三重県産の錦爽どりと、2週間寝かせる自家製ミソだれ
きまっちゃんの軸は二つある。鶏と、たれだ。鶏は三重県産の錦爽どり。店が勧める最初の一皿は若どりのもも・むねで、プリプリという言葉が公式の説明にそのまま使われている。部位はそこから広がっていく。ヒネどり、砂肝、肝、皮、くび、はらみ。ヒネどりは筋肉質で歯ごたえがあり、噛むほどに旨みが出る鶏として、若どりとは別の役割で置かれている。もう一方のミソだれは、赤味噌をベースに数種の素材を合わせ、2週間じっくり寝かせて作られる。狙いはコクで、ごはんにも酒にも寄っていく濃さに調整されている。このたれには使い方の続きがあって、焼き上がった肉を、小皿に用意されたミソだれにもう一度くぐらせる。一度目は下味、二度目は仕上げ。二回つけることを前提に組まれた味付けだから、白いごはんを頼む前提で品書きを眺めたほうがいい。味付けは塩も選べるので、砂肝や皮は塩、ももはタレ、といった振り分けもできる。