マチノワ · 2026年 春号
2026-08-26
MENRAKUYA AGEO

上尾・中妻の住宅街で、
自家製麺を貫くらぁめん麺楽屋。

上尾市中妻、上尾環状線から一本入った住宅地の中に、らぁめん麺楽屋はある。周囲には戸建てとアパートが並び、観光客がふらりと迷い込むような通りではない。だからこそ、この店に来る客の多くは、地元で働く人や、近隣に暮らす家族連れだ。掲げられた看板が示すのは、シンプルに「らぁめん」の二文字。だが中に入ると、製粉会社と共同開発したという独自の麺と、地元の醤油をベースにした合わせだしが、二代目店主の手で丁寧に仕上げられている様子が伝わってくる。ガラス越しに製麺の工程を見ることができる店構えも、この店が麺そのものにどれだけ向き合っているかを物語る。上尾駅や北上尾駅からは少し距離があるぶん、目的を持って足を運ぶ客のための一軒だと言い換えてもいい。きょうは、看板の味玉らぁめんから夏場のつけ麺、店内の過ごし方まで、この一軒の姿を見ていきたい。

副題

ラーメン・つけ麺 / 上尾市中妻 / 自家製麺と手仕込みだしの一杯

編集

マチノワ編集部

ラーメン・つけ麺 / 上尾市中妻 / 自家製麺と手仕込みだしの一杯✦編集部厳選✦MENRAKUYA AGEO✦5 POINTS✦2026年 春号✦ラーメン・つけ麺 / 上尾市中妻 / 自家製麺と手仕込みだしの一杯✦編集部厳選✦MENRAKUYA AGEO✦5 POINTS✦2026年 春号✦
NG-01みなとみらい、昼の海から…NG-02みなとみらい、雨でも濡れ…NG-03桜木町、夜の港を歩くデー…NG-04赤レンガ倉庫から始める、…NG-05大さん橋・山下公園・港の…NG-06馬車道から日本大通りへ、…NG-07関内・日本大通りを歩く。…NG-08山下公園から山手へ、海と…NG-09横浜中華街から港まで、食…NG-10元町から山手の坂を歩く。…NG-11横浜駅、雨の日は地下でつ…NG-12横浜駅、空いた時間を歩く…NG-13野毛、昭和の飲み屋街を歩…NG-14新横浜、新幹線待ちの数時…NG-15新横浜、ライブの前後を歩…NG-16鎌倉、小町通りから八幡宮…NG-17長谷・由比ヶ浜デート半日…NG-18江ノ島、夕陽を追いかける…NG-19鎌倉、雨の日を歩く。濡れ…NG-20川崎、雨でも傘がいらない…NG-21武蔵小杉、子連れで丸一日…NG-22たまプラーザからあざみ野…NG-23箱根湯本で過ごす温泉半日…NG-24小田原、城と海をつなぐ城…NG-25茅ヶ崎、海風をたどって歩…NG-26藤沢、江ノ電の起点をぶら…NG-27横須賀どぶ板通りから始め…NG-28三浦海岸から三崎港へ、海…NG-29港北ニュータウンで子ども…NG-30横浜、初デートの半日コー…NG-31浅草、雷門から川辺まで歩…NG-32上野公園、文化と自然を一…NG-33新宿、余った時間を歩く。…NG-34渋谷から表参道へ、半日デ…NG-36スカイツリー押上・向島 …NG-37銀座から丸の内へ、二人で…NG-38六本木・港区、夜景を上か…NG-39池袋、雨でも一日つぶせる…NG-40東京、雨だからこそ屋内文…NG-41東京、子連れで外さない屋…NG-42東京、初デートの半日コー…NG-43恵比寿・代官山、午後から…NG-44中目黒、目黒川を上流へ歩…NG-45吉祥寺を一日歩く。井の頭…NG-66裏原宿で外さない古着とス…NG-71銀座を歩く、無料の画廊と…NG-75渋谷の週末ブランチ半日コ…NG-76新宿御苑を歩く。緑の中で…NG-77六本木アートトライアング…NG-78丸の内、目利きが選ぶ建築…NG-79表参道、ブランチを歩く朝…NG-80中目黒、朝の目黒川を歩く…NG-81自由が丘、甘い路地を歩く…NG-88豊洲、市場の朝とアートの…NG-90八王子を歩く、玉ねぎラー…NG-102神奈川を週末で歩く。横浜…KS-01梅田から中之島へ、夜景を…KS-02嵐山、渡月橋から竹林を抜…KS-03神戸ハーバーランド、子連…KS-04祇園から清水寺へ、京都デ…CB-01名古屋・栄から大須へ、タ…KS-05難波から道頓堀へ、食い倒…KS-06新世界・通天閣 下町半日…KS-07天王寺・あべの、子どもと…KS-08大阪城公園を歩く。天守閣…KS-09天保山・海遊館 子連れ半…KS-10万博記念公園、子連れで過…KS-11伏見稲荷を歩く。千本鳥居…KS-12きぬかけの路、名刹をつな…KS-13河原町から先斗町へ、鴨川…KS-14宇治、茶の香りを歩く。平…KS-15北野異人館、坂を上って洋…KS-16三宮から南京町、食べて歩…KS-17有馬温泉、湯けむりの坂を…KS-18奈良公園、大仏と鹿のあい…KS-19猿沢池からならまちを歩く…CB-02名駅から則武へ、ものづく…CB-03熱田神宮から水辺へ、半日…CB-04名古屋港、海を見せに行く…CB-05熱海、海へ下る湯けむりの…KY-01天神で立ち寄りたい、地下…KY-02中洲・川端、夕暮れから屋…KY-03大濠公園で過ごす子連れ半…KY-04太宰府、参道から山あいの…KY-05鹿児島・天文館&桜島、火…HK-01札幌の中心を歩く朝さんぽ…HK-02すすきの、灯りを継いで歩…HK-03小樽運河から堺町通りへ、…CG-01広島・平和記念公園、慰霊…CG-02宮島、潮と原始林を歩く。…KT-01川越、蔵の町を歩くさんぽ…G8-01百舌鳥古墳群・大仙公園 …G8-02天神橋筋商店街で立ち寄り…G8-03住吉大社を歩く。反橋から…G8-04銀閣寺から哲学の道を歩く…G8-05二条城・京都御所 半日モ…G8-06姫路城 半日モデルコース…G8-07宝塚で立ち寄りたい花のみ…G8-08城崎温泉、外湯めぐりの夜…G8-09大津、琵琶湖の水辺をたど…G8-10近江八幡・八幡堀を歩く。…G8-11和歌山城・城下半日モデル…G8-12白浜、海の絶景をめぐる。…G8-13名古屋城・本丸御殿 半日…G8-14有松を歩く。絞りの町並み…G8-15三保松原から清水を歩く。…G8-16駿府城・静岡中心 半日モ…G8-17糸島、海とカフェの一日。…G8-18柳川を歩く。掘割の川下り…G8-19函館・元町と夜景 半日モ…G8-20旭川で子連れに立ち寄りた…G8-21尾道を歩く。坂と路地、千…G8-22伊香保温泉、石段街の坂を…G8-23秩父、自然と古社をめぐる…G8-24谷根千を歩く。谷中・根津…G9-01高尾山を歩く。薬王院から…G9-02柴又を歩く。帝釈天の参道…G9-03国営昭和記念公園で一日。…G9-04門前仲町・深川を歩く。八…G9-05箕面大滝へ。紅葉の渓谷を…G9-06四天王寺を歩く。日本仏法…G9-07鞍馬から貴船へ。叡電で抜…G9-08大原・三千院を歩く。苔の…G9-09西宮で立ち寄りたい。甲子…G9-10摩耶山・六甲の夜景。掬星…G9-11斑鳩・法隆寺 半日モデル…G9-12吉野山を歩く。蔵王堂と桜…G9-13犬山城・城下町 半日モデ…G9-14常滑やきもの散歩道を歩く…G9-15浜松・浜名湖で立ち寄りた…G9-16修善寺温泉。竹林の小径と…G9-17小倉城・城下 半日モデル…G9-18宗像大社を歩く。海の正倉…G9-19富良野・美瑛。花畑の丘と…G9-20登別温泉。地獄谷と湯けむ…G9-21鞆の浦を歩く。常夜燈と対…G9-22高野山 半日モデルコース…G9-23比叡山延暦寺を歩く。根本…G9-24富岡製糸場 半日モデルコ…G10-01東寺 半日モデルコース。…G10-02醍醐寺を歩く。五重塔と三…G10-03上賀茂・下鴨を歩く。糺の…G10-04談山神社を歩く。多武峰の…G10-06竹田城跡。天空の城と雲海…G10-07淡路島。明石海峡大橋と花…G10-08びわ湖テラス。山上から望…G10-09紀三井寺と和歌浦を歩く。…G10-10香嵐渓。待月橋ともみじの…G10-11岡崎城 半日モデルコース…G10-12富士宮を歩く。浅間大社の…G10-13大井川・寸又峡。SLと夢…G10-14洞爺湖。火山と湖の絶景め…G10-15知床。世界自然遺産の原生…G10-16霧島神宮を歩く。朱の社殿…SC-01名古屋と愛知県内の接待・…SC-02大阪府の接待・会食、個室…SC-03静岡県の接待・会食に、個…SC-04三重の宴会、座敷・個室・…SC-05名古屋・愛知で宴会・大人…SC-06静岡県の宴会・大人数、座…SC-07個室で食事する、名古屋と…SC-08大阪の個室で食事 個室の…SC-09個室で食事する静岡県の4…SC-10太田市のランチ3軒、蕎麦…SC-11広島のランチ、昼の終わる…SC-12京都のランチ、昼の営業が…SC-13伊勢市のランチ4軒、休み…SC-14長野県のランチ、昼に開く…SC-15名古屋のランチ、東区・中…SC-16大阪のランチ6軒、平日だ…SC-17埼玉のランチ、曜日と営業…SC-18静岡県のランチ6軒 三島…SC-19八王子市のランチ、昼の開…SC-20山口県のランチ、昼の閉ま…SC-21神戸・兵庫の深夜営業6軒…SC-22名古屋・愛知の深夜営業5…SC-23大阪の深夜営業6軒、閉店…SC-24東京の深夜営業、閉店0:…
POINT5

ラーメン・つけ麺。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。上尾市中妻、上尾環状線から一本入った住宅地の中に、らぁめん麺楽屋はある。周囲には戸建てとアパートが並び、観光客がふらりと迷い込むような通りではない。だからこそ、この店に来る客の多くは、地元で働く人や、近隣に暮らす家族連れだ。掲げられた看板が示すのは、シンプルに「らぁめん」の二文字。だが中に入ると、製粉会社と共同開発したという独自の麺と、地元の醤油をベースにした合わせだしが、二代目店主の手で丁寧に仕上げられている様子が伝わってくる。ガラス越しに製麺の工程を見ることができる店構えも、この店が麺そのものにどれだけ向き合っているかを物語る。上尾駅や北上尾駅からは少し距離があるぶん、目的を持って足を運ぶ客のための一軒だと言い換えてもいい。きょうは、看板の味玉らぁめんから夏場のつけ麺、店内の過ごし方まで、この一軒の姿を見ていきたい。

POINT01
自家製麺・製麺技術 · 上尾市

製粉会社と共同開発した、らぁめん麺楽屋の自家製麺

らぁめん麺楽屋の軸になっているのは、製粉会社と共同で開発したという独自の麺だ。ラーメンの種類によって麺を使い分けているといい、スープとの相性を考えたうえで、太さや食感を変えているという。店の一角では製麺の様子をガラス越しに見ることができ、メニュー表にもその工程が紹介されている。麺打ちという工程を、あえて隠さずに見せている。二代目店主が受け継いでいるのは、単なるレシピではなく、麺と向き合う日々の作業そのものだ。無添加にこだわった仕込みを続けているという。ガラス越しに見える製麺の様子を眺めながら順番を待つ時間も、この店を訪れる体験の一部になっている。それでもなお、自家製麺という手間のかかる道を選び続けているところに、この店の姿勢が表れている。

麺製粉会社と共同開発した自家製麺(メニューにより使い分け)
特徴ガラス越しに製麺の様子を見学できる
Google マップで開く ↗
POINT02
醤油ラーメン · 上尾市

地元醤油と青森産卵が支える、看板のコク正油あじ玉らぁめん

看板メニューのコク正油あじ玉らぁめんは、地元の醤油をベースにしたスープに、青森産の卵を使った味付け玉子を合わせた一杯だ。チャーシューには、30年にわたって継ぎ足してきたというタレが使われており、長年の仕込みの積み重ねがそのまま味に表れている。スープは魚介の風味を効かせた合わせだしで、あっさりとした後味に仕上げられているという。醤油ラーメンだけでなく味噌ラーメンも用意されており、その日の気分で選べる幅がある。価格帯は750円前後からと、日常使いしやすい設定になっているのも、この店の性格を表している。近隣の住民にとっては、特別な日だけでなく、普段の食事の選択肢として通える店だ。継ぎ足しのタレのように、時間をかけて積み上げてきたものが一杯のラーメンに凝縮されている——それを味わうのが、この店で食事をする醍醐味だろう。ラーメン一杯の値段からは想像しづらいほどの手間が、実はこの一杯には詰まっている。

看板メニューコク正油あじ玉らぁめん 750円前後
スープ地元醤油ベース・魚介系合わせだし
Google マップで開く ↗
POINT03
つけ麺・季節メニュー · 上尾市

夏の名物、冷やしつけ麺とごまねぎダレの組み合わせ

暑い季節に人気を集めているのが、冷やしつけ麺だ。ごまねぎダレで仕上げるこのつけ麺は、通常のラーメンとは違う涼やかな一杯として、夏場に足を運ぶ理由になっている。自家製麺の食感は、つけ麺として食べたときにより際立つといい、麺そのものの存在感を楽しみたい人に向く一品だ。サイドメニューも充実しており、ねぎみそバターや、チャーシュー丼、軟骨ギョーザといった一品が揃う。ラーメン一杯で終わらせず、副菜を足して食事の満足度を上げるという楽しみ方もできる。テイクアウトにも対応しているため、忙しい日の夕食を持ち帰るという使い方も可能だ。季節ごとに限定メニューが登場することもあるという。定番のらぁめんと季節のつけ麺、両方の顔を持っていることが、この店の懐の深さになっている。夏には、冷やしつけ麺を目当てに訪れるのもいい。

季節メニュー冷やしつけ麺(ごまねぎダレ)
サイドメニューねぎみそバター・チャーシュー丼・軟骨ギョーザ
Google マップで開く ↗
POINT04
店内空間・利用シーン · 上尾市

全席禁煙、和の空間で過ごす落ち着いた時間

店内は、カウンターを中心とした和風の造りで、ゆったりとした広さが確保されている。全席禁煙のため、小さな子ども連れでも入りやすい環境が整っているのも、この店の特徴のひとつだ。Wi-Fiも完備されており、一人でふらりと立ち寄って、ラーメンを食べながら少し休憩するという使い方もしやすい。カウンター席が中心の造りは一人客にとって入りやすく、家族やグループであっても、テーブル配置次第で対応できる余地がある。地元の生活の延長線上にあるような落ち着いた空気が漂う店内で、常連客の姿が目立つのも納得できる。仕事の合間や、買い物帰りに立ち寄るような、日常の一コマとして機能している店だ。麺とスープに集中できる、静かな時間を過ごせる場所だと言えるだろう。支払いは現金のほか、PayPayやau PAYといったキャッシュレス決済にも対応しており、会計をスムーズに済ませられるのも地味にありがたい。テーブルを回す忙しなさよりも、一人ひとりが麺と向き合う時間を大事にしているような、そんな空気が流れている店だ。

客席カウンター中心、全席禁煙
設備Wi-Fi完備・テイクアウト対応
Google マップで開く ↗
POINT05
アクセス・立地 · 上尾市

上尾環状線沿い、車での来店が便利な立地

らぁめん麺楽屋があるのは、上尾市中妻、上尾環状線沿いのエリアだ。周辺には住宅地が広がっており、駅からはやや距離があるため、車での来店が中心になる立地だ。駐車場は8台分が用意されており、家族連れやグループでの来店にも対応しやすい。上尾市内を車で移動する生活圏のなかで、ふと立ち寄れる位置にあることが、この店の強みになっている。営業時間はランチが11時30分から15時、ディナーが18時から21時台にかけてで、月曜が定休日となっている。曜日によって営業時間が前後することもあるため、事前に確認しておくと安心だ。ランチとディナーの両方の時間帯で営業しているため、昼の食事にも、夜の食事にも使える。上尾駅や北上尾駅周辺で過ごした帰りに、車で少し足を延ばして訪れる使い方もできる。住宅地の中にひっそりと構える店だからこそ、事前に場所を調べてから向かうと迷わずに済む。電話での問い合わせも受け付けているので、行き方に迷ったときは連絡してみるのも手だ。

所在地埼玉県上尾市中妻2-13-23(上尾環状線沿い)
駐車場8台
Google マップで開く ↗
編集部のひとこと
らぁめん麺楽屋は、上尾市中妻の住宅地に根を張る一軒だ。製粉会社と共同開発した麺、30年継ぎ足しのチャーシュータレ——積み重ねてきた時間が、一杯のらぁめんとつけ麺に表れている。上尾で麺を求めるなら、覚えておきたい店だ。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

上尾環状線から住宅地に一本入った先に店を構えているぶん、地図を確認してから向かうと迷わずに済む。車での来店が基本になる立地なので、8台分の駐車場があるとはいえ、昼どきや週末は埋まっている可能性も頭に入れておきたい。一人での来店なら、カウンター席で看板のコク正油あじ玉らぁめんを味わうのがしっくりくる。家族連れなら、全席禁煙の落ち着いた空間で、チャーシュー丼や軟骨ギョーザを添えて食事の満足度を底上げする楽しみ方もできる。夏場に訪れるなら、冷やしつけ麺という選択肢も覚えておくといい。所要時間は、らぁめん一杯であれば30分ほど、サイドメニューを添えても1時間かからずに食事を終えられるだろう。価格帯は750円前後からと手頃で、日常使いしやすい店だ。テイクアウトにも対応しているため、忙しい日は持ち帰って自宅で食べるという使い方もできる。営業時間や定休日は変わることがあるため、来店前に最新情報を確かめておきたい。上尾市中妻という住宅地のなかで、麺づくりに向き合い続けている一軒。その丁寧さを、実際の一杯で確かめてほしい。

関連記事

次に読む、街ガイド。