マチノワ · 2026年 春号
2026-09-05
PENGUIN SHOKUDO YASUDAMACHI

富山市安田町にともる灯り、
手作り惣菜で迎えるぺんぎん食堂

富山市安田町は、富山駅から少し離れた住宅街の一角にある、生活の匂いが色濃く残るエリアだ。商店や個人宅が並び、観光の賑わいとは無縁の落ち着いた通りが続く。その一角、雑居ビルの1階に灯る一軒が、煮込みと惣菜の店 ぺんぎん食堂だ。元学校給食の調理員として働いていたオーナーが、働くママの力になりたいという思いから開いた店で、女性スタッフだけで切り盛りされている。カウンター中心の小さな空間には、土日祝なら15時から一杯やれる時間帯も用意され、日替わりの手作り惣菜を1品から買って帰ることもできる。夜は近所の常連が肩を並べ、昼は買い物帰りの人がふらりと立ち寄る――そんな二面性を持つ食堂として、安田町の暮らしに溶け込んでいる。看板を大きく掲げているわけではないが、店の前を通れば惣菜が並ぶ自動販売機がまず目に入り、それが道行く人の足を止めるきっかけになっているようだ。

副題

惣菜居酒屋・安田町エリアの昼飲みとテイクアウト

編集

マチノワ編集部

惣菜居酒屋・安田町エリアの昼飲みとテイクアウト✦編集部厳選✦PENGUIN SHOKUDO YASUDAMACHI✦5 POINTS✦2026年 春号✦惣菜居酒屋・安田町エリアの昼飲みとテイクアウト✦編集部厳選✦PENGUIN SHOKUDO YASUDAMACHI✦5 POINTS✦2026年 春号✦
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POINT5

惣菜居酒屋・安田町エリアの昼飲みとテイクアウト。

編集部が選んだ5つのポイントを順にご紹介します。富山市安田町は、富山駅から少し離れた住宅街の一角にある、生活の匂いが色濃く残るエリアだ。商店や個人宅が並び、観光の賑わいとは無縁の落ち着いた通りが続く。その一角、雑居ビルの1階に灯る一軒が、煮込みと惣菜の店 ぺんぎん食堂だ。元学校給食の調理員として働いていたオーナーが、働くママの力になりたいという思いから開いた店で、女性スタッフだけで切り盛りされている。カウンター中心の小さな空間には、土日祝なら15時から一杯やれる時間帯も用意され、日替わりの手作り惣菜を1品から買って帰ることもできる。夜は近所の常連が肩を並べ、昼は買い物帰りの人がふらりと立ち寄る――そんな二面性を持つ食堂として、安田町の暮らしに溶け込んでいる。看板を大きく掲げているわけではないが、店の前を通れば惣菜が並ぶ自動販売機がまず目に入り、それが道行く人の足を止めるきっかけになっているようだ。

POINT01
惣菜・テイクアウト · 富山市安田町

日替わり8種、100円からの手作り惣菜

ぺんぎん食堂の中心にあるのは、日替わりで8種類ほど並ぶ手作り惣菜だ。地場産の食材と旬の野菜を使い、店内で仕込む惣菜は、1品100円から500円程度という手に取りやすい価格で並ぶ。まとめ買いをしなくても、1品だけ買って帰れるのがこの店の懐の深いところだ。定番として通年で並ぶポテトサラダは500円、じっくり煮込んだモツ煮も500円と、財布に優しい値付けが続く。揚げ物は6種類ほど用意されており、注文を受けてから揚げ始めるため、持ち帰る頃には5分から10分ほどでできたてのまま渡してもらえる。仕事帰りに1品だけ買い足す使い方も、家族の食卓に添える一品として選ぶ使い方も、どちらも成立するのがこの惣菜の強みだ。店の前には惣菜と煮込み料理を並べた自動販売機も設置されており、営業時間外でも買い物ができる仕組みが整えられている。海鮮を使った惣菜から揚げ物まで幅を持たせており、酒のつまみとしても、ご飯のおかずとしても成立している。日替わりという性格上、同じ品に毎回出会えるとは限らないが、その日その日の顔ぶれを覗きに行く楽しみもある。

惣菜価格帯100円~500円程度・1品から購入可
人気惣菜ポテトサラダ・モツ煮(各500円)
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POINT02
運営コンセプト · 富山市安田町

元給食調理員のオーナーが掲げる「働くママの店」

この店を切り盛りするのは、女性スタッフだけのチームだ。オーナーは学校給食の調理員として長く現場に立ってきた経験を持ち、その経験を活かして、働くママが頼れる店になることを目指してぺんぎん食堂を開いた。給食で培った、栄養バランスや食べやすさへの目配りが、日々の惣菜づくりの土台になっている。話題性で客を集めるのではなく、毎日の食卓に自然に並ぶような料理を、丁寧に作り続けることに軸足を置いているのが伝わってくる店だ。店名の「ぺんぎん」は店長のニックネームに由来し、看板にもペンギンのイラストがあしらわれている。テイクアウト用のプラ容器にも同じイラストのシールが貼られ、買った惣菜を持ち帰るときにもこの店らしさが目に入る。女性が一人でも入りやすい空気があるのも、この店の特徴だ。老若男女が一人でも気軽に立ち寄れる店という評判は、こうした運営姿勢の積み重ねから生まれているようだ。誰かに連れられて来た客が、次は一人でふらりと戻ってくる――そういう循環がこの店にはある。

運営女性スタッフのみで運営
店名由来店長のニックネーム「ぺんぎん」
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POINT03
フード・ドリンク · 富山市安田町

刺身からハイボールまで、瓶ビールにこだわる酒場メニュー

テイクアウトの惣菜だけでなく、店内で腰を据えて飲める居酒屋としての顔も持っているのがぺんぎん食堂だ。フードは煮卵やとろたく盛り、刺身など約58品が揃い、海鮮を使った品から揚げ物まで幅広くカバーする。ドリンクは53品を数え、なかでもビールは瓶ビールのみを置くというオーナーのこだわりが貫かれている。缶や生ビールに頼らず瓶で通す姿勢は、この店の酒への向き合い方を象徴している。ハイボール各種も揃い、惣菜をつまみながら飲むのにちょうどいい組み合わせが見つかる。品数の多さに対して価格帯は落ち着いており、気軽に何品か頼みながら過ごせるのもこの店の使いやすさだ。惣菜屋としての顔と、酒場としての顔を両方持っているからこそ、目的の違う客が同じカウンターに並ぶ光景が生まれている。テイクアウトの惣菜を先に注文しておき、それができあがるまでの間だけ店内で一杯やる、という使い方もできる自由度の高さが、この店の懐の深さを物語っている。

フード約58品(煮卵・とろたく盛り・刺身など)
ドリンク約53品・瓶ビールのみ取り扱い
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POINT04
店内空間・営業時間 · 富山市安田町

カウンター中心の小さな空間、昼過ぎから開く扉

店内はカウンターを中心にした造りで、ボックス席が一つ添えられている程度の、こじんまりとした空間だ。大人数での宴会向けというよりは、一人か少人数でゆっくり過ごすのに合った規模感になっている。営業時間は平日が17時から22時、土日祝は15時からと早めに扉が開くのも特徴だ。仕事が休みの日の昼過ぎから一杯やりたいとき、この早い開店時間はありがたい選択肢になる。定休日は月曜日と水曜日で、訪れる曜日はあらかじめ確認しておきたい。カウンター越しに女性スタッフと言葉を交わしながら過ごす時間は、賑やかな居酒屋とは違う落ち着きがある。仕事帰りに一人でふらりと立ち寄る客も、休日の昼から友人と待ち合わせる客も、同じカウンターの中で無理なく過ごせる空気が作られている。安田町の住宅街に溶け込む外観のため、初めて訪れる際は自動販売機を目印にすると見つけやすい。

営業時間平日17:00~22:00・土日祝15:00~22:00
定休日月曜日・水曜日
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POINT05
アクセス・関連店舗 · 富山市安田町

弁当・オードブルの予約と、2階の姉妹店つぶ屋

ぺんぎん食堂は住所でいうと富山市安田町1-10の1階にあり、電話での問い合わせは076-471-5155で受け付けている。日々の惣菜だけでなく、まとまった注文にも対応しており、弁当は昼間限定で5,000円から、オードブルは3,000円から予約できる。5,000円以上注文すれば市内への配送も無料になるため、職場の集まりや自宅での会食にも使いやすい。同じ建物の2階には、姉妹店にあたる「つぶ屋」が営業しており、昼10時から16時まで、日曜と月曜を定休日として開いている。1階と2階で営業時間帯が異なるため、訪れるタイミングによって使い分けられるのもこの一角の面白さだ。駐車場は店舗専用のものがなく、近隣のパーキングを利用する形になる。車で訪れる場合は、あらかじめ周辺の駐車スペースを調べておくと当日の動きがスムーズになる。電話のほかメールでも問い合わせを受け付けており、まとまった数の弁当やオードブルを頼みたいときは、日程に余裕を持って相談しておくと当日慌てずに済む。1階と2階、あわせて一つの建物でランチからディナー、深夜近くまでをカバーしている点も、この一角ならではの使い勝手の良さだ。

弁当・オードブル弁当5,000円~(昼限定)・オードブル3,000円~/5,000円以上で市内配送無料
住所・電話富山市安田町1-10 1F・076-471-5155
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編集部のひとこと
ぺんぎん食堂は、富山市安田町で女性スタッフだけが切り盛りする惣菜居酒屋。元給食調理員のオーナーが作る日替わり惣菜と、瓶ビールへのこだわりが静かに効いている。安田町で惣菜と一杯を探すなら、まず思い出したい一軒だ。
マチノワ編集部
編集後記末

最後に、歩き方。

一人で寄るか、弁当をまとめて頼むかで、ぺんぎん食堂の使い方は大きく変わってくる。仕事帰りに一人で寄るなら、カウンターに座って刺身やとろたく盛りをつまみながら、瓶ビールかハイボールを一杯傾けるのがこの店らしい過ごし方だ。所要時間は30分から1時間ほど、予算は惣菜数品と酒を合わせても手頃な範囲に収まる。休日の昼から動きたい日は、土日祝15時の開店に合わせて訪れれば、まだ空いているカウンターでゆっくりできる。惣菜だけを買って帰りたいときは、日替わりの8種類から気になるものを1品からでも選べるので、ポテトサラダやモツ煮を夕食に添えるといった軽い使い方もできる。職場や自宅での集まりがあるなら、弁当やオードブルを事前に電話予約しておくのが確実だ。5,000円以上の注文なら市内配送も頼める。営業時間や惣菜の内容は日によって動くことがあるため、来店前に電話で確認しておくと当日の動きに迷いがない。月曜日と水曜日は定休日にあたる点も忘れずに。安田町という住宅街に根づいた一軒として、特別な日ではなく、日々の暮らしの中で思い出してほしい店だ。

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