JR高槻駅から徒歩2分、雑居ビルの一階奥にひっそりと佇む「くしや鳥時々」。インターホンで暗証番号を伝えて開く秘密の扉の先には、坪庭を望むカウンターが広がる隠れ家空間が用意されている。日常の喧騒から切り離された落ち着きの中で、大人がじっくりと串と向き合うための一軒だ。

主役は丹波産の地鶏を中心に据えたブランド鶏。串焼きはもちろん、鴨や旬の魚介、地場の野菜を組み合わせた創作料理にも仕立てられ、店主が一品ずつ丁寧に火入れしていく。10品コースや5品セットなど構成も多彩で、素材本来の旨みを引き出した端正な味わいが続く。

店内はカウンター16席とテーブル8席の全24席。少人数でしっとり過ごすのに適した規模感で、目の前で立ち上る炭の香りや所作までを楽しめるのが醍醐味だ。日曜と祝日は昼の時間帯も営業しており、ランチコースで気軽に味わえるのも嬉しい。大切な人との一夜にふさわしい高槻の鳥料理店である。