札幌市東区、地下鉄南北線麻生駅から徒歩10分ほど歩いた住宅街の一角に「打鐘(ジャン)」はあります。店主はかつて競輪選手として走った経歴を持ち、店名の「打鐘」も残り1周半を告げるあの鐘の音から取られたもの。炭火の香りと活気がそのまま屋号に重なる、北区寄りの東区で長く愛されてきた塩ホルモンの専門店です。

看板メニューは炭火でじっくり焼き上げる塩ホルモン。コブクロ、豚丸、笛ガラミといった希少部位から、和牛カルビや牛レバー、ウルテまで17種類ほどの肉が揃い、信頼できる仕入れ先から届く新鮮なものだけを厳選しています。「鮮度や風味が落ちていたらはねのける」という店主の妥協のない姿勢が、シンプルな塩味で素材本来の旨みを引き出す一皿に表れています。

店内はカウンターとテーブル合わせて20席ほどのコンパクトな造り。メニューブックはなく、壁に貼られた品書きから選ぶ昔ながらのスタイルで、ひとり客から家族連れまで幅広い世代が肩を並べます。営業は17時から22時まで、定休日は月曜。麻生エリアで炭火と塩ホルモンをじっくり味わいたい夜に、ぜひ訪ねてみてほしい一軒です。