マチノワ · 2026年 春号
2026-09-24
SEASONAL CUISINE WAJU, KANAYA

季節料理 和重、
島田市金谷に構える鮮魚店直結の一皿を。

大井川を挟んで発展してきた宿場町、金谷。国道1号の旧道をたどり、大井川に架かる橋を渡った先に、季節料理 和重はある。すぐそばには大井川鐵道の新金谷駅があり、SLが汽笛を鳴らしながら行き交うこの土地は、鉄道ファンや観光客の姿も珍しくない。かつて東海道の宿場として栄えた金谷は、いまも旧道沿いに商店や飲食店が点在し、観光と生活が同じ通りの中に同居している。和重は、その一角で鮮魚店を併設した季節料理の店として、長く地域に根を張ってきた。店の顔となるのは、朝から仕入れる鮮魚と、地元の食材を活かした一品料理。昼は定食中心、夜は前日までの予約制という営業スタイルからも、来店客一人ひとりとじっくり向き合う姿勢がうかがえる。新金谷駅からSLに揺られてきた観光客が立ち寄ることもあれば、鮮魚店側だけを目当てに訪れる近所の住人もいる——そんな二枚看板の店が、この街でどんな役割を持っているのかを、以下で見ていきたい。旧東海道の名残を感じさせる通りに面しているぶん、車で訪れる客だけでなく、駅から歩いてくる客の足取りも自然に店へ向かうように作られている土地柄だ。

副題

島田市金谷、大井川鐵道新金谷駅そばの鮮魚店併設の季節料理店

編集

マチノワ編集部

島田市金谷、大井川鐵道新金谷駅そばの鮮魚店併設の季節料理店✦編集部厳選✦SEASONAL CUISINE WAJU, KANAYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦島田市金谷、大井川鐵道新金谷駅そばの鮮魚店併設の季節料理店✦編集部厳選✦SEASONAL CUISINE WAJU, KANAYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

島田市金谷、大井川鐵道新金谷駅そばの鮮魚店併設の季節料理店。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。大井川を挟んで発展してきた宿場町、金谷。国道1号の旧道をたどり、大井川に架かる橋を渡った先に、季節料理 和重はある。すぐそばには大井川鐵道の新金谷駅があり、SLが汽笛を鳴らしながら行き交うこの土地は、鉄道ファンや観光客の姿も珍しくない。かつて東海道の宿場として栄えた金谷は、いまも旧道沿いに商店や飲食店が点在し、観光と生活が同じ通りの中に同居している。和重は、その一角で鮮魚店を併設した季節料理の店として、長く地域に根を張ってきた。店の顔となるのは、朝から仕入れる鮮魚と、地元の食材を活かした一品料理。昼は定食中心、夜は前日までの予約制という営業スタイルからも、来店客一人ひとりとじっくり向き合う姿勢がうかがえる。新金谷駅からSLに揺られてきた観光客が立ち寄ることもあれば、鮮魚店側だけを目当てに訪れる近所の住人もいる——そんな二枚看板の店が、この街でどんな役割を持っているのかを、以下で見ていきたい。旧東海道の名残を感じさせる通りに面しているぶん、車で訪れる客だけでなく、駅から歩いてくる客の足取りも自然に店へ向かうように作られている土地柄だ。

POINT01
季節料理・海鮮 · 島田市

鮮魚店が仕入れる魚を、その日の一皿に

和重の一番の特徴は、鮮魚店を併設している点にある。仕入れた魚をそのまま店の一品に回せる距離の近さが、海鮮丼をはじめとする料理の軸になっている。メニューには特上を含む海鮮丼のほか、新鮮な魚介を使った料理が並び、地元で獲れる旬の素材を生かした季節料理も提供している。日本酒は島田の地酒を含む厳選した品揃えで、食事と一緒に地元の酒を楽しみたい人にも向く構成だ。魚を専門に扱う店が隣にある強みは、鮮度の面でも仕入れの融通の面でも大きい。全国から目利きの効いた食材を集め、丁寧に仕上げるという店の姿勢は、単なる定食屋とは一線を画す。昼はランチとして手軽に、夜は予約制でじっくりと——同じ厨房から出てくる料理でも、時間帯によって向き合い方が変わってくる店だ。特上を選べば器の中身がひと回り豪華になる海鮮丼は、記念日や少し奮発したい日の選択肢としても機能する構成になっている。

料理ジャンル和食・季節料理
名物海鮮丼(特上あり)
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POINT02
業態・成り立ち · 島田市

飲食店と鮮魚店、二枚看板という営業スタイル

和重を語るうえで欠かせないのが、飲食店と鮮魚店が一体になった営業スタイルだ。電話番号も飲食店用と鮮魚店用で分けて案内されており、二つの業態がそれぞれ独立して機能していることがわかる。鮮魚店とテイクアウトは10時から18時まで営業し、買い物だけの立ち寄りにも対応する。飲食店側の昼営業は11時30分から14時(ラストオーダー13時30分)までと区切られており、夜は前日までの予約制だ。予約制の夜営業は、仕込みと仕入れをその日の予約数に合わせて調整できるという意味でもあり、無駄なく食材を使い切る運営につながっているのだろう。仕出しやコース料理にも対応しているため、法事や会合などまとまった人数の利用にも向く。オンラインショップも運営しており、店に足を運べない人が鮮魚や商品を購入できる窓口も用意されている。

営業形態飲食店+鮮魚店を併設
夜営業前日までの要予約
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POINT03
メニュー · 島田市

海鮮丼からすき焼き定食まで、幅のある献立

和重の献立は、海鮮に偏らない幅の広さも特徴だ。海鮮丼を筆頭に、フライ定食、すき焼き定食といった定食メニューが並び、鶏・豚・牛と肉料理も一通り揃えている。魚介中心の店になりがちな鮮魚店併設の飲食店で、肉料理までしっかり用意しているのは、幅広い年代や好みの客を受け止めるための構成なのだろう。すき焼き定食のようにボリュームのある一品もあれば、フライ定食のように定番の定食として頼みやすいメニューもあり、その日の気分や同行者の好みに合わせて選びやすい。地元素材を使った旬の料理も並ぶため、季節ごとに献立が変わる楽しみもある。昼の時間帯は特に、こうした多彩な定食群から選べる構成になっており、海鮮丼だけを目当てに来た人が隣の席ですき焼き定食を頼んでいる、という光景も自然に成立する店だ。同行者の年齢や好みが分かれるグループでも、海鮮と肉のどちらかを選べば全員が満足できる献立になっているのは、鮮魚店併設という強みを持つ店ならではの構成だと言える。

定食メニュー海鮮丼・フライ定食・すき焼き定食など
肉料理鶏・豚・牛
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POINT04
店構え・外観 · 島田市

木格子の引き戸と黒板が出迎える、金谷の入り口

店の入り口に立つと、木格子の引き戸と白いのれんが出迎える。軒先に置かれた黒板には、ランチ営業の時間帯が手書きで示され、扉の脇には来店客のための傘立ても用意されている。金谷の住宅街に溶け込む佇まいで、通りに面した3階建ての建物は、大井川に架かる橋を渡って旧国道1号を金谷方面へ進むと左手に見えてくる、というのが公式の道案内だ。観光バスの駐車にも対応しているため団体客を受け入れる体制も整っている一方、木戸をくぐって一人でふらりと入る使い方にも向いた構えだと言える。昼どきは黒板の案内どおり11時30分から14時までの営業で、扉の向こうに灯がともるのはこの時間帯に限られる。夜は前日までの予約が必要になるため、ふらりと立ち寄れるのは基本的に昼の時間帯だと考えておいたほうがいい。木戸の向こうに座敷なのかテーブルなのか、店内の構成までは表からうかがい知れないが、玄関先の落ち着いた設えだけでも、この店が急かされずに過ごせる場所であることは伝わってくる。

外観木格子の引き戸・白いのれん
団体対応観光バス駐車可
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POINT05
アクセス・立地 · 島田市

新金谷駅から徒歩5分、大井川鐵道沿いの一軒

和重の最寄り駅は、大井川鐵道の新金谷駅で、徒歩5分の距離にある。新金谷駅は大井川鐵道のSLが発着する拠点の一つで、列車で訪れた観光客がそのまま歩いて立ち寄れる立地だ。JR金谷駅からは徒歩20分とやや距離があるため、電車利用なら大井川鐵道を使うのが現実的だろう。車の場合は新東名高速道路の島田金谷インターから7分というアクセスの良さもある。駐車場は店舗周りに9台、建物東側の第2駐車場に10台と、合わせて19台分を確保しており、観光バスの乗り入れにも対応する。さらに28名乗りの無料送迎サービスも用意されており、団体での利用は事前に相談すれば送迎込みで組み立てられる。SLに乗って新金谷駅で降り、徒歩で和重に向かって食事を済ませ、隣の鮮魚店で土産を買ってから駅に戻る、という半日の動かし方も無理なく成立する立地だ。

最寄り駅大井川鐵道 新金谷駅 徒歩5分
駐車場19台(観光バス可)
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編集部のひとこと
大井川に架かる橋を渡った先、金谷の街に和重はある。鮮魚店と季節料理店を両輪に、昼は定食で、夜は予約制でじっくりと客に向き合う——新金谷駅からSLの汽笛が聞こえてくるこの土地で、二枚看板の店構えは、まさに編集部イチオシの一軒です。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

新金谷駅からSLに揺られてくるにせよ、車で新東名を使うにせよ、和重に行くなら昼の時間帯を軸に予定を組んでおきたい。ランチ営業は11時30分から14時、ラストオーダーは13時30分までと区切られており、この時間を逃すと夜は前日までの予約制に切り替わる。デートや観光の合間に立ち寄るなら、海鮮丼を中心に軽めに済ませるのが動きやすく、家族や仲間との食事なら、すき焼き定食や肉料理を交えてボリュームを出す選び方もできる。一人であれば定食一品でさっと済ませられるし、少人数なら鮮魚店側で土産を選んでから店に入る、という順番も考えられる。所要時間は昼どきなら30分から1時間程度を見ておけば十分で、夜の予約利用ならもう少し余裕を持たせたい。予算は定食を中心にすれば手が届きやすい範囲で収まるが、海鮮丼の特上や肉料理を選ぶと相応の金額になる。店に足を運べない日は、オンラインショップから鮮魚や商品を取り寄せるという選択肢も残されている。定休日は月曜と隔週火曜で、隔週という区切りがある分、出かける前に営業日を数えておくと当てが外れにくい。団体であれば28名乗りの無料送迎も相談できるため、大人数の会合や旅行の一団にも対応しやすい。営業時間や定休日、メニューの内容は変更されることがあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。

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