マチノワ · 2026年 春号
2026-09-25
TOMIZUSHI MIYADA

宮田村・宮田駅前で寿司を握り続ける「富寿し」、上にぎりと旬のネタを味わう

JR飯田線の宮田駅を出てすぐ、暖簾を掲げているのが寿司店「富寿し」だ。宮田村は中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷のほぼ中央に位置する小さな村で、隣接する駒ヶ根市や伊那市とともに、山あいの静かな暮らしが続くエリアとして知られている。駅前の商店が並ぶ通りに溶け込むようにこの店は立ち、有限会社富寿司として代表の春日金夫さんが営んできた。地域の慶事の折詰めから、家族での普段の食事、仕事帰りに立ち寄る一杯まで、村の暮らしのさまざまな場面に寄り添ってきた歴史を持つ。ランチタイムには彩り豊かな盛り合わせが付く「上にぎり」を目当てに近隣から人が集まり、夜は握りを肴に一杯を楽しむ常連客で席が埋まっていく。伊那谷という内陸の土地にありながら、築地から仕入れる旬のネタを、昔ながらの手仕事で握る店構え――駅前の小さな一軒に、村の食卓を支えてきた時間の重みが詰まっている。

副題

江戸前寿司 / 長野県上伊那郡宮田村 / ランチ・ディナー

編集

マチノワ編集部

江戸前寿司 / 長野県上伊那郡宮田村 / ランチ・ディナー✦編集部厳選✦TOMIZUSHI MIYADA✦5 POINTS✦2026年 春号✦江戸前寿司 / 長野県上伊那郡宮田村 / ランチ・ディナー✦編集部厳選✦TOMIZUSHI MIYADA✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

江戸前寿司。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。JR飯田線の宮田駅を出てすぐ、暖簾を掲げているのが寿司店「富寿し」だ。宮田村は中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷のほぼ中央に位置する小さな村で、隣接する駒ヶ根市や伊那市とともに、山あいの静かな暮らしが続くエリアとして知られている。駅前の商店が並ぶ通りに溶け込むようにこの店は立ち、有限会社富寿司として代表の春日金夫さんが営んできた。地域の慶事の折詰めから、家族での普段の食事、仕事帰りに立ち寄る一杯まで、村の暮らしのさまざまな場面に寄り添ってきた歴史を持つ。ランチタイムには彩り豊かな盛り合わせが付く「上にぎり」を目当てに近隣から人が集まり、夜は握りを肴に一杯を楽しむ常連客で席が埋まっていく。伊那谷という内陸の土地にありながら、築地から仕入れる旬のネタを、昔ながらの手仕事で握る店構え――駅前の小さな一軒に、村の食卓を支えてきた時間の重みが詰まっている。

POINT01
江戸前寿司 · 宮田村

築地仕入れの旬ネタを握る、江戸前仕事の軸

富寿しの寿司は、築地から仕入れる新鮮なネタを軸に据えているのが特徴だ。中トロやイクラ、えび、イカ、かずのこといった定番のネタに加え、タラバガニや車エビの踊り焼きなど、見た目にも存在感のある一品が握りや盛り合わせに並ぶ。伊那谷は海から離れた内陸の土地であり、鮮魚を扱う店にとって仕入れの手間は決して小さくない。その条件のなかで質を落とさずに提供し続けているのは、仕入れルートを大切にしてきた積み重ねがあってこそだ。握りだけでなく鉄火巻きやかっぱ巻きといった巻物も一皿に盛り合わせ、一度にいろいろなネタを楽しめる構成になっているのも、この店ならではの魅力だ。彩りよく並んだ盛り合わせは、訪れた客の記憶に残りやすい一皿になっている。宮田村という小さな村で、江戸前の仕事を崩さずに続けている店だと捉えておくとよい。

ネタ中トロ・イクラ・えび・タラバガニ・車エビの踊り焼きなど
仕入れ築地から仕入れる鮮魚が中心
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POINT02
地域密着 · 宮田村

有限会社富寿司として、宮田駅前で寿司を握り続ける

富寿しは、有限会社富寿司として代表の春日金夫さんが営む、地域に根を張った寿司店だ。宮田駅から徒歩1分という立地は、村の暮らしの動線上にそのまま組み込まれている場所であり、観光の通り道というより、地元の人が日常的に使う店として存在感を放ってきた。法事や祝い事の折詰め、家族での食事、仕事帰りの一杯まで、村の食卓のさまざまな場面に寄り添ってきたことが、長く続いている理由のひとつだろう。宮田村のように人口規模の大きくない土地で、駅前に店を構え続けること自体が、地域からの信頼の証でもある。代替わりを重ねながらも屋号を守り続けてきた歴史は、店の看板だけでは伝わらない重みを持っている。チェーン店にはない、店主の顔が見える距離感で寿司を握ってもらえるのが、この店の通いたくなる理由だ。地元の人に混じって暖簾をくぐれば、村の日常の一端に触れることができる。近年はInstagramでの情報発信にも力を入れており、その日のネタや店の様子を出先からでも確認できるようになっているのも、遠方から訪れる客にとってはありがたい変化だ。

運営有限会社富寿司(代表・春日金夫)
立地JR飯田線 宮田駅から徒歩1分
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POINT03
ランチメニュー · 宮田村

ランチは上にぎり、サラダ・汁物・ミニパフェ付き

昼どきに人気なのが「上にぎり」だ。にぎり寿司にサラダと汁物、ミニパフェまで付いたセットで、一皿で満足感のあるランチとして評判がいい。メニューにはさらにグレードの高い「特上にぎり」も用意されており、少し特別な昼食にしたい日はこちらを選ぶ客もいる。夜は握りに加えて巻物を盛り合わせた一皿や、旬の魚介を使った一品料理も並び、酒とともにゆっくり食事を楽しむ使い方もできる。ランチのにぎりには中トロやイクラといった人気のネタもしっかり含まれており、価格に対しての満足度の高さが、リピーターを生んでいる理由のひとつだ。巻物や一品料理を追加すれば、その日の空腹具合や同席する相手に合わせて注文の量を調整できる自由度もある。昼はセットで手早く、夜は一品ずつ選びながらゆっくりと――同じ店でも時間帯によって食事のリズムを変えられるのは、地元で長く営業を続けてきた店ならではの懐の深さだ。昼と夜で表情が変わるメニュー構成は、訪れる時間帯によって違った富寿しを楽しめるということでもある。

ランチ上にぎり(サラダ・汁物・ミニパフェ付き)/特上にぎりも用意
ネタ例中トロ・イクラ・えび・イカ・かずのこ・鉄火巻きなど
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POINT04
店内空間 · 宮田村

昔ながらの寿司屋の空気が残る、落ち着いた店内

富寿しの店内は、昔ながらの寿司屋そのものの、落ち着いた雰囲気でまとまっている。握りたての寿司と静かな時間を求める客に向いた空間で、一人でふらりと立ち寄って握りを摘まむ使い方もできるし、家族連れで昼のにぎりセットを囲む使い方もできる。地域の慶事に折詰めを頼む客がいることからもわかるように、少し改まった食事の場としても使われてきた店であり、普段使いから特別な日まで、幅広いシーンに対応してきた懐の深さがある。村の暮らしに寄り添う形で営業を続けてきた分、常連客と店主との距離感も近く、初めて訪れる客にとっても身構えずに入りやすい空気が流れている。小さな村だからこそ、顔なじみの空気の中で食事ができるという安心感もある。宮田駅からすぐという近さもあって、電車の待ち時間に軽く立ち寄るような使い方も無理なくできる立地だ。

雰囲気昔ながらの寿司屋そのものの落ち着いた空間
利用シーン一人・家族連れ・慶事の折詰めまで幅広く対応
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POINT05
アクセス・立地 · 宮田村

JR宮田駅から徒歩1分、伊那谷の中央に立つ立地

住所は長野県上伊那郡宮田村3215-12。最寄りはJR飯田線の宮田駅で、駅から徒歩1分というほぼ駅前の立地にある。専用駐車場の詳細は公開情報だけでは判断しづらいため、車で向かう場合は事前に電話で確認しておくと当日の動きがスムーズだ。宮田村は中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷のほぼ中央に位置し、隣接する駒ヶ根市や伊那市からもアクセスしやすい場所にある。定休日は火曜と水曜で、営業時間は昼が11時30分から14時まで、夜が17時30分から22時までとなっている。電車移動なら宮田駅からすぐという近さがそのまま使いやすさに直結するし、車移動なら伊那谷を南北に走る国道からのアクセスも視野に入れて予定を組んでおきたい。JR飯田線は駒ヶ根・伊那・辰野方面ともつながっているため、沿線を移動する途中で途中下車して立ち寄るという使い方もできる。伊那谷を訪れる予定があるなら、駅前という立地を活かして、移動の合間に立ち寄る一軒として候補に入れておくのもいい。

住所長野県上伊那郡宮田村3215-12
アクセスJR飯田線 宮田駅から徒歩1分
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編集部のひとこと
富寿しは、宮田駅前で寿司を握り続けてきた、宮田村の食卓を支える一軒。築地仕入れのネタと、昔ながらの手仕事が、静かな店内で今日も客を迎えている。法事から普段の食事まで、村の暮らしに寄り添ってきた歴史がある。宮田村で寿司と聞いたら、まさに、編集部イチオシのお店です。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

昼と夜で、富寿しの使い方は変わってくる。昼どきなら、サラダと汁物、ミニパフェまで付いた上にぎりで、村での用事の合間にしっかり食事を済ませる使い方が向いている。夜であれば、握りに巻物を盛り合わせた一皿を肴に、ゆっくり酒を傾ける時間の過ごし方ができる。家族連れなら昼のにぎりセットを囲む形が収まりがよく、一人であればカウンター越しに握りたてを摘まむ静かな時間を楽しめる。法事や祝い事で折詰めを頼みたい場合は、日程が決まった時点で早めに相談しておくと当日慌てずに済むだろう。仕事帰りに一人でふらっと立ち寄るなら、カウンター越しに握りを何貫か頼んで軽く切り上げる使い方もできる。所要時間は、ランチなら30分から1時間、夜に腰を据えるなら1時間半ほどを見ておくと余裕が持てる。予算はランチの上にぎりが1800円前後、特上にぎりや夜の一品料理を頼めばもう少し幅が出てくる。定休日は火曜と水曜で、営業時間は昼夜で区切られているため、訪れる前に電話やSNSで最新の情報を確かめておくと当日迷わずに済む。JR宮田駅から徒歩1分という近さは、電車での立ち寄りやすさにそのまま直結しており、伊那谷を旅する途中に立ち寄る一軒としても使いやすい立地だ。

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