マチノワ · 2026年 春号
2026-09-16
TENNOMATSU IIDA KANAE

飯田・鼎の路地に構える、
大衆天ぷら天ノ松という一軒

JR飯田線・鼎駅から歩いて15分ほど、県道沿いに住宅と田畑が入り混じる飯田市鼎名古熊。その一角、ローズアネックスと呼ばれる建物の1階に、大衆天ぷら天ノ松はある。周辺の街並みに溶け込むように建っており、目当てにして訪れなければ通り過ぎてしまいそうな一軒だ。店の中央には銅鍋が据えられ、注文が入るたびに天ぷらが揚げられていく。カウンター越しに油の音と香りが届く距離感は、天ぷら専門店ならではの時間の過ごし方を教えてくれる。ランチタイムには定食を求める近隣の客が、夕方の営業時間には仕事帰りに立ち寄る客が、それぞれの時間で店を使い分けている。名物の豚天や、天ぷら鯛焼きといった一皿を目当てに、鼎まで足を運ぶ理由がこの店にはある。

副題

鼎の住宅街で味わう、揚げたて天ぷらの昼と夜

編集

マチノワ編集部

鼎の住宅街で味わう、揚げたて天ぷらの昼と夜✦編集部厳選✦TENNOMATSU IIDA KANAE✦5 POINTS✦2026年 春号✦鼎の住宅街で味わう、揚げたて天ぷらの昼と夜✦編集部厳選✦TENNOMATSU IIDA KANAE✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

鼎の住宅街で味わう、揚げたて天ぷらの昼と夜。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。JR飯田線・鼎駅から歩いて15分ほど、県道沿いに住宅と田畑が入り混じる飯田市鼎名古熊。その一角、ローズアネックスと呼ばれる建物の1階に、大衆天ぷら天ノ松はある。周辺の街並みに溶け込むように建っており、目当てにして訪れなければ通り過ぎてしまいそうな一軒だ。店の中央には銅鍋が据えられ、注文が入るたびに天ぷらが揚げられていく。カウンター越しに油の音と香りが届く距離感は、天ぷら専門店ならではの時間の過ごし方を教えてくれる。ランチタイムには定食を求める近隣の客が、夕方の営業時間には仕事帰りに立ち寄る客が、それぞれの時間で店を使い分けている。名物の豚天や、天ぷら鯛焼きといった一皿を目当てに、鼎まで足を運ぶ理由がこの店にはある。

POINT01
天ぷら・調理スタイル · 飯田市鼎名古熊

店の中央の銅鍋で揚げる、注文後の一皿

天ノ松の天ぷらは、店の中央に据えられた銅鍋で、注文が入ってから一つずつ揚げられる。銅鍋は熱の伝わり方が穏やかで、衣がむらなく色づきやすいとされる道具で、揚げ場を店の中心に置くことで、客は調理の様子を目の前で見ながら食事を待つことになる。カウンター席に座れば、油がはぜる音や立ちのぼる香りまで含めて、揚げたてが運ばれてくる時間そのものを楽しめる。名物として案内されているのが、特製のネギだれをからめた豚天だ。天ぷらというと魚介や野菜を思い浮かべる人が多いかもしれないが、肉厚な豚肉を天ぷらにし、そこに薬味を効かせたたれを合わせる組み合わせは、この店を象徴する一皿になっている。ご飯と味噌汁はおかわり自由と案内されており、天ぷらを主役にしながらも食事としての満足感を作る設計になっている点も、この店らしさにつながっている。衣を薄くまとわせて素材の輪郭を残す揚げ方は、単品でつまむときも定食として頼むときも印象が変わらず、注文の仕方によって満足度が上下しにくいのも、通いやすさを支えている理由の一つだ。

名物特製ネギだれの豚天
調理店中央の銅鍋で注文後に調理
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POINT02
こだわり・名物メニュー · 飯田市鼎名古熊

天ぷらの合間に、天ぷら鯛焼きという一品

天ぷら専門店でありながら、天ノ松には天ぷら鯛焼きという珍しいメニューがある。鯛焼きの生地を天ぷらの衣のように扱い、揚げて仕上げる一品で、食事の締めや小腹を満たす一皿として人気を集めている。塩味の天ぷらが並ぶメニューの中に、こうした甘味寄りの一品が用意されているのは、大衆天ぷらという店名の懐の広さを表している。定食を中心にした食事使いだけでなく、天ぷらをつまみに一杯という使い方も想定されているようで、注文の組み立て方によって過ごし方の幅が変わる。飯田市内、それも鼎という住宅街の中で、天ぷらと甘味を両方看板に掲げる店は珍しく、天ぷら鯛焼き目当てに立ち寄る客がいても不思議ではない。定番の魚介・野菜天ぷらで食事を組み立てたうえで、最後に天ぷら鯛焼きを添えるという流れが、この店らしい一通りの楽しみ方になる。天ぷら専門店の看板と甘味の名物を同じ店で両立させている例は多くなく、鼎の住宅街で知られる一軒として口コミで広がっていく理由の一つになっているようだ。

名物メニュー天ぷら鯛焼き
業態天ぷら専門・大衆食堂
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POINT03
価格帯・支払い方法 · 飯田市鼎名古熊

価格帯は210円から、キャッシュレスにも対応

天ノ松の価格帯は210円から1,848円ほどと案内されている。天ぷらを一品ずつ単品で頼むことも、定食としてまとめて頼むこともできる価格の幅があり、軽く一品つまむ使い方から、しっかり定食で食事を済ませる使い方まで対応できる。支払いはクレジットカードのほか、電子マネーやQRコード決済にも対応しており、現金を用意していない日でも利用しやすい。飯田市鼎という郊外の住宅街にある店ながら、キャッシュレス対応が幅広い点は、見落とされがちだが日常使いの店として意外と効いてくる部分だ。ランチタイムは定食を軸に、夕方からの営業時間は天ぷらをつまみに軽く一杯という使い方もできる価格設計になっており、訪れる時間帯と注文の組み立て方次第で、財布への負担を調整しやすい店といえる。単品と定食を組み合わせて頼めるぶん、昼は手早く定食で済ませ、夜は天ぷらを数品とご飯少なめで軽く抑えるといった使い分けもしやすく、通う頻度を上げやすい価格帯になっている。

価格帯210円~1,848円
支払いクレジットカード・電子マネー・QRコード決済
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POINT04
店内空間・客層 · 飯田市鼎名古熊

カウンター16席、テーブル8席で使い方を選べる

店内はカウンター16席とテーブル8席で構成されている。カウンター席は、店中央の銅鍋で天ぷらが揚がっていく様子を眺めながら食事ができる特等席で、一人で立ち寄って天ぷらを数品つまむという使い方に向いている。テーブル席は、家族連れや友人同士など複数人での食事に対応できる規模で、定食を頼んでゆっくり過ごす使い方がしやすい。貸切対応も可能とされており、少人数の集まりの場としても使える懐の広さがある。飯田市鼎という住宅街の中にある店だけに、近所に住む常連が一人でふらりと立ち寄る姿と、家族で予定を立てて訪れる姿の両方が想像しやすい造りだ。カウンターとテーブル、どちらから埋まるかは時間帯によって変わるため、複数人でまとまって訪れる予定があるなら、事前に問い合わせておくと確実だ。カウンター越しに銅鍋の揚げ場が見える配置は、初めて訪れる客にとっても店の動きが分かりやすく、待ち時間そのものが手持ち無沙汰にならない工夫にもなっている。

席数カウンター16席・テーブル8席
対応貸切可
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POINT05
アクセス・周辺 · 飯田市鼎名古熊

鼎駅から徒歩15分、飯田ICから車で5分の立地

店があるのは長野県飯田市鼎名古熊2104-7、ローズアネックスの1階だ。最寄りのJR飯田線・鼎駅からは徒歩15分ほどで、バス停「名古熊中央」からは徒歩2分の距離にある。車で訪れる場合は、飯田インターチェンジから5分ほどとアクセスしやすく、無料駐車場も6台分用意されている。徒歩・バス・車のいずれでも訪れやすい立地は、鼎という郊外エリアの店としては使い勝手のよい条件だ。営業時間は火曜から土曜が昼と夕方の二部制、日曜・祝日は昼のみで、月曜が定休日と案内されている。ランチタイムに定食を食べに立ち寄ることも、夕方の営業時間に天ぷらをつまみに寄ることもできる時間設計だ。周辺は住宅と田畑が広がるエリアで、観光地としての賑わいはないものの、地元の暮らしの延長線上に店があるぶん、鼎で暮らす人にとっては通いやすい距離感の一軒になっている。無料駐車場が用意されているのは、公共交通の本数が限られる郊外エリアの店として、実際の来店ハードルを下げる意味でも見逃せない条件だ。

最寄り鼎駅 徒歩15分/バス停名古熊中央 徒歩2分
営業時間火-土11:00-14:00/16:00-18:30・日祝11:00-14:30・月休
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編集部のひとこと
銅鍋を店の中央に据え、注文が入ってから一つずつ揚げていく。大衆天ぷら天ノ松が飯田市鼎で守っているのは、揚げたてを待つ時間そのものだ。特製ネギだれの豚天と、天ぷら鯛焼き。この二つを目当てに鼎まで足を運ぶ価値がある。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

JR飯田線・鼎駅で降りて15分ほど歩くか、車で飯田インターチェンジから5分ほど走ると、住宅と田畑の間にローズアネックスの店構えが見えてくる。バス移動なら、名古熊中央のバス停から歩いてすぐだ。最初の一皿には、この店の名物である特製ネギだれの豚天を選ぶと、天ノ松らしさが伝わりやすい。魚介や野菜の天ぷらを何品か合わせて注文し、最後に天ぷら鯛焼きで締めるという流れも、この店ならではの楽しみ方になる。カウンター16席は一人で立ち寄って揚げたてを眺めながら過ごすのに向き、テーブル8席は家族や友人との食事に使いやすい。所要時間は、天ぷら数品を軽くつまむなら30分ほど、定食でご飯と味噌汁のおかわりまで楽しむなら1時間ほどを見ておきたい。予算は210円から1,848円ほどの幅があり、注文の組み立て方次第で軽くも、しっかりとも使える。支払いはクレジットカードやQRコード決済にも対応しているため、現金を持たない日でも困らない。営業時間は火曜から土曜が昼と夕方の二部制、日曜・祝日は昼のみで、月曜は定休日。営業時間や定休日は変わることがあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。飯田市鼎の住宅街で、揚げたての天ぷらと向き合える一軒として、覚えておいて損はない店だ。

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