マチノワ · 2026年 春号
2026-09-18
ARAYA, KATSUKAWA

焼鶏ラーメンあらやで出会う、
勝川の骨ガラを使わない一杯。

JR勝川駅から歩いて5分、国道302号沿いの住宅と商店が混じり合う一角に、焼鶏ラーメンあらやはある。春日井市小野町、駅の再開発で表情を変えつつあるエリアの片隅で、朝は7時から、昼は14時半までという二部制で小さく暖簾を出す店だ。店主はもともと高蔵寺で6年間、焼鳥屋を営んできた人物で、2024年6月に勝川へ移り、業態をラーメンへと転じた。骨ガラではなく鶏肉そのものから引いたスープには、その焼鳥屋時代の経験がそのまま生きている。卓上に焼鳥用のたれが置かれているのも、転業の名残だ。コの字カウンター9席のみという小さな造りだから、大人数で押しかける店ではなく、一人か二人で鶏の出汁をじっくり味わいに行く店だと捉えておくといい。朝の通勤前にさっと立ち寄る客もいれば、昼どきにゆっくり一杯を味わいに来る客もいる、時間帯によって表情の変わる店だ。国道沿いという立地でありながら店構えは目立ちすぎず、勝川で暮らす人や働く人が日々の食事の合間に立ち寄る、そんな距離感の店として根を張り始めている。

副題

春日井市勝川、元焼鳥職人が仕込む肉だしラーメン店

編集

マチノワ編集部

春日井市勝川、元焼鳥職人が仕込む肉だしラーメン店✦編集部厳選✦ARAYA, KATSUKAWA✦5 POINTS✦2026年 春号✦春日井市勝川、元焼鳥職人が仕込む肉だしラーメン店✦編集部厳選✦ARAYA, KATSUKAWA✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

春日井市勝川、元焼鳥職人が仕込む肉だしラーメン店。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。JR勝川駅から歩いて5分、国道302号沿いの住宅と商店が混じり合う一角に、焼鶏ラーメンあらやはある。春日井市小野町、駅の再開発で表情を変えつつあるエリアの片隅で、朝は7時から、昼は14時半までという二部制で小さく暖簾を出す店だ。店主はもともと高蔵寺で6年間、焼鳥屋を営んできた人物で、2024年6月に勝川へ移り、業態をラーメンへと転じた。骨ガラではなく鶏肉そのものから引いたスープには、その焼鳥屋時代の経験がそのまま生きている。卓上に焼鳥用のたれが置かれているのも、転業の名残だ。コの字カウンター9席のみという小さな造りだから、大人数で押しかける店ではなく、一人か二人で鶏の出汁をじっくり味わいに行く店だと捉えておくといい。朝の通勤前にさっと立ち寄る客もいれば、昼どきにゆっくり一杯を味わいに来る客もいる、時間帯によって表情の変わる店だ。国道沿いという立地でありながら店構えは目立ちすぎず、勝川で暮らす人や働く人が日々の食事の合間に立ち寄る、そんな距離感の店として根を張り始めている。

POINT01
焼鶏ラーメン・勝川 · 春日井市

骨ガラを使わない、鶏肉だしのスープ

焼鶏ラーメンあらやのスープの核は、豚骨や鶏ガラといった骨からではなく、鶏肉そのものから旨みを引き出している点にある。店主は高蔵寺で6年間焼鳥屋を営んできた経歴を持ち、炭火で鶏を焼き続けてきた経験を、そのままスープ作りに持ち込んだ。骨から長時間煮出す一般的な製法とは違い、肉の旨みを前面に出した仕立てになっているため、こってりとした重さよりも、鶏そのものの味わいが強く感じられる一杯に仕上がっている。昼のメニューではたまり醤油とあっさりの2種類からスープを選べるので、その日の気分や体調に合わせて濃さを調整できるのも使いやすいポイントだ。焼鳥屋としての経験がラーメンという別の形で生きている、という成り立ちそのものが、この店でスープを選ぶ理由になる。骨から取る出汁に慣れた舌には新鮮に映るはずで、鶏の旨みをまっすぐ受け取れる一杯として覚えておきたい。

スープ骨ガラ不使用・鶏肉だし
味たまり醤油・あっさりから選択可
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POINT02
店の成り立ち · 春日井市

焼鳥屋からの転業、卓上に残るたれ

焼鶏ラーメンあらやは2024年6月18日にオープンした店だが、店主にとって全くの新しい挑戦というわけではない。それ以前は高蔵寺で「焼鳥処あらや」として6年間、焼鳥屋を営んでいた。勝川への移転を機に業態をラーメンへ切り替えたが、その名残は店の随所に残っている。卓上には焼鳥用のたれが置かれており、注文したラーメンに好みでかけて味を変えられる仕掛けは、焼鳥屋出身の店ならではの発想だ。最初からラーメン専業として始まる店が多いなかで、この店は焼鳥屋としての下積みを土台に持っている。その違いが、スープの引き方やトッピングの選び方など、細部の判断に表れている。同じ鶏のラーメンでも、焼鳥の技術を経由してきた一杯かどうかで印象は変わってくるはずで、その積み重ねが今のあらやという店の輪郭を作っている。

開業2024年6月18日
前身高蔵寺「焼鳥処あらや」(6年間営業)
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POINT03
メニュー · 春日井市

朝ラーメンから丼物まで、二部制のメニュー

焼鶏ラーメンあらやは、朝の部と昼の部でメニューが分かれているのも特徴のひとつだ。7時から10時までの朝限定では、鶏肉ほぐし中華そばや納豆ラーメン、お子様ラーメンなど、出勤前や早い時間でも食べやすい構成が並ぶ。10時から14時半までの昼の部になると、鶏肉中華そばや鶏肉台湾ラーメンに加えて、炭焼き親子丼や鶏ユッケ丼といったラーメン以外の一品も選べるようになる。価格帯は朝メニューが850円前後から、昼メニューはおおよそ920円から1,800円程度で、トッピングやセットを付ければ幅はさらに広がる。ラーメン一杯で軽く済ませたい日もあれば、丼物を合わせてしっかり食事にしたい日もあるはずで、その両方に応えられる品揃えになっている。焼鳥屋から転じた店らしく、鶏を軸にしたメニューで朝から昼まで一貫しているのも、この店らしさと言えるだろう。炭焼き親子丼や鶏ユッケ丼のように、麺を使わない鶏料理が選べる点も、ラーメン専業店にはない幅の広さだ。ラーメンと丼を両方少しずつ、という食べ方ができるかは日によるが、鶏という軸が一本通っているおかげで、どのメニューを選んでも店の個性からは外れない。

朝メニュー鶏肉ほぐし中華そば・納豆ラーメン(7:00-10:00)
昼メニュー鶏肉中華そば・台湾ラーメン・炭焼き親子丼(10:00-14:30)
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POINT04
店内空間 · 春日井市

コの字カウンター9席、転業の面影が残る店内

店内はコの字型のカウンター9席のみという、こぢんまりとした造りだ。大人数での来店には向かないが、その分、店主が鶏を仕込みスープを整える様子を目の前で見られる距離感がある。焼鳥屋からラーメン店へと業態を変えた店だけに、内装には転業前の面影が随所に残っており、初めて座った客にもその成り立ちが自然と伝わってくる。卓上に置かれた焼鳥用のたれも、この店の来歴を語る小さな手がかりのひとつだ。カウンターのみの構成なので、一人で訪れて黙々と一杯を味わうのにも向いているし、朝の忙しい時間にさっと座って食べて出ていく、という使い方もしやすい。席数が限られているぶん、昼どきのピーク時間は埋まりやすいことも、事前に頭に入れておきたい。コの字カウンターは店主との距離が近い分、注文から提供までのやり取りも自然と生まれやすく、常連が増えていくような小さな店特有の空気がある。

席数コの字カウンター9席
利用シーン一人客・朝食・ランチ
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POINT05
アクセス・立地 · 春日井市

JR勝川駅から徒歩5分、国道302号沿いの立地

焼鶏ラーメンあらやがあるのは、愛知県春日井市小野町。JR中央本線の勝川駅から歩いて5分ほどの距離で、国道302号沿いに店を構えている。勝川駅の周辺は近年再開発が進み、商業施設と住宅街が混在するエリアへと姿を変えてきた。駅から店までの道のりは平坦で歩きやすく、通勤や通学の途中に立ち寄りやすい立地だと言える。営業は朝7時から10時、昼10時から14時半までの二部制で、夜の営業は行っていない。そのため、朝ラーメンを目的に早起きして訪れる、あるいは昼休みに合わせて立ち寄る、といった使い方がこの店には合っている。勝川駅周辺で用事を済ませたついでに一杯、という寄り道の仕方もできる立地だ。車での来店であれば国道302号沿いという道のりのわかりやすさも利点になる。営業時間や定休日は変わることがあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。

住所愛知県春日井市小野町2-186
アクセスJR勝川駅から徒歩約5分
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編集部のひとこと
焼鶏ラーメンあらやは、焼鳥屋としての経験をそのままスープに持ち込んだ、勝川の小さな一軒。骨ガラに頼らない肉だしの一杯は、朝も昼も、この店でしか味わえない。勝川で鶏の旨みを感じたくなったら、まず思い出したい店だ。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

朝と昼、どちらの時間に訪れるかで、焼鶏ラーメンあらやの過ごし方は変わってくる。朝の部は7時から10時までで、出勤前や早朝の空腹をさっと満たしたい人に向いている。昼の部は10時から14時半までで、鶏肉中華そばや台湾ラーメンに加え、炭焼き親子丼や鶏ユッケ丼を合わせてしっかり食事にすることもできる。コの字カウンター9席のみの店なので、一人でふらりと立ち寄るには居心地がいいが、大人数での来店には向かない。デートで使うというよりは、一人か二人で気軽に鶏の出汁を味わいに行く店だと捉えておくとちょうどいい。所要時間は注文から食べ終わるまでで20分から30分ほど見ておけば十分だろう。予算はラーメン一杯なら1,000円前後、丼物を合わせても2,000円あれば収まる範囲だ。昼どきのピーク時間はカウンター9席が埋まりやすいので、少し時間をずらして訪れると落ち着いて座れる。JR勝川駅から徒歩5分という立地なので、電車で訪れても駅からの負担は少ない。夜営業がない分、寄り道のつもりでふらっと立ち寄るよりは、朝食か昼食の予定として最初から組み込んでおくほうが動きやすい店だ。メニューや価格は時期で動くので、訪れる前に電話や公式SNSで確認しておきたい。

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