魚市場・自家農園・酒問屋。仕入れ先を分けて支える食材の土台
お食事処 本山の料理を支えているのは、複数のルートに分かれた仕入れ体制だ。魚は毎日、魚市場から新鮮なものを仕入れ、野菜は自家で持つ2,700坪の農園と青果市場の両方から調達している。肉は肉問屋、酒は酒問屋からそれぞれ確保しており、一つの卸に頼らず品目ごとに仕入れ先を分けているのが特徴だ。飲み物では、鹿児島から直送させているこだわりの芋焼酎も用意されている。食材を市場や自家農園から直接集める体制を敷いているからこそ、リーズナブルな価格とボリュームのある料理を、人数の多い宴席でも提供できる。法事や歓送迎会のように大人数で長時間過ごす席では、一皿ごとの単価だけでなく、全体としてどれだけ満足感のある食事を用意できるかが問われる。本山はその土台を、仕入れ先を分業させることで作ってきた店だと言える。自家農園を持っているという点は、野菜の鮮度と量を安定して確保するうえで、この規模の店にとって大きな意味を持つ。