自家焙煎の豆から一杯を仕立てるコーヒー
tara cafe.の中心にあるのは、店主自ら焙煎する自家焙煎コーヒーだ。ロースターの中で艶を帯びていく豆の写真からも、焙煎という工程そのものを大切にしている店であることが伝わってくる。豆は複数の種類から選べるようになっており、その日の気分や好みに応じて一杯を選べる仕立てだ。トレーラーという限られた空間で焙煎から抽出までを担う店は珍しく、豆を仕入れて淹れるだけの店とは一線を画す。丘の上という立地でわざわざコーヒーを飲みに行くなら、こうして手をかけられた一杯であることは大きな理由になる。焙煎の匂いが漂うカウンター越しに一杯が仕上がっていく様子は、チェーン店のドリンクとは違う時間の流れを感じさせる。テイクアウトにも対応しているため、テラスで座って飲むだけでなく、蒲郡みかんジュースとあわせて豆を持ち帰るという使い方もできる。丘を下ったあとも、家で同じ豆を淹れ直せば、店で過ごした時間を思い出す一杯になる。