おはしとこむぎ
広島・可部の「おはしとこむぎ」は、カフェと定食を兼ねた店だ。「おはし」と「こむぎ」という組み合わせが示す通り、和食の要素と小麦の料理が交差したメニュー構成を持つ。可部という住宅地のカフェとして、地元の人が週末に立ち寄る空気がある。昼のコース最初に食べる定食として、量は控えめに、食後のコーヒーでゆっくりしてから移動するのが理想的な流れだ。可部の静かな午後を感じながら食べると、この後の宇品との対比が際立つ。
広島市は南の宇品・江波から北の可部まで、同じ市内でも風景と空気がまったく違う。可部は太田川の上流に近い盆地的な地形で、落ち着いた住宅地が広がる。宇品は広島港に隣接した海沿いのエリアで、船の往来が見える。このコースは、可部の「おはしとこむぎ」で昼食を取った後、電車で南下して宇品の「麺処やのや」で鶏白湯ラーメンを味わう半日コース。広島の地理的な幅を食と移動で体感するために作った、少し欲張りなコースだ。
広島市の北と南、異なる気候と食で過ごす半日
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ2軒の名店を順にご紹介します。広島市は南の宇品・江波から北の可部まで、同じ市内でも風景と空気がまったく違う。可部は太田川の上流に近い盆地的な地形で、落ち着いた住宅地が広がる。宇品は広島港に隣接した海沿いのエリアで、船の往来が見える。このコースは、可部の「おはしとこむぎ」で昼食を取った後、電車で南下して宇品の「麺処やのや」で鶏白湯ラーメンを味わう半日コース。広島の地理的な幅を食と移動で体感するために作った、少し欲張りなコースだ。
広島・可部の「おはしとこむぎ」は、カフェと定食を兼ねた店だ。「おはし」と「こむぎ」という組み合わせが示す通り、和食の要素と小麦の料理が交差したメニュー構成を持つ。可部という住宅地のカフェとして、地元の人が週末に立ち寄る空気がある。昼のコース最初に食べる定食として、量は控えめに、食後のコーヒーでゆっくりしてから移動するのが理想的な流れだ。可部の静かな午後を感じながら食べると、この後の宇品との対比が際立つ。
広島・宇品の「麺処やのや」は、鶏白湯を看板にしたラーメン店だ。宇品は港町特有のオープンな空気があり、ラーメン店でもその雰囲気が漂う。鶏白湯は、鶏の旨みをじっくり抽出した白濁スープで、口当たりがやさしい。可部のカフェ定食から数時間空けた後に食べると、スープの深みがより感じられる。宇品港近くという立地で、食べ終えた後に港を少し歩くのも悪くない。広島という街の陸と海を、食で繋いだ半日コースの着地点だ。
北から南へ。広島を縦に食べる半日がある。マチノワ編集部
可部から宇品への移動は、観光地を繋ぐルートではなく、広島という街の日常を縦断する旅だ。太田川沿いの静けさと、港町の開放感。同じ市内でこれほど異なる空気があることに気づくのが、このコースの収穫だ。広島を「平和記念公園と牡蠣だけ」で括らず、市内の多様なエリアを歩いてほしい。