辛さを自分で決められる、チャーラーメンという一杯
チャー(車)ラーメンの中心にあるのが、店名を冠したチャーラーメンだ。価格は900円で、辛さの強さを注文時に自分で決められるのがこの一杯の最大の特徴になっている。辛いものを控えめに味わいたい日もあれば、汗をかくくらいの辛さを求めたい日もある——その日の気分や体調に合わせて調整できる仕組みは、同じ一杯でも通うたびに違う表情を見せてくれる。国道21号沿いという立地もあって、長距離を運転してきた人や仕事の合間に立ち寄る人が、辛さでシャキッと気持ちを切り替える使い方をしているのも想像しやすい。ラーメンというと醤油や味噌といった出汁の系統で語られることが多いが、この店は辛さの段階そのものをメニューの軸に据えている。醤油ベースか味噌ベースかを迷うより先に、まず辛さの強さを決めるという注文の流れは、国道沿いで手早く食事を済ませたいドライバーにとっても分かりやすい判断基準になる。辛さの段階を自分で選べるという仕組み自体が、この店に何度も足を運ばせる装置になっている。