マチノワ · 2026年 春号
2026-09-16
MARUKOU HOSHIKAWA KUMAGAYA

熊谷市星川、二代目が継ぐ食堂
まるこうの黄色いロースカツカレー

JR高崎線の熊谷駅から歩いて8分、秩父鉄道の上熊谷駅からなら5分ほどの距離に、星川という古くからの住宅地が広がっている。目抜き通りを一本外れると道は一方通行に細くなり、昔ながらの商店と住宅が並ぶ落ち着いた一角になる。その通り沿いに、うなぎの文字を掲げた看板と昭和の建物のまま営業を続ける食堂がある。店の名はまるこう。先代の父が始めた店を、いまは二代目の店主が受け継いでいる。看板メニューはロースカツカレーで、昔ながらの黄色いルーが特徴だ。カレーのほかにソースカツ丼やうなぎも提供しており、和食の定食屋としての幅を持つ。開店の11時半には席が埋まり始めるほど、地元での支持は厚い。熊谷という街で、何十年と続く食堂の時間を確かめたい人に向く一軒だ。

副題

とんかつ・カレー・うなぎ / 熊谷市星川 / 昼夜使える老舗食堂

編集

マチノワ編集部

とんかつ・カレー・うなぎ / 熊谷市星川 / 昼夜使える老舗食堂✦編集部厳選✦MARUKOU HOSHIKAWA KUMAGAYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦とんかつ・カレー・うなぎ / 熊谷市星川 / 昼夜使える老舗食堂✦編集部厳選✦MARUKOU HOSHIKAWA KUMAGAYA✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

とんかつ・カレー・うなぎ。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。JR高崎線の熊谷駅から歩いて8分、秩父鉄道の上熊谷駅からなら5分ほどの距離に、星川という古くからの住宅地が広がっている。目抜き通りを一本外れると道は一方通行に細くなり、昔ながらの商店と住宅が並ぶ落ち着いた一角になる。その通り沿いに、うなぎの文字を掲げた看板と昭和の建物のまま営業を続ける食堂がある。店の名はまるこう。先代の父が始めた店を、いまは二代目の店主が受け継いでいる。看板メニューはロースカツカレーで、昔ながらの黄色いルーが特徴だ。カレーのほかにソースカツ丼やうなぎも提供しており、和食の定食屋としての幅を持つ。開店の11時半には席が埋まり始めるほど、地元での支持は厚い。熊谷という街で、何十年と続く食堂の時間を確かめたい人に向く一軒だ。

POINT01
とんかつ・カレー · 熊谷市星川

昭和から続く黄色いルー、看板のロースカツカレー

まるこうの看板メニューは、ロースカツカレーだ。ルーは昔ながらの黄色いカレーで、専門店が主流になった今の熊谷では珍しい、食堂由来の味を守り続けている。カレーのほかにメンチカツカレーやチキンカツカレーもあり、揚げ物とカレーを組み合わせた丼物が品書きの中心になっている。とんかつを主役にした単品や、ソースカツ丼などの丼物も用意されており、揚げ物を軸にした定食屋としての土台がしっかりしている。派手な創作を加えるのではなく、先代から続く配合と手順をそのまま守ることに重きを置いている店だ。黄色いルーという色そのものが、昭和の食堂の記憶を思い出させる。カレーライスという一皿に揚げたてのカツを乗せるだけの単純な組み合わせだからこそ、ルーの配合と揚げ物の仕上がりの両方に店の技術が表れる。ロースカツカレーを一皿食べれば、この店の基準がそのまま伝わってくる。とんかつ単品を頼んでキャベツと一緒に味わうか、カレーをかけて丼のように仕上げるかは、その日の気分次第で選べる幅でもある。

看板メニューロースカツカレー(昔ながらの黄色いルー)
揚げ物メニューメンチカツカレー・チキンカツカレー・ソースカツ丼
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POINT02
店主・成り立ち · 熊谷市星川

先代の父から二代目へ、変わらない味を継ぐ食堂

まるこうは、先代である父が創業した店を、いまは二代目の店主が引き継いで営んでいる。代替わりをしても、掲げているのは同じ屋号と同じ黄色いルーのカレーで、味そのものを大きく変える選択はしていない。厨房を担う店主と、接客にあたる奥さんの二人体制で店を回しており、常連客の顔なじみになるような、家族経営ならではの距離の近さがある。チェーン店のようにレシピが本部から降りてくるわけではなく、代々受け継がれてきた手順がそのまま今の一皿になっている。星川という住宅地の中で、何十年も同じ場所で営業を続けてきたことも、この店の信頼の土台になっている。新しい客を大きく呼び込むための宣伝をするよりも、通い続けてくれる地元の客との関係を大切にしてきた店だ。二代目に代替わりしてなお、開店直後から席が埋まるという人気が続いているのは、その積み重ねの結果と言える。味を守るという選択は地味に見えて、実際には毎日同じ手順を繰り返す根気が要る仕事だ。まるこうの黄色いルーが変わらず出てくることは、その根気がいまも続いている証でもある。

経営先代(父)創業・現在は二代目が継承
体制店主と接客担当の二人体制
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POINT03
うなぎ・丼・ラーメン · 熊谷市星川

カツカレーだけじゃない、うなぎまで並ぶ品書きの幅

まるこうの品書きは、とんかつとカレーだけにとどまらない。看板には、うなぎの文字が大きく掲げられており、うな丼などの鰻料理も選択肢に入っている。カレーやとんかつと並んでうなぎまで出す店は今では珍しく、和食の食堂として幅広い客層の注文に応えられる構成になっている。ラーメンを含む麺類も用意されており、揚げ物の気分ではない日でも選べる余地がある。価格帯はランチが1,000円前後、夜は2,000円台からとされ、昼と夜で使い方を変えられる設計だ。一人でさっと済ませるランチにも、少し腰を据えて食べる夜の一食にも対応できる。メニューの選択肢が多いぶん、家族や友人と一緒に入っても、それぞれが違う一皿を選べるのも使いやすさにつながっている。品書きの詳細な内容や価格は変わることがあるため、来店前に電話で確かめておくと確実だ。揚げ物が続いた翌日は麺類で軽く済ませ、休日にはうなぎで少し贅沢をする、というように一つの店を用途で使い分けられるのも、この幅の広さがあってこそだ。

メニューの幅とんかつ・カレー・うなぎ・ラーメン
価格帯ランチ1,000円前後・夜2,000円台〜
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POINT04
店内空間・座席 · 熊谷市星川

1階23席・2階40席、団体にも一人にも対応する広さ

まるこうは、1階に23席、2階に40席を備え、合わせて63席という規模を持つ食堂だ。個人経営の店としては座席数が多く、ランチタイムの回転を支える土台になっている。一人で手早く食べることもできれば、2階の席を使って家族や職場の集まりで利用することもできる規模感だ。開店の11時半と同時に席が埋まり始めるという評判どおり、昼どきは混み合いやすい時間帯がある。混雑を避けたいなら、開店直後よりも少し時間をずらして訪れるか、夜の時間帯を選ぶのも一つの手だ。建物自体は昭和から続く趣を残しており、内装の派手さで見せる店ではなく、長年通ってきた客が居心地よく座れる作りになっている。大人数の集まりから一人の食事まで、幅広い使い方を受け止められる座席数が、この店を長く支えてきた理由のひとつだ。階段を上がった2階の座席は、1階の厨房前とはまた違う落ち着きがあり、腰を据えて食事をしたい客にも向いている。

席数63席(1階23席・2階40席)
混雑開店11:30直後から埋まりやすい
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POINT05
アクセス・周辺 · 熊谷市星川

上熊谷駅から徒歩5分、一方通行の通り沿いという立地

最寄り駅は秩父鉄道の上熊谷駅で、まるこうまでは徒歩5分ほど。JR高崎線の熊谷駅からでも徒歩8分から10分の距離にあり、電車での立ち寄りやすさは悪くない。店の前の通りは一方通行になっているため、車で向かう場合は進入できる方向が限られる点に注意しておきたい。星川という一帯は熊谷駅の北側に広がる古くからの住宅地で、幹線道路の喧騒から一本入った落ち着いた雰囲気を持つ。営業は水曜から日曜・祝日で、時間は昼が11時半から14時、夜が17時半から20時までの二部制。月曜と火曜は定休日となっている。営業時間や定休日は変わることがあるため、遠方から向かうなら電話を一本入れておくと確実だ。電話番号は048-522-1797。熊谷駅周辺で観光や用事のついでに立ち寄るにしても、星川という住宅地そのものを目的地にするにしても、営業日を確認してから向かえば無駄がない。車を使わないなら、上熊谷駅と熊谷駅のどちらからでも歩ける距離なので、電車の時刻を気にしすぎず立ち寄れるのもこの立地の利点だ。

最寄り駅秩父鉄道 上熊谷駅 徒歩5分
営業時間水〜日・祝 11:30-14:00/17:30-20:00(月火定休)
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編集部のひとこと
先代から受け継いだ黄色いルーのカレーと、看板に掲げたうなぎ。星川の住宅地で二代目が守り続ける食堂の時間は、熊谷という街の日常そのものだ。派手さより、続けてきた手順で勝負する店。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

上熊谷駅から歩くか、熊谷駅から少し足を延ばすか。まるこうへの行き方は二通りあるが、どちらを選んでも星川の住宅地に着けば、うなぎの看板がすぐに目に入る。何を頼むか迷ったら、看板のロースカツカレーで店の基準を確かめるのが分かりやすい。とんかつやうなぎ、ラーメンまで幅がある品書きなので、二回目以降は気分に合わせて選び直せる。一人でふらりと入っても、2階の席を使えば少人数のグループでも収まる63席の広さがある。所要時間は注文から食べ終えるまで30分から40分ほどを見ておけば十分だ。予算はランチなら1,000円前後、夜は2,000円台からとされている。開店の11時半と同時に席が埋まり始めるという評判どおり、昼どきは早めの来店か、時間をずらす工夫をしておきたい。店の前の通りは一方通行なので、車で向かうなら進入方向にも注意が要る。営業は水曜から日曜・祝日、月曜と火曜は定休日。時間や定休日は変わることもあるため、出かける前に電話で確かめておくと安心だ。電話番号は048-522-1797。星川という住宅地に根付いてきた食堂の時間を、熊谷駅周辺の予定に組み込んでみてほしい。

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