フィレンツェのミシュラン星付きレストランで培った技術
ジッリオ・ディ・フィレンツェの料理の軸にあるのは、オーナーシェフがイタリア・フィレンツェのミシュラン星付きレストランで積んだ4年間の修行だ。1971年生まれ、富山県小矢部市出身のシェフは、調理専門学校を出たのちホテルニューオータニ大阪で基礎を固め、大阪・石川のレストランで経験を重ねたうえで、本場イタリアへ渡っている。単なる観光的なイタリアンではなく、現地の厨房で通用する技術を身につけてから故郷に近い白山市で店を構えたという経歴が、料理の説得力を支えている。店ではベーコンなどの加工品を手作りし、毎朝シェフ自ら丁寧に仕込みを行う。パスタは約10種類を揃え、素材から仕上げまで一皿ごとに手をかける姿勢が一貫している。専門学校からホテル、大阪の人気店、フィレンツェの星付きレストランへと積み重ねてきた経験値が、開業から10年以上を経た今も、白山市という土地で形になっている一皿だ。