グルテンフリーの基軸、米粉パンという選択肢
グルテンフリーの店で最も難しいのは、主食をどう提供するかという問題だ。一般的なパンやお米の代わりになる主食を、いかにおいしく、そしていかに満足度高く提供するか——それは、多くの小麦粉を使わない食事の鍵となる。グルテンフリー REZANが選んだのは、「米粉パン」だ。米粉を使ったパンは、通常の小麦粉を使ったパンとは全く異なる食感と風味を持つ。小麦グルテンの粘性がないため、サクサクとした軽い食感になる傾向がある。その特性を、この店はむしろ武器にしている。ランチプレートに付属する米粉パンは、単なる「アレルギー対応パン」ではなく、米という素材の味わいが直に伝わる、ポジティブな存在として設計されている。煮込みハンバーグなどのメニューとの組み合わせの中で、その米粉パンの軽さと香りが、全体のバランスを作り上げているのだ。