酒屋にはない、店主の手と目が行き届いた一軒で過ごす時間は、住宅地の夜だからこそ落ち着く。早く出てくることを求めるより、ゆっくり腰を据えるつもりで訪れたい――そういう前提で付き合うと、この店のよさが素直に伝わってくる。一人の作り手と向き合う夜は、地味に効いてくる心地よさがある。

営業形態店主が一人で切り盛り
過ごし方急がず、ゆっくり時間を楽しむ
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POINT03
メニュー · 手稲区前田

だし巻き玉子に、あげ納豆。定番の一品も頼める

日替わりのおばんざいが主役の店だが、いつ訪れても頼める通常メニューもそろっている。よく名前が挙がるのが、だし巻き玉子だ。だしを含ませてふっくらと焼き上げる卵料理は、和の酒場の定番でありながら作り手の腕が出る一品で、まず頼んでおきたい肴になる。さらに、あげ納豆やもやし納豆といった納豆を使った料理、しめにうれしい焼飯なども用意されている。おばんざいの小鉢で季節を味わいつつ、こうした定番の一品を組み合わせれば、その日の気分に合わせて緩急のある食べ方ができる。店名のとおり酒の店でもあるので、これらの肴を相手に一杯を傾けるのがこの店の本筋だ。日替わりのおばんざいで冒険し、だし巻き玉子や焼飯といった顔なじみの一品で着地する――そんな組み立てが自然にできるのがうれしい。何を頼むか迷ったら、まずはその日のおばんざいを二、三品と、だし巻き玉子から始めてみるといい。

定番メニューだし巻き玉子・あげ納豆・もやし納豆・焼飯ほか
楽しみ方日替わりおばんざい+定番の一品+酒
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POINT04
利用シーン · 手稲区前田

夜だけ開く、地下の小さな一軒。一人でも、気の合う仲間とでも

おばんざいと酒の店 信~shin~は、夜の時間帯だけ開く店だ。火曜から金曜は18時から、土曜は少し早めの17時から営業し、日曜と月曜が定休にあたる。仕事や家事を終えてから、一日の終わりに一杯を飲みに行く――そんな夜の使い方になじむ営業時間だ。新川ビルの地下にある小さな店なので、大人数で賑やかに使うというより、一人でカウンターに腰かけて店主とぽつぽつ話しながら飲んだり、気の合う相手と二、三人で静かに杯を重ねたりするのに向いている。日替わりのおばんざいを少しずつ分け合えば、会話の合間に自然と話題が生まれる。住宅地のなかにあるぶん、近所の人が仕事帰りにふらりと立ち寄れる距離感も魅力だ。週末は土曜の早い時間から開いているので、明るいうちから一杯を始めたい休日にも使える。日曜と月曜が休みである点だけは、出かける前に頭に入れておきたい。

営業時間火〜金 18時〜23時/土 17時〜23時
定休日日曜・月曜
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POINT05
アクセス・周辺 · 手稲区前田

手稲区前田10条。JR手稲駅からバスで向かう住宅地の店

信~shin~があるのは、札幌市手稲区前田10条11丁目1-7、新川ビルの地下1階だ。手稲区の前田エリア、JR函館本線の手稲駅からは少し離れた住宅地の一角にあたる。最寄りは手稲駅になるが、駅からは距離があるため、バスを使って向かうのが現実的だ。前田方面へ向かうバスに乗り、店の近くで降りて住宅街を歩く道のりは、地図を手元に確かめながら進むと安心できる。車で訪れる人も多い地域なので、来店前に駐車場の有無を電話で確かめておくとよい。周囲はマンションや戸建てが並ぶ落ち着いた住宅地で、繁華街のような賑わいはないぶん、夜は静かで気持ちがいい。店は地下にあるので、新川ビルの入り口とおばんざいと酒の店 信~shin~の看板を目印に探したい。初めて訪ねるなら、迷ったときのために電話番号080-8301-1515を控えておくと心強い。営業時間や定休日、料金は変わる可能性があるので、出かける前に電話で確認しておくと確実だ。

住所札幌市手稲区前田10条11丁目1-7 新川ビルB1
アクセス・電話JR手稲駅からバス/080-8301-1515
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編集部のひとこと
おばんざいと酒の店 信~shin~は、手稲区前田の住宅地に2025年に灯った一軒。毎日替わる8〜10品のおばんざいを肴に、店主が一人で切り盛りする小さな店で、急がずゆっくり夜を過ごせる。札幌・手稲でしみじみ一杯を傾けたい夜に、思い出したいお店です。
マチノワ編集部
編集後記

最後に、歩き方

手稲前田で信~shin~を使うなら、その日のおばんざいから始めたい。最初はその日のおばんざいを二、三品選んで、季節の小鉢を肴に一杯を始めるのが分かりやすい。そこへ、だし巻き玉子のような定番の一品を足せば、緩急のある食べ方になる。一人で訪れるなら、カウンターに腰かけて、店主が一人で切り盛りする手元を眺めながらゆっくり飲むのがこの店らしい使い方だ。気の合う相手と二、三人で来て、おばんざいを少しずつ分け合うのも楽しい。店主が一人で回しているぶん、混む時間は料理が出てくるまで少し待つこともあるので、時間に余裕をもって、夜そのものを楽しむつもりで訪れたい。営業は火曜から金曜が18時から、土曜は17時から、日曜と月曜が定休。所要時間は、ゆっくり飲むなら1時間半から2時間ほどを見ておくと落ち着く。新川ビルの地下にある小さな店なので、席数には限りがある。確実に座りたい日や、料金・営業時間を確かめたいときは、出かける前に080-8301-1515へ電話を入れておくと行き違いがない。手稲・前田の夜に、しみじみ過ごせる一軒を探しているなら、信~shin~は頼れる店になる。

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